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COINの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] スローペース
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出会った時から、

それは決まっていたんだ、と。
思う。


初めて君と擦れ違ったあの廊下で
今でも君と僕、ふたり。

手を繋ぐ事も出来ないまま
こそばゆい気持ちで言葉を交わして。

意地っ張りな君と
不器用な僕。

それでもいい、君となら。

大丈夫、きっと僕たち
なんやかんやで互いに互いを気にしながら。

意味も無く、確実に。
すこしずつ進んでいっている。


だから、このままで。

君とふたり、ふたり。

ゆっくり、ゆっくり、恋をして。


2007/11/20 (Tue)

[2] ほどけたくつひも
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僕の靴の靴紐はよく解ける。


「靴紐、解けてる」

直さないんじゃないよ。
君に直してもらうのが、

好きなだけ。


呆れながら小さく笑って
靴紐を縛ってくれる君の顔が

なんだかお気に入り。


靴を履く度、紐はいつも

ちょっとだけ、ちょっとだけ緩めに
不格好なりぼんの形にして。

そんな小さな秘密は、
もうすこし
悪戯なこころに隠したまま。

2007/11/20 (Tue)

[3] 無自覚
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僕の心臓は今も、ほら

どき
どき
どき

早鐘を打っているのに


どうして、君は
目の前で。

くだらない事を話して、

やわらかく、笑って。


「好き」な気持ちが
加速するのは
きっと、

無自覚な、君のせいだよ。

2007/11/20 (Tue)

[4] 今、心から思うこと。
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君が何に怯えて
何に傷付くか、なんて。

きっと僕は、
わかっていないんだろう。


でも
もっと、頼ってほしいんだ。

君の周りにある
優しさに、温もりに、

もっと、甘えてほしいんだ。


「血を見ると、安心する。」


君は、いうけれど。


自分を傷付けようとする、
その手を、とめて。

すこしだけ、深呼吸して。

そして、
君を見守るほのかな笑顔。

それに気付いた君がいつか、


安心できる日が、くるといい。

2007/11/20 (Tue)

[5] ごめん。
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落ち込んでいるなら。


「元気だよ」
なんて、

無理に笑わないで、いいのに。


ごめんね、
抱きしめてあげる事しか
出来ないんだ。

ねぇ、どうすれば
君の笑顔を見られるのかな。


わからなくて、ごめん。


2007/11/21 (Wed)

[6] きみのなみだ
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俯いた君の目尻から、

つ、と
しずかに、きれいに

透明な雫が、頬をつたった。


僕はきっと
最低な奴、なんだろうな。


その君の涙をみて、

きれいだと、思うなんて。

2007/11/22 (Thu)

[7] 星がひとつも見えない夜
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星がひとつも見えない夜。

その日はとても寒かったけれど、
しん、とした静寂が
やけにさびしくて。

そっとベランダの窓を開けた。


暖かかった部屋に
ゆっくりと、
ゆっくりと、
浸透していく冷たい空気に

ちょっとだけ、
泣きそうになった。


ぬるい空気につつまれて
静寂に耳を傾けてみれば、

君のやさしい囁きが、
聞こえた気がして。

なんだか余計に、涙を誘った。


君に会いたい、逢いたい。

声をきいて、ふれて、
温もりを確かめて。

いっそひとつになるくらいに
つよく、抱きしめたい。


君が愛しい。
そんな、ひとりの夜。

星がひとつも見えない夜。

2007/11/22 (Thu)

[8] 世界でいちばん
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僕は、今
世界でいちばん、
幸せなんだと思うんだ。

だって、君がとなりで
世界でいちばんの笑顔を
浮かべているから。


君と僕の
世界でいちばん、は

ずっと、ずっと、
共鳴している。


君の笑顔のおかげで僕が、

世界でいちばんの
幸せ者になれる。

そんなぜいたくな時間の中で
君をいとおしい、と
あらためて思った。


だいすきな君の幸せも
僕と同じであるといい。

そうしてこれからも僕の隣で

世界でいちばんの、
笑顔をみせて。

2007/11/23 (Fri)

[9] 君との、12/25
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あたりが暗く染まりはじめて。

いつもよりも少し
いそぎ足で、浮足立って、
君の所へむかう僕。


聖なる夜に訪れる
あまい、あまい雰囲気に

たまには、
便乗したって良いだろう?


はぁ、と白い息を夜空に溶かし。
インターホンを押す指にも
心なしか、力がこもって。

マフラーも巻かずに出てきた君の、
ほら、その笑顔が。
笑顔と、ぬくもりが。

ほしかったんだよ。


ねえ。
きにいって、くれる?

君のポケットにこっそり忍ばせた
ちいさな、ちいさなプレゼント。


僕から君へ、シンプルな指輪を。
君から僕へ、あたたかなキスを。

ホワイトクリスマスなんかじゃなくたって
雪よりも、君がきれいだから。

君が何よりも愛しいから。


これが、僕達のクリスマス。

この何よりも大きな幸せには
きっと、きっと

サンタも顔負けなんだろうな。

2007/12/26 (Wed)

[10] こんなにも、
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「だいすき」だ、と。

何度言っても
足りないくらいに、

君が
君のことが

すきで、すきで、すきで。

愛おしくて、仕方がない。



いろいろな君を見て。
いろいろな君にふれて。

君のすべてをいつのまにか

「恋」なんかじゃなく、
「愛」していて。


ふかいふかい難しさに
僕はちっとも、気付かなかった。

ただ、好きでいた。


心が痛かったり、
寂しかったり、

すきになること、が
こんなにも。


君が居ることに安堵した心は
とっくに君に、堕ちていたんだ。


君のすべてが愛おしい。
君のすべてが欲しい。

わがままな考えを
おさえられないくらい、

僕は、愛におぼれている。

いっそ、忘れたい。
この甘くて苦い切なさを。

でも、忘れたくない。

だって。
僕は、君が、

君のことが、こんなにも。

2007/12/28 (Fri)
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