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箕喪 木陰の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 私の居場所はどこですか
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空を見てたら 鳥が飛んでいて
川を眺めていたら 魚が泳いでいた


周りを見渡せば人がいて
街を歩けば誰もが私を横切っていく


部屋に戻れば誰もいなくて
一人ベット身を投げた


学校へ行ってみれば
笑い声が校舎に響き


その中には 私はいない


誰もが私の横を通りすぎ
まるで私は透明人間

誰もがきずかぬこの場所で

私は独り生きてゆく


いくら叫んでもきずかれず
いくら言葉で伝えても

その声は誰にも聞こえはしない


なら それでいいんだ


いくら言っても 伝えても
わかってはくれない人たちに


いくら話を説いたって
わかるわけがないんだから


それでも私は歩きましょう

私の求める場所を探して


後ろを向いていたって
見つかりはしない


さぁ進もう


私の居場所を探す旅へ

2007/01/07 (Sun)

[2] 傷ついても、どうか・・・・
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心に咲いた花
君の花は何色―――?


傷ついた花びら 一枚一枚はがれて
何もない空間を 涙のように散ってゆく


涙を流した分だけ 人は強くなり

誰かを傷つけた分だけ


人は痛みと苦しみを知る


割れてしまったコップは
いくらもとの形に戻そうとしても


割れた跡は残ってしまうように


いくら記憶が薄れても
そのときに味わった痛みは


傷のように残ってる


人には色があって
自分の色は自分にはわからない


心の中に生まれる花
君の種は何色―――?


あなたの手でまいた種
あなたという大地に


どんな花を咲かす―――?


まだつぼみがひらかないのなら
ならば育てましょう


愛を込めて 大切に


花が咲いても

枯れるまで・・・・・・・・・

2007/01/07 (Sun)

[3] ちいさな いのち
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ありさんは


今日もひたすら    はたらきます


さむいさむい    冬をこすために


わっせわっせと    はたらきます


こんな小さな命たちも


一日 一日 を 生きるために


一生けんめい  はたらいています



  だから
 


ふまないでください



ありさんも  ふまれたらいたいです


すこし 気をくばってくれるだけでいいのです


  
ありさんも




一生けんめい    生きているのです

2007/01/10 (Wed)

[4] 私の想い
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心がこんなにも拒んでいるのに


あなたは無理に
引き込もうとするんですね


みんなには私の気持ちは

わかるはずないんですよね


「人」っていうのは支えあうって

よく言いますよね


でも今の私には
とても信じられないんです


この世界の「友情」だの
なんだのって


偽りだと思ってしまうくらい


私は 私の心は

病んでいるのです


きっとこの苦しみは
実際にその現状に立ち会って見ない限り


誰にもわからないんでしょうね


でも

少しでも痛みを理解してくれる人が
一人でも近くにいたら


これほどの幸せはないんでしょうね


でもきっと私は

そのことさえ偽りと
感じてしまうかもしれない


そしたら私は

闇の中へと姿を隠し

羽根をのばすとしましょうか


のばせるだけ羽根をのばし

いつしかこの空を


痛みを感じずに


飛べることを




祈りながら

2007/01/07 (Sun)

[5] 心と自由と束縛
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人の心とは あまり表に出ずらいから


言葉はそれを表に出すための
一種の表現法


でも言葉で通じなければ
何で表せというのですか?


ジェスチャーや  仕草だけでは
何もわかってくれない


「人は言わなければ伝わらない」

 わかってる



いつも伝わらないからこそ
私は知っている


けれど出来ない


「何で?」といわれても


伝えたい 
けれど言いたくないという

心の矛盾


伝えなければ
心の重さは癒えていかないと


わかっているけれど
もう傷つきたくない


それに言ったって何になるんだ


鎖は外れない

血だらけの羽根の残骸

身にしみる恐怖


無邪気に笑っていた
あの頃にはもう戻れない


それをわかっていながら
何が出来る


勇気を持つなどとうに忘れた
勇気という言葉すらも


もし君がそうだったら
何をする 何が出来る


きっとその答えも
他人事に過ぎないから


私には不可能な答えが
返ってくるのだろう



もうわかっている
口に出しても伝わらないと


もうだめなんだね


この鎖からも

鍵の掛かった檻からも

翼から漏れるこの液体も

この痛みからも



止められない 

はずれない

救われない



あのきれいな大空も

両手を広げて
飛ぶことはできないんだ


もう私はここで終わるんだ
この傷も癒えることのなく・・・・・


どうせなら  
誰にも縛られず


自由に空を


飛んでみたかった・・・・・・・・



2007/01/07 (Sun)

[6] お菓子の国の物語
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ある町の中央にある
不思議な不思議な時計台


紅茶のいいにおいに誘われて
おかしの国に迷いこんだ


座ったイスはふっかふか
そこは可愛いとある喫茶店


愛に飢えているならば

こちらの甘いものは いかがでしょう?


色とりどりのティーカップ

ふと思い出すのは
遊園地のアトラクション


心が渇いているならば

こちらのお飲物は いかがでしょう?



あなたの抱えているもの

少し手放してみませんか?


風に吹かれながら

世界を旅してみませんか?



ようこそ ここは

不思議な不思議な お菓子の国


あなたの心を癒す場所


紅茶を飲みほした後に
出会うは新しいストーリー


あなたの道はこの選択で
少しずつ変わっていくけれど


今日みたいに少し足を止めて


少し休憩しませんか?


ベンチに座っていっぷくして
お菓子を少しほおばって


立ち上がったときに



また前に進めるように

2007/01/09 (Tue)

[7] みんなへの手紙
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現実は 振り返るたびに残酷で


未来さえ光が届くことはないと思うほど

苦しくて 苦しくて 寂しくて

もう死のうと思っていた


けれど

死にたくないという矛盾があるのは



どうしてなのでしょう・・・・・。



それはきっと


あなたの中にある優しさが

包んでくれているから


私は優しくないと否定するほど

人は優しく 温かいものなのです



手をさしのべてあげられないのは



周囲の闇に怯えているから



けして、あなたを独りにしようとは

けして、思ってはいませんから



少しでも 優しさにふれて

甘えてください



冷え切ったあなたを

包んでは温かな優しさをくれる人が



きっとあなたの近くにいます



ただ闇があなたを覆って見えないだけ



あなたはけして  一人じゃない



どの世界でも

あなたを包んでくれる人はいるから



死ぬ前に あなたの声を 聞かせてください



どうか、みんなに

どうか、私に




どうか世界に・・・・・

2007/01/09 (Tue)

[8] 一人ぼっちの日常に・・・・
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日が昇った頃には
私の居場所は消えていた


そんな日常に
心の支えとなるものはいなかった


道をゆっくり歩いていると
まわりは早くとあせらせる


ゆとりを持つほどの時間は
与えられることなく


ただただ迫りくる日常に
恐怖を抱いていた



心と矛盾する人の声



とまどいを隠せない私が
うずくまって泣いている


気がついてくれる者は
誰もいなかったから


体に無数の跡を残して

空を見上げた



生きてとは言わないで


命を大切にしてなんて言わないで


頑張ってって言わないで


ただ見守って


自分から立とうとしている私を 
あせらせないで


人は口にださなくては伝わらない


でも わからなくていいから


ただ少しだけ距離を置いて


夜だけが私の時間
朝があけたら終わってしまう


だから少しだけ  自由をちょうだい

2007/01/10 (Wed)

[9] 心の闇に捕らわれて
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張り詰めたこころを抱きしめて


涙をながさまいと必死に耐える


もう皮一枚まできたことにも気づかずに


強がる私が此処にいた



ちかちかと点滅する電灯

むなしくうつる人の影


誰も通らぬこの道を
独りさびしく歩いてく


心がなんと叫ぼうと


無視してまわりにあわせてきた


「ふつう」という言葉に気を取られ
強がる自分になっていったのは


周りがうらやましく思ったから


自分は自分と思えなくなったのは


いつでも誰かと比べられ

いつも見下されてきたから


誰かの優しさにも気づかずに
ただ周りだけを気にしていた


そんな日でも

冷静な私が心にいて
      (ココ)

自分が限界にきていたことを知ったのは


あふれる涙が教えてくれたからでした


せっかく伝えてくれたことも知らん振りして


また私は歩き出す



目に浮かぶ涙を拭いて

心の重みを腕の傷にたくして



もうあふれさせないように

もう悲鳴をあげないように




強がる私が此処にいる・・・・・

2007/01/14 (Sun)

[10] すべてをさらけだして
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指でそっと触れた傷口に
塩を塗るように言葉が染み込んでゆく


涙を拭うことさえできずに
私はここで立ちつくしていた


過去への扉に鍵を閉めて
残っている思い出は影になって


誰も知らない世界へと
入ってはいけない暗い扉を開く


だた癒される場所を
必死になって探していたんだ


それでも癒されるはずの傷は深く
心に残った傷も捨てきれないまま


残されたのはぼろぼろの体と心

    


曖昧なこころでいったって
気持ち悪いだけだから
捨ててしまえ

    
いらない心を全部捨てて
本当の気持ちをさらけだしたい


偽りなんていらない
本当を知りたい


きみは 君で
わたしは 私で


比べたって
そこに秘めているものは


誰にも分からない


言葉だけが残酷の牙を
持っているわけではない


でもせめて
傷つけるだけの言葉じゃなくて


優しい温かい言葉を


さらけだせる場所を


隠すだけの傷じゃなくて


温かい心を

2007/01/26 (Fri)
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