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ヨミの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 小春日和
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春雨 左手つたった
静かな 街 の片隅
虚しさ と 苛立 を産み
ソレに殺された

嘘が贖罪? 居心地は悪いだろう?
此処が現実?
苦痛を越えると何もない?

繰り返す痛み 殖える虚像の僕

2006/04/05 (Wed)

[2] 海辺
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深い夜の海辺で 

立ちすくむ一つのカゲ…

打ち沈んだ心温

冷えた手 暖メル者イナクナル

よく見たこの波が

どこか痛ましいから

目を閉じて 朝焼けを理由に目を覚ます

何処から僕は

間違えただろう

独りはとても

嫌いなのに

何処から君は

居なくなっただろう

夜の絶海が

好きな僕は

二度と 此の海を

見れなくなった……

2006/04/09 (Sun)

[3] 帰り道
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白い道, 黒い道,

どちらを通っても

家には帰れない

2006/04/09 (Sun)

[4] 公園
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暮れる夕闇
揺れるブランコ
此処には誰も
いやしない

ただ俯く ぼく を除いて

肌寒い背中
誰一人もいない
わかっている
静かに消える街

眠れず 崩れる
誰の声もきこえない

立ちすくむ砂場
裸足 の 希望
孤独 の 影
それらを 抱いて
僕は立ち去る

暮れる夕闇
揺れるブランコ
此処には誰も
いやしない

ただ疼く 苛立ち を 残して

2006/04/14 (Fri)

[5] 嘘がうまれた朝
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刺さることば
もうずっと 離れない
シミになってしまう
ひろがる腐った記憶

眠れない
静けさが
消せやしない

何を与えられても
すべてが腐心

虚の 自分 が

産まれた 午前5:00

2006/04/15 (Sat)

[6] 疼く手,歪む手紙
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いまどこにいますか?
この頃は
少しずつ暖かい風に
なりましたが
夜になると
肌寒かった あの頃を
思い 眠れないので
この手紙を
書きます。

あれから だいぶ経ちましたが
新しい生活に 慣れましたか?
あの夢を 一歩ずつ
叶えている事と思います。
僕は 口だけで
まだ なにも変われず
砂を噛んでいます…
前へ進むと あの日から, 君から
離れてしまう気がして
怖くて 動けません。
あの日と 同じ場所 同じ服 同じ香水 同じ時計 写真 リングetc…
全て抱えたまま
僕は 此処に います。
でももう 行かないと
そう気付きました。
ありがとう。

最後に 寒さのせいに
して この手紙を 書いた 僕を嘲笑って下さい。

2006/04/15 (Sat)

[7] 
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落と死た    ら
コワレタ

道端の花  を
踏み潰し 笑ウ

そんな楽しい

毎日です


死んでくレ

哀しい顔した

愉快なLSD


『お薬を出しておきます』

『いいえ,結構です』
『どうしてですか』

『間に合ってますから』

明日にさよなら

地面にこんにちは

タノシイナ

タノシイナ

2006/05/05 (Fri)

[8] 知らない僕が知る苦痛
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幼い頃 の ちいさな僕
知らない事 を

知るたのしさ

知らな い街を

歩いて はしゃぐ

オトナの 嘘 を

はげしく嫌う。

そんな僕 でした

大人になった 今のボク
知らない事 を

知る 苦しみ

知らない 街で

知る むなしさ

多くの 嘘 を

上手に 使う。

他人の 苦痛 を

知らない フ リ

あの頃 の

何もしらない幼き僕 は

ボク の 嘘 で

死んでしまった。


大人に なった ちいさな
ボ ク

2006/05/09 (Tue)

[9] 独房
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心臓 おし殺した。

『あい』なんて

気休めの 戯れ言だろう
そう 思いながらも
どこか

心の 奥 で縋っていた

ひとり で 居るとき

不安 が 胸の巣 喰った

失う 痛み
何度も 何度も

疲れが 消える

なにか が ほしい

2006/05/10 (Wed)

[10] 洗面台
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鏡 の 前
立ちま した

汚い 手 を
洗 いま  す

醜 い顔 を
眺め ます

濁  った両眼

心の見 え ない
使 えぬ両眼
 
蛇口を 捻れど
流れな い
過去 



無様ナ 笑顔

今日ヲ
生キル

2006/05/11 (Thu)
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