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ゴンザレスの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 『染色体 BLACK』
詩人:ゴンザレス [投票][編集]

 暗し くら... クロ
 沈み込んだ 眩し涙
 
 募らせた 静かな
  結び目が くろい
 
 黒は ブラック
 ナニモナイ ぶらっく
 
 あたたかい タブー
 全身に纏う
     あたらしさ
 忌み嫌う 私らしさ
 
 寒かった
    けれど...
 温かな色だから
 
 記号に かえて
   叫ぶよ DNA
 
 愛のタメイキを
      まぜても
 夜に想う
    吐息のままに
 
 
  叫ぶよ DNA
 
 
 
 
 
 
 

2008/09/28 (Sun)

[2] 『はじまりの謳』
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(きこえる)
 布に くるまれた
  焼け跡を ひらいて
 
  夜を灯す 赤い声
 
(きこえる)
 きこえるよ
 
    ただ...
 
 すきとおった
  その中に ふれたくて 
 カーテン が なびいた
 
   (ひろがる)
 
 さみしくて
 かなしくて
 
 にこやかな
 
 笑顔が さそう
      …地平線… 
  (きこえた)
 
 ここに きたんだ
 あるいて きたんだ
 
 みえなくても
   みたくなくても
 
  忘れたくない...
 
  (会いたくて)
 
 あなたに
  くちづけ したい...
 
 
  わたし の 大地
 
 
 
 
 
 
  

2008/09/29 (Mon)

[3] 『地下水』
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 紫が まざる夜空に
 
 きざまれた星を
      かぞえて
 
 月の光に
    ゆれる大地は
 
  (目を あける)
 
 にぎり潰した
     果実を 手に
 
 静かに ゆるやかに
 
  (ながれる)
 
 息吹を かんじて
 
  果汁したたる
      静寂の中
      
  (雫は きえた)
 
 
  太陽の もとに... 
 
 
 
 
 
 

2008/09/30 (Tue)

[4] 『山』
詩人:ゴンザレス [投票][編集]

 
 
まわりつづける車輪が
雨を よぶ
秋の空に
 
走りだした
大地の匂いを まきちらす霧の 目隠しよ
 
真っ白に 染まる
風に 吹かれて
流れ落ちる
結晶を 浴びながら
森は 泣く
 
 
きょう
ここで
わたしは……
 
 
 
 
 
 
 

2008/10/01 (Wed)

[5] 『Poisoner』
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 詩の羽音を鳴らして
 宙を浮かびたいよ
 
 そして…そのまま
 消えていく
 シャボンのように
 
 散りゆく花になりたい
 
 太陽に
 近づくような
 ひかりを求める
 峨達のように
 
 死を求めて
 骸になるために
 生まれてきた
 虫けら達に
 ふさわしき鱗粉よ 
 
 舞い堕ちるほどに
      君は美しい
 
 
 
 
 
 
 

2008/10/13 (Mon)

[6] 『selfish』
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 変わらない場所がある
 
 
 揺れる想いに…影
 太陽が眩しくて
 嘆(ナゲ)いた
 欲望が…風になる
 
 
(もう...戻れない)
 
 
翼を広げて
    飛び立つ…
 
 
 君にサヨナラは いらない
 
 私は此処(ココ)にいる
 
 
遠くから やってきて
    また 遠くヘいく 
 
 君は此処にいるから
 
 私にサヨナラは いらない
 
 
(消えてしまいそうな)
 
 
泥まみれな暗闇の
      静かな 輝き 
 
それでも
 ひとつになれるように
 
 
 美しく羽ばたく
 大海原の向こう側…
 遠くをみつめると
 
 
 変わらない場所がある
 
 
 
 
 
 
 

2008/11/17 (Mon)

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