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chiekoの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 
詩人:chieko [投票][編集]

降る…
天使の羽が降る
ひらひらと柔らかく 地上に舞い下りる

降る…天使の羽が降る人々の顔や身体に 羽はそっと触れる

人の優しい気持ちや あたたかい心は
見えにくいけれど
それは空気のようにないと私達は死んでしまう

空中を舞う天使の羽をそっとつかむと
羽は私の体中の熱い血を伝わって
心の真ん中でぼうっと光った

天使の羽はあるよ
見つめる優しい視線もあるよ
見えにくいけれど
心で感じるんだよ

2006/11/03 (Fri)

[2] ガラス
詩人:chieko [投票][編集]

私の手の中で薄いガラスが ぱりん、と割れて玉のような血の雫がぽたりと落ちていく

心もこんな風に割れたりするのだろうか
ぱりん、と呆気なく たくさんの傷を思うと少しだけ哀しくなった
一人でも生きていける≠ニ今でも私はそう言い切れるだろうか 人の腹から生まれ、たくさんの手に導かれながらようやく生きて来た私だと言うのに

砕けたガラスの破片を拾いながら思った
私の心の破片を
拾ってくれた たくさんの人の事を

いつか誰かの心の破片を拾って
微笑んで渡せたらいい私にたくさんの人が 当たり前のようにしてくれた時のように

2006/11/03 (Fri)

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