あの日
君が言った言葉
まだ覚えてる。

僕が頷けなくて
今にも泣きそうな君
そっと抱き締めたら
少しの勇気溢れた

でもね、
やっぱり約束は
守れなかった

散っていく桜の花
二人で見ることなど
もう二度とない

思い出すのは
ほんの少しの切なさ

心の中に
ほんの少しの余裕

いつもよりも
チョットだけ優しい僕

こんな僕になれたのは
あの子のお陰

他の誰でもなく
あの子だけが
僕を優しくしてくれる。

大好きな人が
最後に言葉をくれた

決して
僕が望んだモノでは
なかったけれど

真実

僕はただの『バカ』さ
だけど馬鹿ではない
君が思ってたよりも
ずっと僕は君が好き

本心など一度も
話しはしなかったけど
馬鹿にしないで…‥

たくさん悩んで
いっぱい泣いて
選ばれた時は
嬉しかったけれど
少し苦しくて

結局は僕のせいで
全部失ってしまった
ふたり
傷つけて一人逃げた。

紡げなかった
さようなら

二度とは言えない
愛してる

あの二人が
いがみ合うのは
きっと僕が逃げたせい

逃げ出した僕は
ふたりに
何もしてあげられない

もう
何も出来ないから

ただ
この場所で
ふたりの幸せ願うよ

もし
君との関係
無いものと扱うことが
大人だと言うならば

僕は大人にならない

愛しかった
切なかった
苦しかった

全ては過去の
僕らのモノだけど

今でも
僕、君が愛しい

だから
大人にはなれない

君と僕との出会い
無には出来ないから

ポツンって
音が似合いそうな室内
静寂なのは
きっと一人だから

心も
体も
誰にも受け入れて
貰えなくて

独り
ヒトリ
ひとりなんです。

もう少しで 歳重ねる
鏡の前に立って深呼吸
いつもよりも
大人びた笑み浮かべ
今までよりも
余裕の満ちた顔になり
口にしたんだ 僕
『キミガスキ…』

子供だったあの日の僕
鏡に映るのは違う僕
誰かの為じゃなくて
自分の為にスマイル
誰かのせいにしてた
あの日の涙にパンチ
口ずさむのは
想いのつまった唄

ほら、
あと少し
目の前まで来てる
新しい僕。
別れ告げた口も
泣き明かした夜も
今はただ胸の中

ほんの一歩進んだら
鏡には僕はいない
映っているのは
ただの風景
変わっていくのは
間違いじゃないから
僕笑うんだ
『キミガスキ』っと…

さぁ、
もう少しだけ
今の自分見つめ
明日の僕
探してみよう！
別れ告げたことも
泣き明かしたことも
悪くはなかった。

だから歳 重ねる僕に
笑顔で『オメデトウ』

『キミガスキ』なまま
僕自身に囁こう。

ふたりの幸せ

願ってた筈なのに

なんでだろ？

こんなにも胸苦しいよ

たくさん傷つけた

なのに
なんでだろ…

今、凄く苦しい

なんだって叶うって
信じてた

想いは届くと
思ってた

自分から歩かなきゃ
そんなの有り得ない

だけど願うよ。
君が僕のコト
口にしなくなる日を

記憶の片隅へ
押し入れる日を
心待ちにしてる。

好きだったで
終わらないで欲しいから…