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Crow。の部屋  〜 投稿順表示 〜


[2] Dear、。
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懐かしい風を探して
君想う

遠い場所には
行けなかった

近い程に
遠い場所へは

懐かしい空気を
感じて
あなた想う

後悔ばかりに
泣きたくはない

心と心は
遠過ぎた

お元気ですか…、

お元気ですか…、


2005/03/06 (Sun)

[8] ばいばい。
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鉛の翼に手を振って
君は綺麗に
帰ってゆくから

青い空なら境界線

僕の鳥の細い足首

跨がない様に
合図するの

暗い空なら
光を目指し

僕の鳥の
盲目さ加減

思い知っては
微笑むの

鉛の翼に
舌打ちして

君は丁寧に
帰ってゆくから

2005/03/06 (Sun)

[9] 端っこ。
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舌打ちをする度
頬をつねられた

生意気な睨み方を
誰よりも知っていた

舌打ちをする度
頬を叩かれた

ちっ、て
してた

小さな頃

舌打ちするのが
癖だった

ちっ、て
してやってた

ちっ、、て

2005/03/06 (Sun)

[10] 瞬間。
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私たちは
瞬く間に
恋をしたね

僕たちは
瞬く間に
愛し合ったね

それなのに

それだから

瞬く間に
壊れたね

2005/03/06 (Sun)

[11] 本当。
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本当の言葉は
風の中

森へ還る羽根の様に
君の頬を通り過ぎて
柔らかな呼吸を

繰り返す

ねぇ、
明日手を繋いで
風の中を歩こうか

ねぇ、
明日手を繋いで
僕の名前を
呼んでおくれよ

2005/03/06 (Sun)

[12] 迷い子。
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砂浜から海へ
寄せては返す
波のよに
空を映して
迷い子の詩(ウタ)

深さならば
計り知れない

泣ける程です
いつも いつも

救われたいと
泣ける程です
きっと ずっと

いつまでも

2005/03/06 (Sun)

[13] 瞳。
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降り来るものが
悲しみだけなら

僕たちは

何を見上げて
笑えばいいの

過ぎ去るものが
寂しさだけなら

僕たちは

何の下に
居ればいいの

すがる術は

空の色と

際限のない
果てしなさ

2005/03/06 (Sun)

[14] 月。
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月の雫を
手のひら受けて
花へと零せば
名残の冬よ

輝き増します
冷たさは
静寂な光を
解き放つ

嗚呼、月よゝ

僕たちを
お守り下さい

嗚呼、月よゝ

深い寒さで
何もかもをも
透明なものへと
変えゆき下さい

2005/03/06 (Sun)

[15] 背中。
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愛なんて
錯覚でしょ?

そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?

愛なんて
嘘でしょ?

そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?

自身だけへの
愛でしょ?

あたしはいつも
そうだった

取り合えず

取り合えず

誰へも、

誰へも、

本当なんて
知らないもん

2005/03/06 (Sun)

[16] 夜。
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黒い羽根が
降って来るよ
春に成り損ねた
冬の空から

黒い羽根に
成りたいよ
凍てつくあなたの
広い空へと

いつかあたしも
溶けちゃって
跡形も無く
消えるけど

黒い羽根に
成りたいよ
今はあなたに

逢いたいよ

2005/03/06 (Sun)
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