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願う猫の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 流れ星
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まいにち言葉が降ってくる

瞳の前を通る言葉
書き留めようと必死で追いかけようとする

辛いような 悲しいような

嬉しいような 満たされるような

言葉を

まいにち
まいにち

2009/12/11 (Fri)

[2] 波と
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押し寄せて
波が
言葉と思いが
私に
砂を運んでくる

2009/12/11 (Fri)

[3] 雨降りの
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雨が降る
これは悲しみの雨

世界で起こる争いを
世界で起こる惨劇を

みんなが嘆いて雨にする
だから、願う

この雨が
せめて
喜びを表す
雨になることを

今、ここから
雨の降り注ぐ大地の
上から

2009/12/17 (Thu)

[4] 想い
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うずまき
うずまき
ぐるぐるまわる

黒くて 白くて
強くて 弱くて

同じところを
何度も、何度も

いつか流れる

春の雪解け水のように

2009/12/17 (Thu)

[5] しおり
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本のしおりを
愛したい

記憶を留める
紙切れを

一つ一つ違う
記憶の垢を

2009/12/17 (Thu)

[6] 雪 体に落ち
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降り注ぐ
曇天の空から

冷たい雪の粒

死んでると
思い込んだ
この体に

肌はこの情報を
正しく脳に伝える

ああ、

私は

生きている

少し
息を吹き返した
気になった

2009/12/21 (Mon)

[7] 言葉
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氷柱
氷柱

いつか落ちて
突き刺さるのだろうか

冷たく
冷酷に

言葉のように

2009/12/22 (Tue)

[9] 隠 こころ
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口先だけで
隠そうと

心の中に
汚れがあるのを

周りにあわせて

口でいっても
心が
誓っていないのを

2009/12/29 (Tue)

[11] 山積みの言葉
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高く
高く
連なる

言葉の山

私自身が
積み上げた

喜びも 楽しみも
悲しみも 後悔も

たくさん
たくさん

言葉

まだまだ高くなりそうだ。高くなれ
私の言葉

さきが見えなくなるほどに

たくさんの
言葉の山を積み上げる

一生で

2010/01/06 (Wed)

[13] 騒がしき雑踏の中
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騒がしい雑踏が
今日もどこかで響く

どこかの場所で

一人一人の声が溶けて
部屋に響いて

私の言葉も溶けて
一つのざわめきになる

2010/11/25 (Thu)
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