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霄の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] [wing snow…]
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寒夜の月冴ゆ



吐く息白く、
零気が身を包む


そんな時、

静かに、
舞い降りる

天空からの
純白の羽根…


その美麗に、
誰もが思わず

歩みを止め
瞳を奪われる


冷気の羽根は
人の掌に触れると、

温度を感じ
溶け、姿を消すんだ


けれど羽根は
残していたよ。

掌の中に

一瞬でも
地に降りた証を…


その証は、儚くも
輝きながら
水に姿を変え

掌に残る水滴は
何故か温かく

優しかった…



2008/01/14 (Mon)

[2] 【ひとり から ふたりへ】
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朝、ひとりで目覚め
瞳と携帯を開き、

「おはよう」の文字を
全身で感じ、微笑むんだ…



その後ひとり、家を出て
変わらぬ風景に一息つき、

静かに、歩みを進める。
賑やかな、いつもの場所へと…



夜は更け、時計の針が
日付を変えようとする頃、

想い、心添いながら
ひとり、眠りに誘われる…



今はこれが当たり前−--。


でも、この日々が
「ひとり」から「ふたり」に
変わるのは、

後どの位、先だろう…



早く、顔を見合わせながら
二人同じ生活がしたい…




さぁ、今日も
お前と同じ空の下


今はまだひとりの
俺の日常を送ろうか。


2008/01/14 (Mon)

[3] 夜想
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満月が闇を照らし
風が夜雲を掻き消す…−--



睡魔が訪れる頃、

貴方の姿や 温度を
傍に、感じたくなり


今ある幸せを
離したくない、と
刹那に祈る日々…


綺麗な瞳を見つめ
指先を、絡ませ

唇に…触れたい。


互いの知らない所は
消えてしまう程、

愛し合っていたい…


独り、そう想いながら、
浅くも 心地良い

眠りにつくんだ。


2008/01/14 (Mon)

[4] 【心境】
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胸の中に存在する感情、
恋は募るばかり。


頭から、貴方が離れないし
一時も離したくない…

柔らかな詞(コトバ)で
曖されるたび、


心が染まってく。

紅のような鮮やかな、
幸福(シアワセ)の色に…


他に何もいらない。


貴方が居ればそれだけで
私の全てが満たされる…

2008/01/14 (Mon)

[5] 時なんて
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止まり、早まり、戻れ。

自由自在に、
動かしたいのは


不安、急ぎ、未練。

そんな感じしか、
浮かばないから…?



あの頃のまま、居れば
今とは違う幸せを

得れたのでしょうか


ワタシもアナタも、
触れる事の無いまま…


どちらにせよ、
時なんて、嫌い…

2008/01/18 (Fri)

[6] 66億分の1
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君と出逢い、
言葉を交わし

二人の心に愛が
生まれたことを


簡単に、
語れはしない…



もし1分1秒、
時のズレが生じ

出逢う意味が
無かったのなら、



互いを知る事も無く、
別の誰かと、生きていた。

君も僕も、66億の
人込みに埋もれたまま…



忘れてはいけない
「66億分の1の奇跡」



人生の貴重な、
1秒を削っても

66億人全員に
会えないのなら、



自らの命を刻む、
大切な1秒を

君とのこれからに
捧げ続けたい…



それは、僕の
生きる意味となり

現在と未来への
幸せに繋がるから。



そして僕と君は、
恋人同士だから。

「66億分の2」で
1秒、1秒を生きようか…


2008/01/25 (Fri)

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