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はちざえもんの部屋  〜 投稿順表示 〜


[2] tr
詩人:はちざえもん [投票][編集]

夢だけを見ればよかった時間は終わり、僕らは少しずつ現実を知る。
見上げれば其処に限界が広がり、自らの存在を知る。
それでも生きていかなくてはならない。
守るべきものを見つけた僕は、以前のような疑問を抱く暇さえなく、
ただ、生きていかなければならない。
それが僕の背負う義務であるかのように。

2006/08/30 (Wed)

[3] 生きるといふこと
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2006/01/14 (Sat)

[12] 少年
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絡み合う糸があって
ほどく事も出来ず
諦める事も出来ず
壊す事しか出来ない


ノートの片隅
空白を埋める事も出来ず
ただ黒く塗り潰す


何となく手に取る消ゴム
頭のモヤを消す事も出来ず
机の上へ投げ捨てる


そこに固まりきらないものがあって
確かに焦りを感じていて
少しずつ締め付けられている


息苦しさを感じる青空の下
どこへ行こうとも、どこへも行かなくとも
自由に絞め殺される
教室の隅
転がる紙くず
誰も拾いはしないだろ?


行き交う人混みの中じゃ
俺の声は響かない

2005/10/17 (Mon)

[13] 少年⇒
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俺は何でも手に入れた
欲しいものは全て
ただ 大切なものは消えてった
知らず知らず消えてった

走り続けた道は途切れてはいない
ただ暗雲たちこめる
届きそうなもの 届かないもの
同じものなのに 見えないだけだろ?

熱く燃え上がるものがあって
それを押さえ付ける俺がいて
下らないのはどっちだ?

同じ言葉に込められた意味
止められない孤独と希望
押さえ付けている諦めの部分
全てをあの暗雲へと放て

空なんて
信じてはいない
信じてはいない
信じてはいない
けれど
あの空の美しさに涙が止まらない


やがて雲は浄化して行く
溢れ落ちる 光と影
“なくしたものは戻らない”
残酷に言い放つ 太陽

空なんて
信じてない
信じてない
信じてない
けど
涙が 止まらない


染まりくる空の色に
少し焦りながらも
“あいわらず”の 俺がいる
とりあえず今は全て忘れて
それでいいのなら

2005/12/02 (Fri)

[22] 表現者
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笑う泣く悲しむっても 自分の感情 誰に負けて君に勝って 優越感なんてもんじゃない 結局 ほぼみんな 表現者ではいられない 玉が 弾が 球が 珠が… 笑えねぇ道化師に 涙。

本当、時々、感情みたいなものが 暴走をはじめるんだ。やばい やばい やばい ってさ。必死こいて収めるんだ。

奴がくだらねぇと投げ捨てた言葉 その昔、俺が救われた言葉さ。追従笑い 何考えてんだ?毒にも薬にもなりゃしねぇ… そんな俺が気取ってた表現者

結局 社会 順応してるんさ。なんも文句なかろう?

ただの愚痴で終わってんのさ 俺が気取ってた表現者

2007/11/29 (Thu)

[29] 望郷
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懐かしい封書に 古びた手紙
あの頃の青葉を添えて

綴られる言葉
蘇る記憶の中の景色に
虹建つ頃の想い

約束は果たせないまま、月日だけが流れて消えて…
いつしかその約束さえも、忘れては消えて…
ただ、今残る後悔と
自分勝手な郷里への想い。


今はただ、許されるのなら
綴られる言葉のひとつ、ひとつに耽っていたい
失くしてしまった面影を。

2006/03/31 (Fri)

[32] 沈黙の春
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小鳥の囀りは春を嘯く
訪れぬ春の陽を 夢見るように

人類の栄華を左手に携えて
ならば右手に何を添えようか?

胸の中の空白は何人も補えぬ

風は吹きし日の頃
記憶を刻むように
城壁に吹き付ける

桃源郷は夢の跡 死の灰に消えた
それは思い上がった僕らへの罰なのだろう

やがて暮れる陽に 胸のざわめきは高まる
贖えぬ罪を右手に
この場所で生きていこう

2007/11/29 (Thu)

[35] 君の声
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囁く様な

潰れた美しい声

低くかすれた声

君が恥じるその声

僕には 愛おしくて 堪らない

2006/06/23 (Fri)

[37] muTe
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望月に集いて  新月に至る  いつか狐狸を見た  話に聞きし 妖しきものなしからん  咲く花の如く  出でてなお  誇らんとす

将は降りし  それ  殺しにけりな  森を揺さぶる 風の 甘き囁きかな  斬れば血塗れし


口は減らず  絶ちてなお 操りの宵 狐狸を見た  儚きもの 夜明けに待つ  将、やがて立ち居でて 気狂いて 血祭る 宵のまま

新月 闇を這う  咲く花 なお 誇らんとす  憤りて 我、絶茎せんと 刃を袈裟 構えん  所以、我 かのヒトの 思い至らん


朧に浮ばん 新月の夜 至りて なお 罪を重ねん

花は散りゆく

誇るが如く

2007/11/29 (Thu)

[40] 手紙
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雲の流れるままに
当てのない旅などしたいと
子供のような事、考えている

僕の少年の頃は
当てのない旅に憧れて
この刺激のない退屈な毎日はクソくらえだ、などと
教室の窓辺で流れてく雲ばかり、眺めていた

今、少し、思い返してみると
あの頃は先の見えない将来への不安なんかも
この先もこんな退屈な未来しか待ち受けていないんじゃねぇかなんて
そんな事ばかり考えていたような気がする
そんな鬱屈した生活を続けながら僕は
生まれついての出不精なんかも相まって
小さな町の中で、更に小さく背中を丸めていた


夕立の匂いは夏の匂い
風が頬を叩く音など聞く

雲は表情を変えて尚
ただ気の向くままに

あの頃の僕は、
自分以外の全てに抵抗しなければ、自分の存在が稀薄になるような気さえしていた
やがて少しずつ少年は大人へと近づき
順応する気持ち、孤独の芽を紡ぐような作業を繰り返す
いつしかそれさえも、別にいいんじゃねぇか、なんて事さえ、思うようになってきた
少し誇らしく  なぜか寂しい  



あぁもう

散文的過ぎて意味がわからない

舞われ廻れ回れまわれ

言葉遊びはもう仕舞いだ  さぁ 本音を語ろう

わからないことばかり  でも考えることはやめたくない  単純な答えかもしんないけど  今、君に言えるのは...




時々、胸躍らされる退屈な日々と  いえば正しく伝わるだろうか

変わり映えはしないけど  それも嫌いじゃない

たぶん そんなとこかな  今、君に言えること



やがて雲も途切れて消える
知らなかったんだ
そんな事さえも

2007/11/29 (Thu)
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