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繭丞 の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 笑うなら笑え
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なにもない

今まで見てきたはずのものが

なにもない

今まで覚えていたことが

なにもない

今まで残してきた足跡が

なにもない

なにもない

なにもない

僕がいない

2007/07/20 (Fri)

[2] いつものことだ
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好かれたいから近づいて
嫌われないよう距離を置く

そんな僕の距離感は

結構アテになってない

2007/07/20 (Fri)

[3] さあな。
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チャンネルみたいに変わる心

あなたは誰かにリモコンつけられてるの?

チャンネルみたいに変わる心

あなたのリモコンは誰か持っているの?

あなたは人?

それとも道具?

2007/07/20 (Fri)

[4] 懺悔
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一番価値がないって考えてるものが

一番貴重なものになってるんです

一番認めたくないものが

一番記憶に残ってるんです

一番好きなあなたが

いつの間にか一番嫌いなのです

一番嫌いな自分が

常に一番に守られるのです


目に映る世界は

一番醜いものなのに

それは人にとって

一番素晴らしいものなのです

2007/07/20 (Fri)

[5] 愚かだろ?
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目が見えないのに
絵が描きたい

耳が聞こえないのに
ピアノを弾きたい


誰も認めないくせに
誰かに認められたい

誰も信じないくせに
誤解されたくない

暗い部屋で鍵かけて
寂しさに悶えている

2007/07/20 (Fri)

[6] 認識の問題
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コインには表と裏がある
表の出る確率は1/2

人にも表と裏がある
表の出る確率は1/2

だったらわかりやすくて良いのにな

裏表がわからないと
それがコインだってことさえわからない

2007/07/20 (Fri)

[7] 存在という掟
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延々と広がり続ける宇宙
その闇のなかで孤独に輝く星々
光を放つから自分がそこに存在(いる)って認識できる
人は皆思考と言う闇を持つ
故にどこまでも孤独
だから光を求める
蛾のように光に群がる
光らなければ
この空に輝く星々のように
自ら光らなければ自分がそこに存在(いる)ことがわからない
自分がそこに存在(いる)と認めて貰えないんだ

光を放てば自分がわかる
その姿は想像のとかけ離れて恥ずかしいものかもしれない
それでも輝く
それが
この世界に存在する為の掟なのだから

2007/07/20 (Fri)

[8] 137億年物
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いつからか

よく見上げる

黒い空

この色は

137億年の孤独をたたえている

2007/07/21 (Sat)

[9] ロールプレイ
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ゲームで魔法使う時さ
MPってあるよね
実際そんなもんねーだろなんて思うけど
実は結構あったりする

励ましたり
嘘ついたり

仮面被ったり
言葉を探したり…

そうやってみんな魔法を使ってる

自分のロールを果たしているんだ

宿屋さん、今日もMP満タンお願いしますね。

2007/07/21 (Sat)

[10] 何(為生成死)故
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電池で動くこの身体
意味もなく
ただ弄んで
日々過ごしてる
この身体は僕の玩具

電池で動くこの身体
ある日突然
電池が切れた
もう動かない
この身体は僕の玩具?

薄れる意識
迫る闇
廻る記憶の部屋で
思い出した

この世に生きて

最初に貰ったプレゼントのこと

僕に託された希望のこと

僕の身体は玩具じゃない
もうわかるだろ?

本当に電池が切れてしまうその前に

僕は…

2007/07/27 (Fri)
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