赤 青 オレンジ 黄色のブロック
レンガの壁の あたしのお店♪

アジアなアロマ キャンドル 石鹸
ポップなカップに時計に人形

バナナで痩せようダイエット
バストもupだ チョコレートバナナスリム1980円だ
字余りだっ♪


ちょっとぉ、お姉、なぁに歌ってんの？
もう店閉めたらぁ

こらこらユキっ！ はやばやお風呂入って、パジャマ着て、お店に降りてくるんじゃなーい！
あたし一人に働かせてるんじゃないわよっ！
それにそのポカリスエット、あたしが買ってきたやつじゃん！勝手に飲まないでよね！

お姉、あたし晩ご飯いらなぁい。太るからぁ。サプリにするぅ。
・・・あ、お客さん、いらっしゃいませぇ☆
あらあら？
坊や、中学生？ てことわぁ？
ただいまえっち色のノーミソが24時間年中無休でオンナノコを爆裂妄想中？
もうお店のナカミよりもお店のお姉さんのナカミにキョーミ炸裂っぽい？ほらほら、お姉さんのオッパイさわってみなよ？ホラホラ☆
あら、なにカタくなってんの？ ちっちゃなナニもカタくなってんのかな？あはっ☆かぁわいいのぉ^-^
ねえねえ☆こぉんなトコよりお姉さんのお部屋こない？ お姉さんがとぉってもイケナイコト、ぜぇんぶシテア・ゲ・ル☆

こらこらこらこらこらっ！手を引いて連れていこうとしないっ！
うちの店は、18才未満OKのちょっとした裏風俗かっ！
・・・あぁアタマ痛いわもう、バナナがなくても痩せるよダイエットだわ・・・(-_-;)



こうして
今日も星空の下の時間は過ぎてゆくのでした☆

真四角に切り取られた空を見上げて しらない顔の流れに隠れて
コンクリートの隅っこで
僕は
いまでも君の事を思ってるよ

あの日 晴れた昼下がり
いつものカフェの交差点 君が 21年のいろんなすべてにお別れをした日

その夜は
涙の中で 信じなければいけない事を 信じる事をしない自分がいた

でも
５こめの朝には 僕は勘違いに気づいたんだ

君は消えちゃったんじゃない
神様に呼ばれただけなんだよね
頼りにできるって認められたから 別の用事を任されただけなんだよね


いつか僕が君のもとへと行ったら
今度は僕がおいしいご馳走をつくるから食べてね 最近は料理もうまくなったんだ
でも
また君の作ったオムライスも食べたいな


今まで一緒にいてくれてありがとう なんて
言わないよ

だって もう二度と会えないわけじゃないもん 事情があって しばらく離れてるだけだからさ


どうやら神様は 僕にはまだ、色々やることを与えてくれてるみたいだから
だから
君のところに帰るまで
もうちょっとだけまっててね(^ー^)

くたびれきった 爪の先までを ベッドに倒した
虚ろなだるさの薄暗い六時半
ベランダは 中途半端な夕暮れの雨 どうでもよくってね

鳴らない携帯 彼もトモダチも 私を呼ばないし
灯りも浸けずに 生ぬるい六時半
ベランダで 猫が泣いてる夕暮れの雨 どうでもいいけどね

相変わラず あたまで粘土みたいにへばりつく
人間関係

バイトや学校 親の事
結局それは

クスリヲ 10錠 ノンダラキエマシタ


もう いいよ
こノまま

微熱の夢から醒めたくない
さまよッてたい

心地よい冷たさのままでいタい。
イキぉイデ



クスリヲ アト10錠ノンダラ コンドハ アタシガキエテシマイマシタ

太陽熱発電 と 電気自動車
澱みない空 と 白い雲
運河の流れる深い緑の大地に ピラミッドの街

第７階層 51ユニット 12階
あたしはテラスで 甘いコーヒーとこんがり焼けたビスケットを楽しみながら
ぼんやりと
小鳥の行く末を眺めてた

どこかで
鐘の音が 風に乗ってながれてく

そんな午後3時

なぜ この村を出てゆくの？

上海の街へと出て あなたはどんな料理人になるつもりなの？
ここは あなたが生まれ育った所ではないの？
ねえ？

中国の伝統を引き継ぎつつ 食に新風を吹き込むだって？

笑わせないで
あなたが そんな街でうまくやっていけると思っているの？
子供の頃 私にご馳走してあげるって言って じっちゃんのお庭から盗んだ鶏を 真っ黒に焦がしちゃった人がさ

あの時は 私もお母さんに お尻が腫れるまで叩かれた
あなたのせいでね
あなたと正座で聴かされた 長老のお説教も長かったね

一緒に歩いた夕焼けの色は 覚えてるよ


わかったわ
行くなら さっさと行って もう失敗でもなんでもしちゃえばいいじゃない
それと わかってると思うけど


別忘了我


このばか。





※別忘了我(ビエワンレウォ)・・・私のことは忘れないでね

呑みすぎた酒のせいで しがない男は女に饒舌に愛を語り
カタコトの女は男の愛を遊ぶ

二人
今宵かぎりの夢の中

月明かりの照明
男は恋愛映画の決め背台詞を並べて男を演じ 女はルージュの唇で女を演じるスクリーン
ナリキリゲーム
BGMは 借り物のlove song
アイシテル



明日の他人同士
夜のネオンの海へと 今は消えながら

あたしはイルカのナナです☆
あのね あのね おっきな海のまんなかを泳ぐの

パパ ママ お兄ちゃん お姉ちゃん
お友達のロイくんとかユメちゃんとかといっしょに お歌を歌いながら お日様のお空を じゃぶん て飛んだり跳ねたりしながらさ たくさん たくさん遊ぶんだよ

あたしはイルカのナナです☆
やっぱりジュンくんはスゴいなあ

おっきな体でさ お日様にぶつかっちゃうくらい じゃぶーんって跳んじゃってさ じゃぶーんって落ちちゃうの お水がぶわぁってなっちゃうんだよ

あたしはイルカのナナです☆
大好きな食べ物は イカだよ

あのね あのね お口の中で10回かんで ごっくんて飲み込むんだよ
でね でね すっごいおいしいの


あたしはイルカのナナです☆
あのね お月様が ナナにもうお休みの時間だよって 出てきたら

おっきなパパと あったかいママのまんなかで 眠るんだよ
でね でね 夢の中では お星様のお空とかいっぱいいっぱい泳いでさ お月様まで行くんだよ

それじゃあ バイバイね☆

蝋燭の色に染まる 壁
蝋燭の色に揺れる 影
蝋燭の色に静かな 音

ピアノと 小気味いいシェイカーの音色

傾けるグラスに
男は一人 乾杯

バーカウンターの隅
２時間前のレストランで互いに終わりを決めあった 女の夜明けに乾杯

枯れながら


蝋燭の色に染まる 壁
蝋燭の色に揺れる 影
蝋燭の色に静かな 音

もう少し隠れていたい 裏路地の Bar k Black