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きよたかの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] ふと、たそがれ色
詩人:きよたか [投票][編集]

美しいものなど、きっと持っていなかった。

美しく見える様に、取り繕った全てだったから。



いっそわたしをピューレにしたら

鮮やかな色になるかしら。


あの、空を染めている


オレンジ色になるかしら。

2006/11/07 (Tue)

[2] そらいろ
詩人:きよたか [投票][編集]

そう、昔そこは
とおい とおい
  天井でした。
 
青や、だいだいになり
黒になった時には
大小さまざまな
きらめく石をたずさえた
はるか とおい
  天井でした。
 
人々はみな、それにあこがれ
鳥をうらやみ 跳ねたり また、見上げていました。

想像しうる、限界が
またそこであり
きっと世界は今より
 広かった



はるか はるか

とおい 昔

そこは

とおい とおい

天井でした。

2006/11/08 (Wed)

[3] そら、と、くも、と。
詩人:きよたか [投票][編集]

空が青いのは きっと
青い光だけを反射するから、じゃなくて
"みんなの悲しみを湛えているから"
なんだろう ?

今日も誰かが泣いたから

今日もどこかで雨が降る

流れる風は
すごく自然に
空の涙をはらうから

風に揺られて
"君の涙もさらってしまいたい"と
雲は言うんだろう

きっと僕は雲だ
あんなに白くは無いけれど

君の青を吸い込んでしまえたら良いのに
そして風には揺られていよう。


きっと僕は雲だ

そして君は泣いている。

なにもしないで流れるのには
少し飽きたから
君の涙を薄めたい。

だから僕に
少し色付けをしておくれ

君の悲しい青を
僕の寂しい色に分けておくれ

君の鮮やかな橙で
僕をきれいに染めておくれ

君の深い黒で
僕を見えなくしておくれ

見下ろせば、そこには
色んな色が溢れているのだから
せめて君とは
同じでいたい。

2006/11/10 (Fri)

[4] ラセンへ続く、片道キップ
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僕らは、そうやっていつも
知りたく無い事を知ったり
知りたい事を知れなかったり
やりたく無い事ばかり
やらなきゃいけなくて
やりたい事なんか
ちっとも見えなかったり

多分僕らは迷子なんだ。

"終わり"それはきっと
すべての理を知る事で
僕らはそれを知らないし
知りたくもない事なんだろう。
きっとね。

だから僕らは迷っているんだ。

宇宙の隅の銀河の片隅の惑星の中で

小さくも果てしない海に囲まれて

僕らは

いつまでも


繰り返す日々の中で
反芻する自問
最後の1つは未答
きっといつまでも、そう。

意気揚々と
始発から乗り込んだ
ミステリートレイン
儚くも永い道のり
次の駅さえ
どうやら朧気で
終着駅は
いくつもある様で

今まで出会った、いくつもの

ありがとう

さようなら

ごめんなさい

あげたり、貰ったり
けれど1つはいつでも
必ずポッケに入ってる。

一番最初にくれたのは
誰だったんだろう。

一番最初にあげたのは
誰だったんだろう。


きっと始まりと終わりは
合わせ鏡の中央で、背中合わせに笑ってる。
いつまでも、終わる事のない螺旋階段

僕の終わりから
誰かの始まり

僕らの終わりから
誰かの始まり

終わりは始まりの始まり
始まりは終わりの終わり

始まりは終わりへの予兆
終わりは始まりへの切符

そして僕らは

迷っている。

2006/11/16 (Thu)

[5] 喪失ルーツ
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君を想って作った歌なのに
君に届かないなら
誰に届くというのだい

君に似せて描いたこの絵が
君を失った今
誰に似てるというのだい

ああ君がいない。と
嘆いても
君まで届かず
僕の辺りで空回り

君がいない
それが全ての終りだと
認められぬ僕の
始まりは一体どこにある

2006/11/17 (Fri)

[6] たそがれオレンジ
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近頃は、いつもそう。

朝焼けのオレンジが
わたしの体を溶かしてしまうの。

本当の美しさの全てが
そこにある気がして。

きっとそれは
本当にそこにしかないから
写真では分からなくなるのだろうね。

今のわたしに
本物が分かる自信は、ないのだけど。

それでもね。

『あなたが反射しているオレンジを
全て飲み干せてしまえたら良いのに。』

そう、思う度

こみ上げて来る悔しさの意味は

なんとなく、分かる気がする。

2006/11/20 (Mon)

[7] コスモスの季節
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もうすっかり寒いのです。

君と歩いた道にあったコスモスも、もう刈り取られてしまいましたが
周りと色の違う土が、確かにそこが"そう"であったと、ものがたるのです。



はじまりは確か
君の言葉でした。


視界一面に広がるコスモス畑が見たい。と

結局、その計画は実行されずに
帰り道に咲いていた、少しだけのコスモスを見つけて
これじゃダメなの?と言った僕に
君は不満げな納得をくれました。



もうすっかり寒いのです。

去年の冬に君がくれたマフラーをして、いま僕は暖をとっているのです。
もう、ところどころがほつれてしまっているのですが、そこがまた良いのです。



もうすっかり寒いのです。

きっと君が見たかったコスモス畑は

もうすっかり、跡形もないのでしょう。

来年こそと言った、僕の言葉の意味も、もう

すっかり跡形も、ないのでしょう。







はじまりはきっと
君の言葉でした。



なのに、君以外の誰が
おわりに出来るのでしょう。







もうすっかり
 寒いのです。

2006/11/20 (Mon)

[8] 空とYシャツとわたし
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幸せだと、思っていた。
きっと明日はわからないけど

それでも良いと、思えたんだ。



幸せだと、信じていた。
きっと未来は一つじゃないけど

それが良いと、決めてみたんだ。


雨上がり

水たまりに映る

まだ曇り空。


それはまるで、誰かの心模様で
きっと明日は、わからないけど。

雲の切れ間から

一筋の光が、射し込んでいて


きっともうすぐ

洗濯物も干せるでしょう。



僕らはそうやって

生きていくのでしょう。

2006/11/22 (Wed)

[9] 僕と絵描きのあいうえお
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朝目覚めても
今を感じられないんだ


『海が遠くで泣いてる』


絵描きがそれを描いてる
オリジナルな色彩で
彼にしか出せない青で
綺麗な綺麗な色で
繰り返し重ねて
決して手を抜かず
今晩も費やす


『最近寝不足だよ』
『白の絵の具不足だから』


すなわち君不足なんだ


『戦火は今日も赤をくれる

空は今日も青をくれる

大樹は今日も緑をくれる

蝶々は今日も黄をくれる

罪は今日も黒をくれる。』

『でも白だけが足りないよ?』


どうしても君だけが足りないんだ。


『なにかで補おうか』


似てる色なんてない


『塗り重ねても作れないよ』


眠りたいけど眠れない。


『残りを全て仕上げるまでは。ね?』

2006/11/30 (Thu)

[10] 雪の季節
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またひとつ
寒さが強くなりました。

気付けばまた
このシーズンで
「もうあれから一年かぁ」のフレーズを
毎年飽きずに使ってしまう僕は
まだまだ幼いのでしょうか。

それから、雪が楽しみで
「北海道にいきたい」と
安易な発言をする君は
きっとまだまだ幼いのでしょうね。

いつか2人ともが
雪を鬱陶しく感じてしまう日は来るのでしょう。

だから今年はとりあえず

君と一緒に
雪を楽しみに、過ごしていこう。と

はいた白い息に、思いを乗せて。
少し曇った空を見上げた。






「今日、
  雪降るかな?」



「降ると
   いいね。」

2006/12/19 (Tue)
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