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NZOの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 
詩人:NZO [投票][編集]

目に映るすべてに

僕らは感じられるのだ

耳に響くすべてに

僕らは感じられるのだ


嬉しき日々に顔をゆるめ

辛き日々に嘆き合おう


きっと光は

この湧き出る力を裏切る事はないさ


きっと明日は

この手の中にあらゆる物を創造するだろう



血が流れる


未来へと血が流れる


過去を濃縮した血が流れる


何も恐れることはない


僕らには血が流れる



2006/05/27 (Sat)

[2] 
詩人:NZO [投票][編集]

誰も憎んだりしないよ

ここに息すること

けど

誰にも感謝してない

毎日、痛いんだ


ボロの車に着慣れたポロシャツ

明日の空を見ては不安が漂う

まずくない飯と冴えないBGM

異国の難民を同情する気は僕にない


早く結果を教えて

心臓に傷を抱え生きる僕の戦果

それは必ず闇を照らす明かりになるから


目を反らさないで

痛め付けられた軟弱な僕の心身

経験という薬をその傷口に塗れば

それは

それは

栄光になるんだよ


崖っ淵で信じてんだ

藻掻きながら信じてんだ



誰も憎んだりしないよ

ここに息すること


でも誰にも感謝しないよ

精一杯、生きるんだ

2006/05/27 (Sat)

[3] 草を集める少女
詩人:NZO [投票][編集]

嘘のような本当の話

私は貴方を愛しています

それはタンポポのように

細やかに

それは神話のように

煌びやかに


嘘のような本当の話

私は貴方を愛しています

それは飛ぶ鳥のように

優雅な気分で

それは割れる氷のように

切ないのです


いつか、ルノワールの世界で

草を集める少女と話したのです

黄金の草原にたたずむ

汚れない二つの眼光

まるでシルクみたいな長髪を

何度も悪戯した風は

今、私の心を揺らしはじめたのです



嘘のような本当の話

私は貴方を愛しています

あの黄金の草原で

赤いリボンで髪を束ね

やさしい貴方をここで待っています



嘘のような本当の話

私は貴方を愛しています

誰が笑っても構いません

貴方の命に会えるまで

あの黄金の草原で

貴方の帰りを待っています

2011/06/17 (Fri)

[4] 行こう
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さぁ行こう

ガラクタに乗って

ポテトチップスでも食べながら

退屈をトランクに閉じ込めて

鳥は歌うよ

偽り無き幸せを

僕も歌おう

当たり前の自由を


さぁ行こう

古いメロディーに合わせ

ハンドルをレコードみたいに回しながら

夢は僕のガソリンなのだ

夢は僕の地図なのだ


さぁ行こう

遠回りしながら

寄り道しながら

決して辿り着く事のない

あの場所へ

さぁ行こう

2006/10/06 (Fri)

[5] 情熱
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体から情熱が逃げてった

振り返りもせずに逃げてった

お前がいないと俺

何も出来なくなっちまう


現実は黒いペンキ

どんなに綺麗な夢を描いたって

隙間なく闇にしちまう

だけどお前はいつだって

キャンパスを元通りにしてくれんだ


汗と恥のパレードを

ため息の拍手が騒ぎ立てるんだ

難しい息の仕方を

なぜ俺はしちまったのか


それは


お前がいたからなんだよ



体から情熱が逃げてった

振り返りもせずに逃げてった

お前が手を握ってくれなきゃ

俺は地球に溺れちまう


情熱が逃げてった


俺の情熱は逃げてった



2006/05/27 (Sat)

[6] 明日
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何もしなくても明日は来るよ

夢見る少女にも

死期迫る老人にも


じゃあ僕は明日をどう迎え入れるの?

それが僕のヒントになる



何もしなくても明日は来るよ

悲しきピーターパンにも

美しきクレオパトラにも


じゃあ僕はリュックに何を詰めるの?

それが僕の糧になる



何もしなくてもいいよ


ただ息をすればいい


食物には困らないし


寝る布団さえあるのだろ


だが


何かしなきゃならない


吸い込むのは酸素だけではない


僕の無限を証明したいし


あの娘に好きと伝えたい



僕の為に明日が来るよ

潰され立てないときも

留まっていたいときも


じゃあ僕は明日をどう生きればいいの


真剣に生きればいいのさ


真っすぐ生きればいいのさ


やりたい様にやればいいのさ


素直に生きればいいのさ



それが僕の未来になる



2006/05/25 (Thu)

[7] 愛してる
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愛しい気持ちを

体で表現したら

君を激しく抱いていたんだよ


そんな感じでいいじゃない

こんな地球なんだから


君に隠れて

彼女に会ったのは

君の魅力を確かめたかったからさ

そんな感じでいいじゃない

こんな世界なんだから



幸せを考えると

僕は君を無意味にしてしまうよ

今のだらしなさが

僕らを結んでいると思うんだ


愛してる

言葉の糸に縛られた


愛してる

そこに天国を見つけよう


愛してる

何かに命を燃やしながら


愛してる

生まれ変わった時の話をしよう



愛してる

愛してる

愛してる

愛してる




2006/05/25 (Thu)

[8] チョコレート
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僕の人生はチョコレート

甘ったるくて

甘ったるくて


あの人の人生は唐辛子

辛くて

辛すぎて


また、少し落ちた

いや、すごく落ちた


僕の考えはキャンディー

甘ったるくて

甘ったるくて


あの人の考えはピーマン

苦くって

苦すぎて


また、少し泣いた

いいえ、号泣した



ねぇ、頑張らせて

ここまで来たのだよ


なぁ、諦めないで

誰も期待はしないけど



僕の右足首に巻かれた

細い約束

そのためにじゃないけど


僕、肉を引き裂く

僕、土に手を埋める



チョコレートはこの熱さに溶けるだろう


キャンディーはこの熱さに溶けるだろう



そこからだよ


未来は


ここからだよね?



2006/05/27 (Sat)

[9] 光る石
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色々考える寝床には本が散らばる

そこに青く輝く小さな石


飲むなら飲まれろとウイスキーグラス

そこに青く輝く悟った石


その石が照らした俺

ごめんな

一人じゃ光れない


誰もが不安を背負い生きる時代に

弱く握った輝く意志


俺も必ず光って見せると握り拳に血

強く流れる輝く意志



光り続けろ青く石


光り続けろ強く意志



2006/05/27 (Sat)

[10] 女は果実
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吐き出した

根拠のない言い訳


汚い口に

ルージュを塗りたぐる


捨てられた身体

意味なんか始めから無い


掻き回された胸元

もう我慢できないわ


アナタが私を咲かせたの

散るときも一緒よ



女は果実


熟し始めたらもう腐るしかないの



女は果実


滴れ落ちる甘い汁をアンタにだけ舐めてほしい



女は果実


身体に痛々しく残るアンタの歯形



女は果実


私の虜になってしまった頃には帰り道を失うわ



2006/05/27 (Sat)
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