あなたにあげる
自分だけが・・・・なんてね
考えては駄目

苦しい事なんて無い方が良いよね

あなたにあげる

どうせならね
泣き顔よりも笑顔がいいと

ねぇ
そう思わない？

どうして泣いているの？
なんて聞かないよ

どうして生きたくないの
なんて聞かないよ

もらうね

唇はぐっと噛み締める物じゃなくて

触れ合う為の物なんだよ

有難う

そこにいてくれて。

もし


もう目覚めない日がきたなら



想い出すよ


ごちそうさま


そう言っておきたいんだ

唇が赤いの

鉄の味


むわわと
懐かしい香りに瞳綴じて

甘い夢を見たかったのにね


はっきりと見えたのは
大好きなあなたの

脅える姿

そうか私
捨てられちゃったんだ

あなたを傷つけてしまったから

お腹が痛いんだ

私は鳴いたキャンと
鳴いた

こんなに泥だらけじゃね
もう
誰も私をシロとは呼んでくれない

ごめんね
ただあなたを守りたかったの

私にはこの牙でしか
守れない

そう思っていたのは
本当だよ

眠りましょう

眠りましょう

疲れたなら
もう忘れて

頑張ったねって
誰に言われたい？

眠りましょう

眠りませう

涙零れたのも
もう忘れて

必要だよって
誰に伝えたい？

眠りましょう
眠りましょう

私でよければ
側で眠るよ