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咲麻の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] アンチリセット
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全部消してみたのに
自分が消えない
自分を消せない

依存する事で
存在の自己主張

存在する事で
顔色伺いの集団生活

総てを無かった事に出来たらと
暗がりで膝を抱え願う

目に映らない何かが
纏わりついて消えない
いつまでも私を放さない

2007/11/20 (Tue)

[2] わがままかくれんぼ。
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自分の居ない場所で、
時間が流れていく。

当たり前の事なのに、
どうしようもなく嫌だった。

置いてかれている様な、
仲間はずれみたいな、

いつまでも見つけてもらえない、かくれんぼ。

悲しくて、
怖くて、
寂しくて、

泣きべそな私は、
わざと見つかりやすい所に隠れるんだ。

どうか見つけてね。

私の知らない物語、
聴かせてください。

2007/11/22 (Thu)

[3] 夕暮れ月
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夕暮れ時
見上げた空が綺麗だった

何色といえない
淡い色たちのグラデーション

夕暮れ月
ぼんやりと先透けて見える様な半透明

あの月に裏側に
何かがあると夢見た昨日

あの月の裏側に
行ってみたいと今日

あの月の裏側に
何もないと思い知る明日

でもどうか
消えないで居てください

2007/11/26 (Mon)

[5] 変わらない優しさと
詩人:咲麻 [投票][編集]

寒い寒い夕暮れ時
おかえりを告げるチャイムの音

ぐだぐだの宿題
お腹を空かせながら見るアニメの放送

だんだんと近付いて来る車の音
あの独特のスピーカーの声

せがみもらった500円玉を握り締める
まだ小さな手のひら
ブカブカのサンダルを履いて走る

にっこりと微笑み
「オマケだよ」
と、嗄れた声

「ありがとう!!」なんて
遠慮を知らないあの頃の



駆け出す事のないハイヒール
母にせがむ事も無く取り出した財布

上品に強情に
いつの間にか身に付いた遠慮の仕方



「オマケだよ」
微笑みも変わらず嗄れたあの声

「ありがとう」なんて
懐かしくて照れ臭い
小さな声で


世間はまだ
あの頃のままに

2007/12/16 (Sun)

[6] 朝帰り
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空は明るく
昨日までが嘘みたいに晴れてて

もうコドモじゃないから
「早く帰ってきなさい」
なんて、着信はないけど

なんとなく
ドアを開ける瞬間の緊張は変わらないね

まだオトナでもないからさ
玄関先のつけっぱなしの灯りが
ひどく優しく思えたんだ

2007/12/31 (Mon)

[7] 睡眠不足と夢模様
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始発が動き出して
空もだんだん明るくなって

眠りたいのに
眠れない

誰かが言う
「本気で疲れてないからだ」って

同じ時間
同じ作業

本気で疲れてしまう誰か

本気で疲れてないらしい私

「もっと頑張りなさい」

もっと。ってどれくらい?
これくらいだよって説明が欲しい

ボロボロになるくらい
自力で立ち上がれなくなるくらい

そしたら眠れるのかな

浅い眠りの中
夢に怯える事なく

温かな布団の中
夢なんて見る事なく

眠れる様になるのかな

ただ眠りたい
訳わかんなくなるくらい

ただ眠りたい

2008/01/12 (Sat)

[8] 比較症候群
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夢があっていいね
目標があっていいね
幸せだねって

そんな事ない

夢に近づくために
目標を達成するために

どんだけもがき苦しんだかを
その人は知らない

捨ててしまえたら
どれだけ楽になれるだろうって
その思いを知らない

何が幸せで
何が不幸か

そんな事わからないけど

人と自分を比べて
優越感とか
劣等感とか
そんなのって悲しい

自分は自分で
人は人で

結局はそれだけなはずなのに

2008/01/18 (Fri)

[9] それじゃあ、また。
詩人:咲麻 [投票][編集]

片思いとか
恋愛対象とか
そういうんじゃない

大切な
大好きな
そういう人とのお別れ

きっかけ作らなきゃ
きっともう会わない

きっかけ作れないから
きっともう会えない

そんなお別れ
そういう人

だけど悲しくて
さよなら。なんて言いたくないから
それじゃあ、また。って

あとに隠された
また、いつか。は
いつかの存在があまりにも遠すぎるから
口には出さない

心の中でそっと呟く
さようなら。

2008/01/21 (Mon)

[10] 心貧乏の贅沢な悩み
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部屋は物で溢れる
心は虚無感で埋もれる

捨ててしまえれば楽なのに
手放す事を恐れる

大切なモノと
そうでないモノと
分別出来ずにしまい込む

いつしか引き出しはいっぱいになって
行き場を無くして彷徨う

必要な時
欲しいモノが見付からない
余計なモノばかりに目がつく

どうせならと
多分大切なモノをまとめたはずの
その箱の鍵が見付からない
その箱の中身を思い出せない

大切なモノなんて
本当は1つとしてないのか

溢れてるモノすべて
本当は大切なモノなのか

わからないまま
取捨選択を繰り返す毎日

2008/01/29 (Tue)

[12] 両手いっぱいになるまで
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溢れ出した後悔は
本当はとてもちっぽけなモノで
『大切なのは今だ』って
そう誰かが歌った

立ち止まり
振り返った私を
『過去を振り返るな』と
誰かが背中を強く押した

過去に捕らわれる事は
ひどく悲しい

過去を振り返る事は
ひどく懐かしい

でも

この悲しみは
いつかきっと越えられる

この懐かしさは
前へと進む力に出来る

だって
あの時の今が今を
これからの今を
つくっているんでしょ?

もしもそうなら
すべてを抱き締めて
失わずに生きなきゃいけない
そんな気がするんだ

そうやって生きたいんだ

2008/02/09 (Sat)
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