僕は羽ばたくのさ


翼なんてないけどね


『心の翼で』なんて格好つけちゃったりして

もっと感じてよ


僕がいることとかさ
君がいることとかさ


生きてる、こととか


ほら
なんだよ、その無表情は！


あ。笑った。

え、僕が変だから？
…なんだよ。
変で悪かったね！


でも君が大好きだよ

もしかして
こんな気持ちを
『愛してる』って云うのかな

気のせいだよね
僕が君を好きだなんて

気のせいだよね
君が僕を好きだなんて

たくさんの人がいて
貴方と
逢った


もう
これで十分
『運命』じゃん。

ガラスを割った
ワイングラスの欠片が飛び散る。
周りには赤ワイン。


まるで私の心のようね。

流れる血
そう全てが

貴女のもの

何をしてほしい？
貴女が望むなら
死んでも良い
殺してあげても良い…

次は何をお望みで？
可愛い お嬢さん

本能だもの
しょうがないじゃない

何をしたって
所詮
ヒトだもの


本能には勝てないわ

またここにいるあたし。

もう二度と顔なんて見たくない


そう言ったのいつかしら
そう言ったのは何回かしら


気付けばいつも
貴方の腕の中

きっと
笑っているのね

その表情(カオ)の奥で



笑うなら
笑えばいいわ



全て貴方捧げるから
どうされたってかまわない


最後笑うのはわたしだもの。