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鰐句 蘭丸の部屋  〜 新着順表示 〜


[443] あの秋 この秋
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また 一人暮らしを始めるオマエ

家族に慣れては ひとり恋しくなり

1人に慣れては 誰か恋しくなる

季節と似たようで

人のソレも何度も繰り返す

でも

いい加減 凝りろよ

誰もオマエなんて気にしちゃいない

オマエの人生になんてミリ程の興味なんて無い

しかし

社会のシステムでエラーを出せば

エクスチェンジ

Exchange

Export

Delete

Dust

幸運は祈れない

自分の出来高単価の人生

Do it

さあ やれ

2023/09/22 (Fri)

[442] あばたの春
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春に浮かれて二百里

遅れて彼岸の墓参り

花霞 目隠し 家族写真

白檀の煙 蝋燭の火

菊と樒

あと十年もしない間に

貴方が逝った歳になる

とうとう返しきれなかった恩

其方で返せるだろか

春が来る度

出来損ないを呪う

春が来る度

春が来る度

2024/01/23 (Tue)

[441] におわせぶす
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やめてくれ

ぶすなのににおわせるのは

にあわないんだよ

なんでわからないかな

じぶんがみえてないの

きょうも

きょうもきみのえすえぬえすからは

いしゅうがはなたれる

あきのとびらがひらいて

はなもたれる

ぶさいくはばしょもときもえらばず

しょうがない

のばなし

てばなし

おかまいなし

きょうも

きょうもきみのえすえぬえすが

きいろくかすむ

えすえぬえすぶす

ぶすえすえぬえす

つきさせこんぷらいあんす

もろはのつるぎよ

さきにししゅうはなつのはどっちだ

ぶすっ

2022/10/10 (Mon)

[440] 常夜灯のかぐや姫
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物心がついたころは市営住宅の5階建て鉄筋コンクリート造の4階で家族で住んでいた
冷たいコンクリート壁にうっすらのペンキで
玄関のドアは重たい鉄板製
天井は粗い突起のある左官仕上げで
和風ペンダントの照明がぶら下がっていた
季節は覚えてないが

家族が寝静まった頃
ひとり目が覚めた俺はペンダントの常夜灯を見ていた

すると
毎回 いつものように物語が始まる

常夜灯の月から かぐや姫が降りてくる

降りてくる最中にもなにやらかぐや姫の付き人や取り巻きが騒ぎを起こしている

無事 降りてくると俺と他愛のないやりとりをして

突然 かぐや姫の爺様と婆様がけたたましく乗り込んできて
やれ月へ帰すの 帰さないのの騒ぎが始まる

俺は蚊帳の外にされ
いつものように
かぐや姫は常夜灯の月へ帰って行く

帰って行く最中にも かぐや姫の周りはなんだか大騒ぎ

やがて俺は眠りに落ちていく

本当にあった事だったのか
夢だったのか

半世紀を超えた今も思い出す

常夜灯のかぐや姫

2022/09/30 (Fri)

[439] 夏と台風と夕暮れの堤防の橋の下の感傷ist
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君を探してまたここに来た

ここにいるはずは無いのは間違いない

気がつけばここに来る

温暖低気圧が揃いも揃って台風三兄弟

週末の釣りの予定潰す気満々だな

君がいなくなったのはもう20年前になるね

噂では命を絶ったと聞く

本当は分からない

でも現実にもインターネットにも君の存在は無い

時々本気で君に助けを求める俺がいる

君が置いていった息子

これまで何度も行き場を無くして迷い続けた

その度に「君が居てくれたら」

でも全部俺ひとりで片付けた

でもやっぱり「君が居てくれたら」「君の息子も大人になったよ」

なんのわだかまりもなく見せてあげたい

君を探してここに来る

絶対いるはずは無いんだけどね

夕暮れの川の堤防の橋の下

軽トラの助手席にいつも積んでるPIGNOSEのギター

夕暮れに向かってクォーターチョーキングとピッキングハーモニクス


2021/08/06 (Fri)

[438] ロードマップ
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古いロードマップを見つけた

部屋の本棚の隅に押し込まれて忘れ去られていた

どれくらいぶりに開くだろう

多分だけど20年くらい前が最後

その頃くらいに色々あった 離婚 恋愛 離婚 恋愛

シングルファーザーになった頃から見なくなったんだろな

見る暇もなかった

仕事に子育て 地域の組合や保育園や家事

当時は男親の自治体の手当ては無くて男女参画社会をうたう行政を恨んだ
恨んでも恨みきれないくらい恨んだふざけんな
なんだよ手のひら返したようなこの現在

返せ あの頃の不満全部返せヴォケ

道が外れた

ロードマップ 当時 行った場所に星マーク

行きたい場所にハートマーク

行って無い場所にハートマークあるね

行きたかったけど行けなかったんだね

別れた彼女は行ったかな

知る術も宛も無い

生きてるかも

子供宛におもちゃのキーボードが送られて来たけど

憎しみが強くて受け取らず送り返した

後悔させたかった

ロードマップ

また行こうね の場所は

二度と行ってない

ロードマップ

今は使わないロードマップ

NAVIの時代

ロードマップ

ロードマップ

新しく行きたい場所書いてみる

ロードマップ

今どきロードマップ

道端に車寄せて

家族で顔突合せて覗き込む

ロードマップ

そこに

道が続いてる

昔も

今も

外れながら

迷いながら

ロードマップを頼りに

もう一回走り出す

2021/05/24 (Mon)

[437] 否定する心の中の中で
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流行歌が耳を通り過ぎる

揺さぶられない時間が流れる

いつからこうなったのか

心の中に真っ黒い自分が生まれてから

友達は居なくなった

しかし恋とか愛には飢えていた

手に入れると壊した

何故か孤独を愛した

そして時々真っ黒い自分との会話

そいつは俺を肯定してくれる

そいつは俺だ

分かっているから笑えた

著名な作家の心を打つ言葉も俺を避けて行く

政治家を責める言葉が思い浮かぶけど

すぐ消える

激しく熱い思いに突き動かされたい

そんな伝説のような主人公は現れない

いつかは自分が

なんていう夢ももてないくらい経済は貧困だ

結局は思想も貧困だ

羨ましがらないぞ

比べられてたまるか

そんな時間も蓄えられない

真っ黒い自分と入れ替わりたい

そうなった時

なにか

終わるだろうか

2021/03/02 (Tue)

[436] 
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今朝 通りに咲く椿の花の落ちるのを見た

花房が地に落ちる音は聞こえない距離

しかし

聞こえた

重いようで

軽いような

残酷なようで

荘厳な

同時に

時が流れ込んでくる

意識の中に

記憶や妄想の中で一瞬のうちに

椿が芽吹き

葉を茂らせ

蕾をつけ

咲かせ

散った

タイムラプスのような

サイレントのような

音がずっと鳴っていた

2021/01/26 (Tue)

[435] いいひと
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いいひとは報われない

よく聞く「あの人はいいひとだよね」
を言う人はいいひとを救わない

メディアから聞こえる「いいひと」は早死にする

どうか

この世から いいひと を排除してください

どうか いいひとにならないで生きて








全人類 悪者になり 潰し合いましょう

悪の中の悪だけが蔓延る世界にしましょう

そういう政権に投票しよう

いいひとは

生きていけないんだから



2020/10/29 (Thu)

[434] エピソード まる 其の3
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仕事から帰ってきて
冷たく 硬くなったお前を撫でる

お前の匂いを嗅ぐ
あの香ばしい匂いが薄らいでる

風呂へはいる
お前を洗ってあげたことを思い出す
涙がとまらない
きっと
また お前の匂い思い出すよ
忘れない

まる

おやすみ がんばったね

2020/10/23 (Fri)
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