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夢旅人の部屋  〜 新着順表示 〜


[5] Last Scene
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別れの時に 思い出したのは
なぜか…
出逢った日の はにかむような笑顔だった

共有した 時間の中で
なぜか…
あの笑顔を
思い出したことは なかった気がする

別れの理由は きっと
そんな僕に あるのだろうね

時が 二人の心を近づけて
また 同じように
二人の 心を引き裂いてゆく

風に揺れる 君の髪に
わずかな 迷いを見たようで
思わず 開いた口から洩れたのは
引き止める 言葉でなく
深い自嘲の ため息だった

いつも 陽炎のように頼りない
君の背中が
いま 視界のスクリーンの中を
少し滲みながら 遠ざかる…

2006/04/11 (Tue)

[4] 煌めき
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何一つ 思い通りにならない世の中で
ある日
耐えきれず 涙をこぼした…

この涙で
希望も 夢も
命さえ 流れてしまえばいいと
そう 思った

膝を折って 両手をついて
声にならない 声をあげて泣いた

絶望の闇の中
キラリ…
落とした 俺の涙が光った

こんな瞬間にさえ
涙は 輝くのだと知った…

もう一度 この輝きを信じてみよう
もう一度 歩きだしてみよう
自分の内にある 煌めきを信じて…

2006/04/09 (Sun)

[3] 俺は…
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最低の男
最悪の男
一生
運命を呪いながら
地べたを
這いずって
生きるのか?

何の為に
生きてゆくのか?
それでも
生きてゆくのか?

羽根をもがれて
手足さえもがれて
ただ地べたを
這いずる
芋虫みたいな
そんな気持ちでも
それでも
生きてゆくのか?

なぜ?なぜ?なぜ?

血ヘドを
吐くような問いが
毎日 毎日
俺を締めあげるけれど
それでも
俺は
生きてゆくのだ

アレを失っても
コレを失くしても
全て奪われても
俺が
俺であることが
最後に
燃えかすのように
残されているなら
俺は
生きてゆくのだ

俺が
俺であるために…

2006/04/08 (Sat)

[2] みんな…
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みんな…

きっと 懸命に生きたいんだよ

だけど そのやり方が わからない

涙を ふり絞って

心の声帯が 破れて血が滲む程 叫んで

助けて欲しくて でも誰にも言えなくて

孤独の底で もがいている

負けちゃダメだよ

自分が どんなに惨めに思えても

本当は そんな君が

一番 綺麗なんだから

自分の中の 闇と向き合い

いつか…

君よ 光となれ!

2006/04/02 (Sun)

[1] 誰よりも…
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僕が 自分の運命に負けて
君を 手放そうとした時
僕は どんなに惨めでも
どんなに 君を泣かせても
死に物狂いで 運命に逆らえば良かった

僕は 決して失ってはならないものを
決して 手放してはならないひとを
永遠に 見送ってしまったんだね

だけど…
今でも 君の面影が
はにかむような 横顔が
僕に 勇気をくれるから
君の香りも 重ねた肌の温もりも
ずっと ずっと励ましてくれるから
せめて僕は 君の明日を祈り
夢を叶える 約束をしよう

二人が過ごした時の 向こうがわ
新しい季節を 歩き始めた君に
今 万感の想いを込めて
さよならと ありがとうを言おう

想い出は 心のフレームのなか
切なさに 滲むけれど
僕ならやれると 泣いてくれた
君の涙に 恥じないように
僕も顔を上げ 胸を張って歩きだすから…

誰よりも 誰よりも
大切だった
誰よりも 誰よりも大好きだったよ

誰よりも 誰よりも温かく
誰よりも 誰よりも美しいひと
どうか どうか健やかで
きっと きっと幸せに…

2006/04/02 (Sun)

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