ホーム > 詩人の部屋 > 月 瑞樹の部屋 > 新着順表示

月 瑞樹の部屋  〜 新着順表示 〜


[7] はじめから手の内にあるもの
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]



全てが小さく見える幻想
  どんなに抱き合っていても
  
  なんにも感触のない映像
  こんなに抱きついていても

  体を触れ合うことで
  手にとれた何か。
  
  私はすぐに逃げてしまうけど
  手にあった何か。

  こんなところに一人きりで立っていても
  誰一人来ないことはわかっているでしょう?
  助けも来ないはずの海で
  一人溺れてみせる。
  君が私をつかむ腕

  これが幸せなだけ 

  

2004/09/19 (Sun)

[6] 命の宮
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]



    触れてみたいと思わせるくらいに 

    美しく咲く満月。

    
    本当は届かなくっても

    意味はある神様。

    
    お願いにお願いが重なって

    疲れきった星は 

    また流れて姿を消して。。

    どこかで何かがこうやって生きていく中で

    あの娘を探す命に

    幸せは与えられず
  
    また消えていく小さい命

    本当は産んであげたかったと  

    後で声を殺して。。後悔しても遅いのに

    消えてく


    消えてく

    
    今日も何万の命 
 
     

2004/09/01 (Wed)

[5] 「No Subject」
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]




「いかないで。」と言った声は消える定め。

同じだけ進んだはずなのにココには見知らぬ他人だけ

抱きしめたいと思う時に君は笑って走って行ってしまって

その後に私の頬をつたう塩水を拭ってくれるのもまた。。。






      こんな気持ちにしたまま
    
      私から離れて行っちゃうの?
  
      だったらなんで

      あの時キスしたりするの。。?
   
     
      だったらなんで

      まだこんな所で貴方でいっぱいな私に

      期待させるようなこというの。。?

      
  もうこんな中途半端な場所で
     
  助けを乞うことはやめて。

 
           


    ただ偶然。    貴方を好きなだけな私。
   

2004/08/23 (Mon)

[4] No Subject
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]



  こうして私がため息をついている間も
  
  貴方はあの人がいることで幸せを感じて

  こうして私が声を殺して泣いている間に

  貴方は誰の声を聞いているの?

  なんだかんだ言って忘れてはいない事に気づいた

  なんだかんだ言って好きなことに変わりなかった
  

2004/08/22 (Sun)

[3] 大きな蒲公英、小さな蒲公英。
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]

あの娘は何処に行ったのかしら。

小さな、小さな命は抵抗することを産まれた時から覚えず

私と蝶の取り合い。よそ見している間に

奪われちゃった。何も悪いことなんていってもいないのに

ただ私とこれからのことについて話していただけ。

大きな戦力なんていらないよ。

人間が何だって言うの。

同じ生き物なのに。

彼が何したって言うの。

大きな蒲公英。
小さな蒲公英。

あの娘を彼は許すかしら?

私は未だに涙で前が見えないけれど。

2004/08/19 (Thu)

[2] No Subject
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]


髪を上げたとき貴方の背中が見えた。
 
  私の手と貴方の手は本当に繋がれているのかって

  思うのはやめた。

  同じものを見ているはず

  同じ土を踏んでるはず

  同じ空に生きてるはず

  今日はいつもより強く手を握ろう。
 
  離した後も幸せ感じられるように

2004/08/19 (Thu)

[1] NO
詩人:月 瑞樹 [投票][編集]


私は遠回しに人を傷つけて
   あの頃みたいに巻き込んでく。
    そこには誰もいないのに 一人なのに
     それでもいいと思ってしまう。
 
  誰が聞いている訳でもなく
  ココにいてはいけないのだと
  どれだけ叫んだって君は
  助けにも来てくれないんだね。
  私は幸せなの?

  ここにはどうしようもない不安が回ってて
   そしてまた侵食していく。
    本当は君でさえ恐れてしまうほど 闇のように
      
     目の前は何にも見えていないのに。
 
  触れている事で安心もできず
  本当の貴方が見分けられる自信もないんだ。
  それでも君しかいない私を
  つれていってはくれないんだね。
  私が幸せなの?
  

  どうして誰にも言わないでおくの?
  ここにはもう誰だっているのに。 

2004/08/18 (Wed)

- 詩人の部屋 -