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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋  〜 新着順表示 〜


[677] 日々
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自己啓発本の帯に書いてそうな
ありふれた言葉で救われたりして
誰かを愛することよりも寧ろ
自分を愛するほうが難しいと知る

何度となく書いては消して
書き直した答えを
生き甲斐にしてそれを夢と語るのは
生きる理由がないからで

日々は過ぎていく
刹那に過ぎていく
夜が明けても日が暮れても
孤独な毎日は変わらない

愛されたいと思うなら
孤独を先ず捨て去ることだ
でも僕には居心地がいい
寂しさに慣れすぎたのか。



2019/12/05 (Thu)

[676] ネイビーブルー
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僕の声で
伝えたいことを
僕の言葉で
あなたに

冬が寒い理由を
僕らは考えたこともない
だけど寒さは
恋をするには丁度いい。





2019/12/04 (Wed)

[675] 「生きる」ということ
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何をどう 変えたって
僕らはつまらない運命に
簡単に転がされてしまうのだろう

映画のように流れる冬の街
恋人は絵に描いたように
愛し合うのだろう

僕には手を握る人もいないから
凍えた手は自分で温めるしかない

人は孤独を 悪いことみたいに言うけど
生きている それだけでいいんだと
誰かがいつか 指を差して笑った涙を
生きる覚悟を決めた背中に背負って
今日を生きているんだよ









2019/12/04 (Wed)

[674] 管制塔
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芯まで冷えそうな
体は冬に凍えたまま
夜明けまではまだ遠い
星を散りばめた
空に雪が降る

吐き出す息が白く染まれば
いつもより呼吸が苦しい

寒そうにしてる君の右手を
握ったのは僕の左手だ

優しくされるのは嫌いじゃないけど
慣れてないから恥ずかしい

そう言って君は笑ったね

そびえ立つ町で一番高い管制塔

ただずっと 同じ場所にいて

夜明けを待つ僕らは

恋に気づけないくらい若かった

だけどそれでも 知らない手の温もりは

寒さを温かく包んだ。

2019/12/04 (Wed)

[673] Merry Christmas
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ため息が 吐き出すと
白く染まってる
気づけば隣に冬が座ってる
もうそんな季節かと
忙しい毎日に
時間を忘れていた

お互い会えない日々が続いてるね
どんな顔していたか忘れそうになる
ポケットにしまった携帯電話で
君の番号にかけてみる

どんな言葉だって君の声なら
僕は寒さも忘れて聞き入ってしまうから
遠く離れたこの場所から
少しだけ早いクリスマスプレゼント
雪が降る街にジングルベルが鳴る
僕は君に言うよ メリークリスマス。






2019/12/04 (Wed)

[672] 産声
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夜が包んだ街の
小さな部屋から
聞こえた産声は
君が最初に鳴らした音

窓から見える星空は
渡り鳥たちの道しるべ
家路のような光が
世界の果てまで闇を照らす

名前も知らない国やそこに暮らす人の
生きざまはここからは見えない
だから人は旅に出る 
海や空に道をつくって

またひとつ生まれた
新しい産声
僕が暮らす街
何気なく送る毎日

見たこともない色になり
僕の世界を染めた。




2019/12/01 (Sun)

[671] さよなら
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雨から雪に変わる朝
昨日は眠れずに夜を明かした
思い出なら配るほどあるけど
誰にも渡したくはないな

君の顔をこんなにも近くで見るのも
今日で最後なんだ

幸せになれよなんて言えないよ
だけど僕より先に幸せにならないでほしい
最後の強がり

さよならと言おうとすると
窓が閉まってしまう
硝子の向こうの君が
指で窓に書いたのは
「ありがとう」だった 

離れなければならない
理由なんてないけど
僕らはすれ違う生き物だから

憎しみに変わるくらいなら
その前に愛を終わらそう
そう思ったんだ

喧嘩した数だけ
確かに重ねた体が
熱く火照っている
愛しているから別れる
出会いもあると知る

だから僕らが選んだのは
愛よりも愛らしいさよならだった。



2019/12/01 (Sun)

[670] 雨上がりの虹のように
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僕らはどうして
くだらないことに
意地を張って
ムキになるのか

気づけば大切な人を
傷つけている
傷つけた君より先に
僕は泣いている

喧嘩した数だけ 仲直りがあるように
大切なものは いつもそばにあるんだよ

愛してるの数だけ ごめんなさいを言うよ
いつでも君がいるから僕はここにいる

そんな当たり前なことを忘れないように
胸に刻むんだ 

雨上がりの虹のように
悲しみのあとの笑顔を残しておけば
きっと 大丈夫さ。


2019/12/01 (Sun)

[669] 思春期
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言いたいことがあるはずなのに
言えないことがあまりに多すぎる

叶えたい夢も行きたい場所も
なりたい自分も見つからない

宛のない毎日の中でふと気づくと
空ばかり見ていた

君は星のひとつを指差しながら
あれはなんて名前の星なのか
僕に聞いたよね

今ならきっと答えられるだろう
でもあの頃の僕は
心に鍵をかけていた

人の価値を 金とか地位とかで
決めつけてしまう人の中にいると

つい人を思う気持ちをなくしてしまう
優しさだけが実は 生きる上では一番大切だ


言いたいことがあるはずなのに
言えないことがあまりに多すぎる

叶えたい夢も行きたい場所も
なりたい自分も見つからない

僕は思春期 まだ大人のふりしか
できない 子供だったよ。





2019/11/30 (Sat)

[668] 725
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725便が

飛行場から飛び立つ

僕らは椅子に凭れかけ

ベルトを締めて目を閉じる

小さな窓から見えるのは

暗い夜の風景だ

加速して飛び上がる

銀の翼は

星屑の中

僕らはここで何もせずに夜明けを待ちながら

命を使い果たすまで待ちぼうけ

時計の針を気にしながら

年老いた旅人は

小さな夢を鞄に託して

扉を開ける

魔法は今日も使えない。

2019/11/30 (Sat)
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