風が欲しくて
鳥は翼を手に入れたのさ
　
　
星空の性欲に
地球は呆れて離れたのさ
　
　
形がほしくて
水は氷になったのさ
　
　
理由なんてないんだって
僕らはすべて
本能に操られたマリオネットなのさ
　
　
命を吹き込んだのは
神の野郎の本能なのさ

終点曇り行き
午前３時の
エコー
　
　
響け空へ
矛盾を片手に
止まない挑戦
　
　
耳を犠牲に
精神を保ちつつ
宛先を探す
　
　
始まりの合図に
気づかないふり
本当は
疲れたと言いたい
　
　
記憶なんて
置いてきて
スピードなんて
老いてきて
　
　
糧さえあれば
生けるんだって
目標さえあれば
逝けるんだって
　
　
千年越しの
世界の星と
なるならば
　
　
もはや途中下車でも
構わないから
　
　
　
　

荒んだ世界が
嫌いだった
　
だけど
空からの招待状は
来なかった
　
それが
よかったのか
悪かったのかは
わからない
　
今もやっぱり
僕は空を目指してる
　
だけどそれは
逃げたいわけじゃない
　
　
　
今は意外と
この世界が
好きだ
　
だから
早くあの空へ
　
　
　
この世界を
君より愛する前に