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アマネの部屋  〜 新着順表示 〜


[33] 無い物ねだり
詩人:アマネ [投票][編集]

泣き過ぎて歪んでしまったのよ
映る世界と感じる心



ただ欲しくて
口に出したわ 手を伸ばしたわ
厭わなかったの
君想う裸の気持ち 曝け出す事

駄々と我儘ね
とっくに識ってたわ
だけどね
幼稚なプライド飾った白い胸
見せたのは 君が好きだと言ったからよ





無い物ねだりと誰かが言う
じゃあアナタは
欲しくもない
在る物だけを頂くの?

アタシはやっぱり欲しいから
ねだり続けるのだわ
一時しか触れる事の出来ない熱でも



好き過ぎて歪めてしまったのよ
残った想いと濡れた顔

2010/04/14 (Wed)

[32] 37℃
詩人:アマネ [投票][編集]

37℃ 非道い夢だ
君との8時間繰り返して

4時間 幸せに気付けずに
帰りの電車で急に熱くなる
4時間 気付けば捕らわれて
残りたくて爪を立てた

君を繰り返す夢の中
声を出せずに 君の背中
やっと目醒めた 淀んだ夜中

痛む喉から かすれる君の名
37℃ 非道い夢だ

2010/03/13 (Sat)

[31] ただの人間
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汚い言葉で罵ったって
悪魔なんかになれないのよ?
暗い cry くらい
受け止める度量もないの?

優しくその手を差し伸べたって
天使なんかになれないのよ?
笑い はlie (笑)
見抜けないほど廃れたの?



どれだけ崇められたって
神様なんかになれないし
どれだけ蔑まれ続けたって
化物にさえなれない



どう抗おうと 受け入れようと
ただの人間にしかなれないのよ

これはそういう生き物なのよ

2010/01/17 (Sun)

[30] とある冬の日
詩人:アマネ [投票][編集]

君の顔なんて忘れた
逸らしてくれない瞳が恥ずかしくて
すぐにうつむいて唸ってた

君の声なんて忘れた
よく通る少し高い声が
誰かと同じアタシの名を呼ぶ事はなかった

君のくれた曲のタイトルさえ知らない
間違えて覚えた鼻歌は
ずっと間違えたまま唇で踊る



自転車の背中と煙草吸う指先と
確かに在った熱に触れたいのに
遠過ぎて手の伸ばし方さえ忘れてしまったよ

「サヨナラ」を沢山伝えて
「好き」を沢山隠した
一度だけ漏らした「会いたい」は
叶わなかったねとすら笑い合えないまま



君のいう“友達の「好き」”が
ずっと刺さって抜けない

2010/01/14 (Thu)

[29] ブランケット
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掴んだ君の手が離れ
夜が怖くて眠れない

毛布の中 匂いを手繰り
名前呟く息白く

君が居ないとこんなにも
夜は暗く 冬は寒いなんて

2009/12/22 (Tue)

[28] 誤作動
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縮こまって守る、隠す 押さえ込めば勝ち
発作、切替、自覚の寂しさ さらに発作
その内の暗転を待てば睡眠
なんて愚かで なんてちっぽけなアタシ

大きなクマのぬいぐるみみたいな愛がいい
そう、〆て¥15000也
きっと だけど
アタシは大きな背中ばかり見るのでしょうね

特別製の普通 誰だって好きになれる
けれど君は 風評と脅迫観念だけで
本質も外形すらわからずに
「美しい」と愛でるようになってしまう
見定められないアタシは もう 降りてしまうわ

どうして割り切れるだろうね
一人として同じ「君」は居ないのに
君はとっても薄情だけど アタシの意思も薄弱
ただ望むままに熱が在ればいいのに なんて
砂糖みたいに きっとそれだって苦しい事
ねぇ、知っているのよ?



アタシは怖い、君よりは。

壊れそう だけど気のせいね
だってまだ「アタシ」で生きてしまっている
助けて と手を伸ばさなくとも
それくらいでは死にたくないくらいにアタシは強か
だから だから 君に会えない

寂しい

2009/12/10 (Thu)

[27] 本質
詩人:アマネ [投票][編集]

アタシはアナタの名前を呼ばない
アタシはアナタの名前を知らない
曖昧な熱だけで十分じゃないの



アナタが誰であろうとも
アタシが何であろうとも
燃やせば骨でしかないのなら
服を着る必要はなく
名前を語る必要もなし



少しだけ傷が残ればいい

2009/11/29 (Sun)

[26] 要らない
詩人:アマネ [投票][編集]

哲学者の賢い妄想は要らない
詩人の美しい台詞は要らない
占い師の示す導は要らない
先人の間違いない後悔は要らない



どれだけこの世界が素晴らしくとも
どれだけこの世界が美しくとも
どれだけこの世界が正しくとも



アナタの告げる別れだけで
アタシの世界は簡単に崩れてく





だから端から「要らない」という

2009/11/20 (Fri)

[25] 窓が鳴る
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留守番電話に伝言さえ残せない
なのにどうして
アタシは君に電話するんだろ
なのにどうして
君は着信を拒否すらしないんだろ

君の「好き」は
いつまで本当に在って
いつから無くなってしまうんだろ
アタシの「好き」は
いつまで君に届くんだろ



不安だよ
風の強い夜はさ

2009/11/14 (Sat)

[24] 加害者の優越
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加害者の優越
彼女は笑い アタシは零した

何気ない会話、一端。

得意気に 当前のように彼女は翳し
アタシは笑み、震える
重なる言葉 逃げる事も出来ず
彼女は 彼女は





笑った

2009/11/14 (Sat)
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