ホーム > 詩人の部屋 > 風端の部屋 > 新着順表示

風端の部屋  〜 新着順表示 〜


[12] ねこぱーんち!
詩人:風端 [投票][編集]

猫パンチ

猫パンチ

猫パンチ

ゲラゲラゲラ

次はキックだよ

2009/05/14 (Thu)

[11] ねぇ、正義の味方団作ろう!
詩人:風端 [投票][編集]

物語の主人公になりたいな

(それもとびっきりの正義の味方)

悪いヤツはやっつけなくていいから
その分誰かを助けられる人になってみたい

助けた方も
助けられた方も
そんなこと全然気付いてなくて
自然に
当たり前に
出来たら
尚いいね

うん
別に正義の味方って
一人って決まってるわけじゃないから
みんなでやろう

主人公だって
何人いたっていいし
何人いたっていいなら
私でもなれる気がするわ

じゃあ
まずは電話だね
最初は誰を誘おうか

2007/07/20 (Fri)

[10] そら。くも。わたし。
詩人:風端 [投票][編集]

よく晴れた日

私は目を瞑って空になり
ただただ広がってゆく自分を眺める

とても遠くに見える人影が
自分だと気づくまで


(たぶん、世界から削り取られる前、私は空でした)


思い出一つで一つの雲になり

子供の青空は曇天

雨も降るかもしれない


(ただただ、懐かしくて)


あらゆる屋根は邪魔だけど

屋根が無ければ人間で居られる自信が無い


2007/05/21 (Mon)

[9] 祈り。祈られ。はっぴーえんど。
詩人:風端 [投票][編集]

だからただ、安心して
逃げる為の場所はありますから

(唯一逃げる理由はありません)

だからただ、だんだんと、遠巻きに
雪化粧は落としていきましょう

(折角なので春へ逃げましょう)

だからただ、静かに、空と、宇宙へ
願いを込めて祈ります

(肝心の星は見えません)

たからただ、キラキラと舞い降りる、綺麗な羽根を
受け止める為に腕を伸ばしましょう

(抱きしめれば)

晴れて愛ある君の抱擁
ずいぶん前から想像していたように優しい結末でした

2007/03/30 (Fri)

[8] 人形に名前をつける日
詩人:風端 [投票][編集]

背の高いビルの屋上で
小さな人形と青いベンチに座る

(一人じゃちょっと寂しいから)

右手を空に向けて
雲をなぞる

(なるべく動物がいいわ)

人形は喋らず
ずっと遠くを見ている

(きっと私には見ることの出来ないところ)

とてもとても
高い場所なのに風は吹かず

私と小さな人形は静かに

透明な時間の中

空を見ています





2007/03/22 (Thu)

[7] わからない。わからない。
詩人:風端 [投票][編集]

よくわからない
けども大事な話をした

ゆっくりと丁寧に
一つ一つの言葉に意味をつけてカタチづくる

『わからないこと』
そういうことを話した

わからないけど
でも
わからないからこそ話すべきだった

途切れ途切れで
あやふや

それでも彼は
静かにうなずいてくれて
それがとても嬉しくて
笑顔なのに涙が出た

終わってみれば
本当によくわからない会話だったけど
真夏の雪のように
あたたかく溶けていった

2007/03/18 (Sun)

[6] 受動的カレシ
詩人:風端 [投票][編集]

悪いね
僕は優しくはないんだ

(優しいと褒めたら彼は反論する)

僕はただ君の思うように行動してるだけ

(それも優しさじゃない?)

いいや違うんだ
これは僕の傲慢なんだよ

勝手に君の考えてることを想像して
分かった気になってるという、ね

(どうしてそんな事言うの?)

君もそろそろ僕に飽きてきた頃だろう
だから
別れようと思ってね

(・・・あなたは何がしたかったの)

別に何も
強いて言えば生きる理由を間借りしてたのかな

(全部嘘だったのね)

さてね
それは君次第だよ
僕は君の望んだことを手を抜かずに行動しただけだから

(出てって)

うん
そうしよう
そろそろ破綻すると思ってたんだ

(出てって)

ああ
よかった
うんうん

それじゃあ、身体に気をつけて

(彼は笑顔で出て行った。ただの一度も振り返ることなく)



2007/03/06 (Tue)

[5] 軽薄なヒト
詩人:風端 [投票][編集]

重苦しいのはもうヤだから

とても軽薄になろうと思いました

(半笑いが鼻につく)

そんなヤツになってみました

(すると)

世界はとてもとても狭くなりましたが

便利なツクリワライのお陰で

概ね思い通りの人生です

(よかったですね)


2007/03/06 (Tue)

[4] おわる。おわらない。おわる。
詩人:風端 [投票][編集]

何も写さない真っ白な鏡

(かおをそむける)

追い掛けてくる顔無しの処刑人

(とても早くひたひたと)

場所がどうとか名前がどうとか今更聞かれる

(もう終わりかけているのに)

いまだに感想文は空白です

(だって覚えてないもの)

急げ急がすカボチャの馬車に轢かれて死んでしまう

(そんな結末だってあったでしょうに)

さよならお姫様

(でも終わらない)

2007/03/01 (Thu)

[3] 蒼い月−ウタウワタシ−
詩人:風端 [投票][編集]

その夜

初めて月が蒼く見えた夜

気付いたら歌を歌っていた

(即興の名も無い歌)

伝える筈の想いが歌となってこぼれていった

(この歌は想いの涙)

ぽろぽろとゆっくり歌う

(ただ思い出すようにいつまでも)

やがて

大きな蒼い月にすいこまれたのか

自分だけに意味のある歌は

いつの間にか

静かに去って行った

2007/02/25 (Sun)
12件中 (1-10) [ 1 2
- 詩人の部屋 -