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ガシャの部屋  〜 新着順表示 〜


[12] 静々(シズシズ)
詩人:ガシャ [投票][編集]

空が ちぎれて



晒された 雲



水面に 写り



故郷に そよぐ



手に取る 花に



つまる 端声





読み方:端声(ツマゴエ)

2011/03/31 (Thu)

[11] 手向(タムケ)
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瞼の裏に



ふるさとの風



樹海を漂う



昔日の 歌



日向で空は



あくびして

2011/03/31 (Thu)

[10] 遥々(ハロバロ)
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常世に 契る



幼き 睦言



和まる 空に



水泡と 消えた



恋し そなたを



見果つ 時雨れて






読み方:睦言(ムツゴト)和まる(のど)水泡(ミナワ)

2011/03/30 (Wed)

[9] 水屑(ミクズ)
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夜を見上げた



この空に



群青色した



雨が降る



た走る 御霊に



風は怯えて





読み:た走る(タバシル)

2011/03/30 (Wed)

[8] 淡幽(タンユウ)
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微睡む月の



柔らかな 朝



翠の小庭に



尋め来る風が



出で会ふ 度に



告ぐる 仕合はせ 








※読み

微睡む(マドロ)

翠(ミドリ)

尋め(ト)

2011/03/29 (Tue)

[7] 良寒(ヤヤサム)
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言寄す 夜の



透き影に



風と 言問ふ



御空は 高く



か細い 月の



咳が 震えて

2011/03/29 (Tue)

[6] 海神(ワダツミ)
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波間を 揺れる



子守歌



寝惑ふ 魚



水底に 触れ



碧の碧さに



目が さめる









読み:寝惑ふ(ネマド) 水底(ミナソコ) 碧(アオ)

2011/03/29 (Tue)

[5] 鎮魂(タマシズメ)
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汚れた海の



涙色



和まる 空と



閑寂の 花



離る そなたに



響む 泣き声






読み方:和まる(ノド)閑寂(カンジャク)離る(サカ)響む(トヨ)

2011/03/29 (Tue)

[4] 空虚(クウキョ)
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地上を恐れた



鳴る神と



仄見ゆ 月の



漫ろ言



身の後 我の



瞼の裏で









※鳴る神・・・雷

 仄(ホノ)見ゆ・・・かすかに見える。

 漫(スズ)ろ言・

2011/03/29 (Tue)

[3] 鬼哭(キコク)
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行き交ふ 雲と 



惑わしの 風



穿つ 言の葉



八岐の 歌



野に 散々と



手向く 仕合はせ





読み方:穿つ(ウガ)八岐(ヤチマタ)手向く(タム)仕合はせ(シア)

2011/03/29 (Tue)
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