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たくあんの部屋  〜 新着順表示 〜


[6] ただの例え話し
詩人:たくあん [投票][編集]


例えばオレにテレポート能力がそなわっていれば
君は喜んでくれただろうか

涙をいくらか減らせただろうか
そんな風に思う

例えばその力に制限回数があるとして
例えばそれが10回だとして

そうゆうのを知った上でも力は一週間で尽きるだろう

例えば


最後の一回になってようやく素直になれたら


こんな例え話ししなくてすんだかもしれない

2009/11/05 (Thu)

[5] 他人のリアル
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正直
自分は楽に生きてて

他人に比べたら苦労も少ない方だ
自分でわかるくらいだから間違いはない


彼が言う辛さも
彼女の漏らしたため息の理由も
正直わからない

理由を聞いても
まるでリアルに感じない

そんな時
所詮他人だしって諦める



もしかしたらこいつのおかげで苦労しないのかもしれない

もしかしたらこいつのせいで感じないのかもしれない


他人を減らそう

2009/11/03 (Tue)

[4] 天井と少しの後悔
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天井がさっきと違う顔に見えるなんて言ったから
君はあっちを向いた


ああ
言うんじゃなかった

2009/11/01 (Sun)

[3] 月と嫌な事
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珍しく嫌な事が続いた今週もようやく終わった


久しぶりの月をながめながらチャリを走らせた
寒いからとばした

息がきれたのをタバコのせいにして

さっきまで右にいた月が
今は後ろに

星が出てた
気付かなかった

今まで幸せだったから
嫌な事がでかく感じた

嫌な事がなかったから幸せに気付かなかった


ただそれだけ

今日の月は満月でも三日月でもない
半端な形 それだけ

2009/11/01 (Sun)

[2] レベル
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オープニングを飛ばして始まったようだな

目的のないRPG
説明書をなくした世界

ラスボスのいない
平和すぎる毎日


こんな世界でレベル3の僕


高い山
綺麗な草原
不自然なほどに青い
あのでかい二つ

見た目だけ整った装備
防具で固めた体は
鎧の中に巣をつくる



左手には盾を

右手には




大きい盾を





自分を守り
周りの世界を、大きい盾と鎧のせいにして見ないふり



レベル3のこの世界

僕も君もレベル3

2008/12/17 (Wed)

[1] 旅人
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子供達は
生まれてきた意味を探す旅に出た

少しずつ
狭い歩幅で歩きだした

仲間の一人は意味を見つける事ができず
旅をやめた

一人はようやく見つけたそれを大事に抱え、去っていった

そうやって少しずつ仲間は減っていった

残された中に一人
劣等感を感じ、下ばかりみて歩く青年

ひたすら歩いた
長い道を







気付けば
白髪の老人が一人、前よりももっと狭い歩幅で下を見て歩いている

とうとう座りこんだ旅人は意味を見つける事ができなかった

目を閉じて意識が失くなる一秒前に浮かんだあの子の顔


名前を呼んだ旅人はついに意味を見つけた

2008/12/09 (Tue)

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