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きょうすけの部屋  〜 新着順表示 〜


[10] 宴のあと
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宴は終わった

残ったのは静寂

泡沫の時間たちが

眩暈をし始める

誰もいない空席に

あなたは座ろうとする
けれど それを

確認する術は

とうに忘れてしまった

誰も知らない 空白に

足音が鳴り響くだけ

2005/02/19 (Sat)

[9] 世界の果てにて
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冷たい部屋に

響き渡る時計の針の音

またしても 僕は

ふさぎ込んでいる

今は 今だけは

世界中の悲しみを

背負っていたい

こんな気持ちになる僕は

流線形の心の持ち主

そして こんな気持ちを

解ってくれる君は

夕焼けの色に近い

心の持ち主だね

2005/02/11 (Fri)

[8] 宿題
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ねぇママ ねぇパパ
なぜ戦争をするの?
そう聞かれて
答える事ができますか?
かく言う自分も
言葉に詰まってしまいます
知識も未熟であります

恐らく いや絶対に
誰もが戦争などしたくないでしょう
心の中では戦争反対を掲げています
なのに戦争はなくなりません

憎しみは憎しみを生み
悲しみは悲しみを生み
報復は報復を呼ぶんです
それでも平和を望なら
この法則を断ち切らなきゃいけません

どぅせ明日になりゃ
また違う事考えてるけど
今の僕ぁ
愛の歌なんかよりも
この詩を書きたかった

君が大きくなる頃
世界はどうなってると想う?
変わらず今のままかな?
だとしたら
変える事のできなかった僕らを許してくれ

でも知っている
戦争はなくならない
なんだこの矛盾?
誰か教えてくれ
一生かけても解けない宿題のようです

2005/02/09 (Wed)

[7] 桜の足跡
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時間に嫌われたようだ
僕らは みんな
否応なく背中を押される

ほんと言うと
学校なんて大嫌いだった
行く意味ナシだった
そんな僕が
一つだけ感謝してる事がある
誰にも そう誰にも
言った事ないけど
君に逢えてよかった
心からありがとうだよ
これからもありがとう

みんな涙を流すんだね

僕らが通った桜並木道
そこにはあるのは
僕らの足跡 でも
その足跡は 舞散る桜の
花びらに埋まり
また別の 足跡が
刻まれるのだろう…

2005/02/07 (Mon)

[6] 希望のうた
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ママは言いました
"悲しみを知っている人はきっと優しい人"と

パパは言いました
"自分の本当に愛してる人と一緒になりなさい"と
"人間は後悔ばかりする生き物だが、ママと出逢えた事はパパにとって唯一,後悔してないこと"だと

そして
私はあなたに逢いました

あなたは言いました
"人が生み出すモノ中での唯一無二の希望というのはね,子供なんだ"と
"大事に大事に育てていこうね"と

私は想います
"私達の子供が誰と出逢い,誰を愛するのかを。いろんな想像をしてみる"
これが希望なんだと。

2005/02/05 (Sat)

[5] この場所って何処?
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かつて この場所で
愛を告白した人がいた

かつて この場所で
愛に泣いた人がいた

かつて この場所で
命を捨てて戦った人がいた

そして この場所には
最愛の女性を想いながら逝った悲しい涙が埋まっている

かつて この場所で
また歩き出そうと心に決めた人がいる

かつて この場所で
平和を訴えた人がいる

50年後,100年後
この場所で何が起きる?
きっと同じ事の繰り返しさ


いつか この場所で
この詩を詠む人がいる


2005/02/05 (Sat)

[4] MR.VENGIE
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14で初めて
彼は家を飛び出した
薄汚いギター
テネシアンを背負って
ジャックナイフで
壁に突き刺した
彼らしい置き手紙
旅の理由は何だと思う?
誰もが生きてりゃ
必ず一回は想う事さ
それが彼の場合
14の時だっただけの事

不慣れな煙草にゃ
少しは慣れたらしい
旅の理由は?と聴かれ
彼はこう答えるんだ
"夕焼けが一番綺麗に見える場所を探す事"って
弦の切れたテネシアン
ジャックナイフの鞘
腕の刺青 たんぽぽ

それは彼が家を出て
3年後くらいだった
風の噂さ 風の風の噂
ママが死んだんだ
彼は初めて故郷へゆく決意をした

思ったより人は集まった
昔のパパも来てたらしい
彼は空虚を纏って
久々に自分の部屋に入った
錆びたジャックナイフ
下手な字の置き手紙
窓から見えたのは
とても綺麗な夕焼け
そうとても綺麗な夕焼け…

2005/02/04 (Fri)

[3] オレンジ
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オレンジ色の涙と一緒に
広がる世界を旅する
遥か彼方、、、
何処を探しても
君は見つからない
まるで追いかけっこを
してるみたいだよ
君は ただ逃げてく
何も言わずに
何も表さずに
何も感じずに
この未来,現実,理想を
追って旅する二人
すれ違い 過ちは
刹那に起こり
二人の距離が永くなる
このまま
君を抱き続けたい
このまま
君と眠りに着きたい
"一緒にいよう"
、、、という言葉は
どうやら過去になってしまったようだ
その言葉、、、
枯れ葉となり
オレンジ色の涙と一緒に
風に吹かれる

何処へ行ったか
何処へ落ちたか
誰もわからない
誰も知らない
君の行方
僕の行方がわからないように、、、


2005/02/04 (Fri)

[2] みなさんにお任せ☆
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あなたが夏で,私が冬
二人は 絶対に
一緒になる事はないけど
いつまでも いつまでも
同じ季節の中を
巡りつづけるのよ

2005/02/04 (Fri)

[1] 止まった時計
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あの夏の日は
何処に行ったのかしら
二人で 宛もなく
さまよったわ
トラックの荷台に揺られ
幾つもの景色を数え
無限の色をもつ空の色を
この瞳にやきつけてきた
二人の間を横切った
あの風は
何処に行ったのかしら

小麦畑が広がって
そこは見た事のない空間
きっと 二人の旅は
時計の針を
追越してしまったんだわ
哀しいわね、
テキサスで買った金時計
値切り倒したはいいけど
全然動かない中古品で
二人で文句を言いながら
でも 捨てずに
ポケットにしまいこんだ
その時計が今
動き出したわ‥

ねぇ あなたに
逢いにゆきたいわ
あなたの旋律には
私は もういない…

二人の間を横切った
あの風は 今は
何処を旅しているのかしら‥


2005/02/03 (Thu)

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