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無名の部屋  〜 新着順表示 〜


[4] ソクバク
詩人:無名 [投票][編集]


焼けついた喉は
声を奪い
縛られた体に
自由を奪われ

叫ぶことさえ
もがくことさえ許されない

この世は随分生きにくい。

2008/10/29 (Wed)

[3] 反比例
詩人:無名 [投票][編集]


愛してるから傷付けて
大好きだから遠ざけた
きっと弱虫な僕だから
こんな風にしかキミを想えないよ
愛することに臆病で
傷付けられる事を恐れてる

今は涙を我慢しよう
キミが泣いてくれるなら
僕はそれで十分だ

2008/10/28 (Tue)

[2] 黒猫と空
詩人:無名 [投票][編集]


時速五十キロ以下の標識
道路の真ん中、黒猫
後方から迫る車、一台

十、五メートル、と縮まる距離に
尻尾を立て 走り出した
危なっかしいソイツは足元で一鳴き

抱き上げてやる

ある晴れた昼下がり
青い青い澄んだ空に
対照的な黒い猫

ボクはそいつに「ソラ」と名付けた

2008/10/27 (Mon)

[1] 無の旋律
詩人:無名 [投票][編集]


きっと答えは無いのだろう

何度も応えを求めたが
流れてきたのは空白の音
この音を認めてしまえば
ボクはキミの存在を
否定していることになる

キミは何を考えているの?
モノ言えぬ口で
キミは何を見ているの?
盲目の瞳で
キミは何を求めているの?


こ の 空 白 の 世 界 で

2008/10/27 (Mon)

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