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ねじまきうさぎの部屋  〜 新着順表示 〜


[26] キューピット
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愛って何なの
って聞かれても
答えられや しない
僕はただ
神様の言うとおり
心臓狙って矢を打ち込んでるだけなのだから

愛って何処から来るの
なんて聞かれても
答えられや しない
僕の知ってるそれは
倉庫に大量に重ねてある
段ボールの中の一本一本なのだから
確かあれは
一箱千円だったハズ
でも その前は知らない

愛なんて
分からない方がきっと良いよ
それにこの仕事
時給安くて 困ってんだ

2006/01/19 (Thu)

[25] 燃えるゴミ
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こんな紙切れ一枚で
俺の何がわかるというんだ
俺という存在は
あんたらにとって
こんな薄っぺらいものなのか?
ああ 情けねぇ
こんな紙切れなんて
丸めて捨てちまえ


それから数年たって
大人になって会社に勤めて
そこそこの地位について
人を選ぶとき
やっぱ薄っぺらな紙を見ている自分に気がついた
笑っちまうよ
あの頃の俺こそが
くしゃくしゃに丸められて
燃えるゴミに捨てられちまったんだから

2006/01/10 (Tue)

[24] 名のなき衝動
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どうも僕には
妙な癖があるようだ

君が好きなのに
なにより大切なのに
大切だから
壊したくなる
泣かせたくなる

矛盾 してるだろ?


どうも僕には
妙な癖があるようだ

君の泣き顔を
君の苦しむ顔を
見たい と望むんだ

本当は 望むはずないのに


慈しむのを愛だとするなら
この衝動は
何と名付ければよいのだろう

2006/01/10 (Tue)

[23] 深夜・深闇
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眠れない辛い夜
誰かと話したくなる
電話をしようと手をのばすけど
指は目標を見失い空回り
話す誰かも見失い
あたしは深い闇に飲まれる

空しく響く電話の音
枯れた涙も騒ぎ出す

2006/01/10 (Tue)

[22] 貴女へ
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あの日の事は

今のあたしにはツラ過ぎて

未だ涙が枯れる事は無いけれど

いつか思い出に変えられる時が来たら

先ず貴女に伝えるよ


「ありがとう」と

「ごめんね」を

詰め込んだあたしの想い

遠い所に旅立った

貴女へ

2006/01/09 (Mon)

[21] ガラクタ部屋
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手に入らないのなら

いっそ

壊してしまったらどうかしら?

嗚呼

ガラクタばかりが

増えてゆく

2006/01/08 (Sun)

[20] 天使な俺
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毎日この汚い空飛んで
下界パトロールが俺の仕事
どっかのお偉いさんが開発したマシーンのおかげで
姿なんか見られやしない

でも時々
こっそり電源オフして街を飛び回るから
神様からは始末書もん
でも懲りずに飛び回り
やっぱりまた 怒られる
嗚呼 平社員は辛いぜ

今日も空を飛び回り下界パトロール
それが俺の仕事
こっそり泥棒懲らしめて
そんでこっそり去っていく
そんな事が俺の仕事
嗚呼 平社員は辛いぜ

いつか社長になって
ふんぞりかえる自分想像
そんでやっぱり空を飛ぶ
嗚呼 平社員は辛いぜ
嗚呼 めげんな俺

2006/01/08 (Sun)

[19] 無。
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縄 を用意してみる

輪 を作ってみる

首 をかけると

胸 が高まる



死 が近づく。

2006/01/08 (Sun)

[18] 足音。
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あんたは二本の足で立って歩かないといけない

それは生まれてきた者の使命で
死にゆく者への最期の贈り物

でも、
そんな難しく考える必要なんてない
ただ、
立ち上がって、前を見ろ

大丈夫。
あんたには立派な足がついているから

2006/01/08 (Sun)

[17] スキ
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好き。

その声も

その笑い方も


良いとこも

悪いとこも

好き。


全部ひっくるめて

君が 好き。

2006/01/08 (Sun)
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