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麗華塵の部屋  〜 新着順表示 〜


[42] 月夜ノ晩ニ貴方ハ消エタ。
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「さよなら」なんて

おかしいよね

「また逢える」なんて

うそつきだよね

星の煌めきを
グラスに注いで

あの日の貴方を
思い出す


滅びの星の煌めきのように
実体が無い今も輝き続け
凍える右手を机においても
温めてくれる左手は
もう戻らない


「さよなら」なんて

おかしいよね

「また逢える」なんて

うそつきだよね

そんなことを考える
月夜の晩には
私の瞳から
星屑一つ…



2006/01/03 (Tue)

[41] 黒ノ夢(S ver)
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たった今、生きるのをやめよう
あなたを見失った、この空の下
苦しむのをやめよう

たった今、生きるのをやめよう
それ以外、逃げられない世界…



もう、笑えないよね…

2006/01/02 (Mon)

[40] 命の時計 (S.ver)
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人の命はよく時計で表現される

しかし、時計のような繰り返しの人生など有るワケがなく

昨日と違った些細な何かが

僕達を冒険へと導く…


2005/11/27 (Sun)

[39] セイレーン
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「私は涙を流したら死んでしまうから…決して悲しい恋をしてはいけない
たとえどんな手を使っても貴方を…」


私の心は汚く朽ち果て
その涙さえ枯れ果てて
どんな夢よりも
どんなモノよりも
ただ貴方が愛しくて

今日も一人
大海の中心で
悲鳴で彩られた
愛の歌を歌います
私の口ずさむメロディは
海を荒らし
多くの命を奪うでしょう

貴方のために歌った歌は
何曲目になるでしょう
それでもたった一曲も
貴方に届いてはいないのでしょう

私の心は汚く朽ち果て
その涙さえ枯れ果てて
どんな夢よりも
どんなモノよりも
ただ貴方が愛しくて

風の噂で聴きました
貴方は明日
私の住む海にいらっしゃるのですよね
とっておきのラブソング
貴方の為に奏でます


「決して相成れぬ間なら、いっそ貴方を亡きものにして、ただ私だけの人になって下さい…」


貴方のその澄んだ瞳
忘れた時はありません
貴方のその笑顔
忘れた時はありません
今、貴方の時を止め
ただ…私のモノに…


「………」


声がでなくて…
声がでなくて…
声がでなくて!!
貴方を亡くしたい衝動に駆られる度
出てくるのは涙ばかり
幾度も歌った恋の歌
決して忘れたわけではないのに!!

私の心は汚く朽ち果て?(それでも心はざわめく)
その涙さえ枯れ果てて?(それでも涙は止まらない)
どんな夢よりも
どんなモノよりも
ただ貴方が愛しくて

ただ貴方が愛しくて…


崩れゆく視界の中
船の上の貴方の笑顔を見ながら
「貴方のそれを奪わなくて良かった」
本当に私は貴方を愛していたんですね…


2005/09/27 (Tue)

[38] ラプソディ
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それは小さな森の幻想
幼い体に白き髪を揺らし
幾時も愛する人間(ひと)を思った
小さな命の唄…


ラプソディ
その小さな命震わせ
ラプソディ
白き髪 黒に変わろうとも
愛する人のため
今日も大地の毒を喰らおう


出会いはいつの日か
病で苦しむ貴方を見つけた時
どうしようもない感情が私の胸を貫いた
世界もまた病に犯され
腐った大地が地平線を覆った
私はただ貴方を守りたくて
私はただ貴方を守りたくて…

ラプソディ
その小さな命震わせ
ラプソディ
白き髪 黒に変わろうとも
愛する人のため
今日も大地の毒を喰らおう


「自業自得だ…人は自分のセカイの為に神から授かった大地を黒く染め、今その報いを受けている。ラプソディ。何も感じることはない。貴女はただ美しい白き髪でいて…」

次に逢ったのはいつの日か
貴方は逞しく成長し
愛する相手も見つけたのね…
他の者は笑うけど
私はただ貴方を守りたくて
私はただ貴方を守りたくて

ラプソディ
その小さな命震わせ
ラプソディ
白き髪 黒に変わろうとも
愛する人のため
今日も大地の毒を喰らおう


白き髪はもう黒く染まってしまったのに
貴方への想いが黒く染まらないのは何故?
いつまでも貴方を守っていたかったけれど
小さな私には
もう…

ラプソディ
その小さな命震わせ
ラプソディ
白き命 無に変わろうとも
愛する人のため
今日も大地の毒を喰らおう


守りたい、ただ貴方だけを…
守りたい、ただ貴方だけを…
守りたい、ただ貴方だけを…


2005/09/25 (Sun)

[36] 視野に入る世界
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いつまでも
飛ぶ鳥は落ちないし
空はどこまでも続いていた
剥落とした人生に憤りを感じつつ
何気ない幸せに肩を寄せ
これでもいいんじゃないか、と嘘を付き
自分を誤魔化すことが上手くなった
最近笑わなくなった君にも馴れてしまい
特に不自由もなく
繰り返しの日々で満足していた夏の夜

ふと君の背中を見る
こんなに細かっただろうか?
弱々しい背中には萎んだ羽が生えていて
今でも飛び立ちたいと僕に語る
モノは確実に無くなってゆく
幸せだって、不幸せだって
見えない所で鳥は落ち
まだ見ぬ時代に空は亡くなるかもしれない

終わりはあるんだ
だから尊い

今日は君を抱きしめて眠ろう
照れくさそうに…
久しぶりに笑ったね

視野を超えて
終わりの一部を感じた僕
明日は今日より素敵になりそう

2005/05/09 (Mon)

[34] 桜雪
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桜の花が雪に見えて
悲しくて悲しくて…
去年のクリスマス
貴方の為のプレゼント
今も見る度
涙が止まりません

カレンダーも四枚破って
諦めたつもりになっていた
リボンをかけた
箱の中に
あの頃の夢が詰まっているのかな?

去年のクリスマスが終わらない
四月になった今でも
苦しいぐらい雪が降り
心に悲しみばかりを積もらせる

去年のクリスマスが終わらない
記憶になったはずの今でも
苦しいぐらい生々しく
心に後悔ばかりを積もらせる…

お互いのプレゼントを買った日の夜
笑いながら駆け出す君を
何故引き止めなかったんだろう…

明るい街灯の下
何時間も君を待った
来るはずもない君を
プレゼントを握りしめ
来るはずもない君を
ずっと…ずっと…


あの日笑って駆け出す君を
何故引き止めなかったんだろう…


忘れられない鈍い音
白い雪が赤くそまり
笑って駆け出した君が…
去年のクリスマスが終わらない
四月になった今でも
苦しいぐらい雪が降り
心に悲しみばかりを積もらせる

去年のクリスマスが終わらない
記憶になったはずの今でも
苦しいぐらい生々しく
心に後悔ばかりを積もらせる…





桜の花が雪に見えて
悲しくて悲しくて…
去年のクリスマス
貴方の為のプレゼント
今も見る度
涙が止まりません




2005/04/18 (Mon)

[33] 別れ道
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数々の星たちが
何も知らずに祝福の讃美歌を唄う
彼女のただ僕を信じる目が痛くて…
君を抱きしめられるのは…今日が最後なのに…

本当にごめんね
償えないほどの君の思い
「さよなら」の言葉の重み
決して愛が冷めたわけじゃない…
別れ道で抱きしめる君の体は
こんなにも小さく華奢なんだね…
一生一緒と思った
上を見上げると電線の間から星が唄う
降り出す雨が言葉を遮る
かすかな単語で泣き出す君を
どれだけ愛おしいと思ったことか…
でももう決めたんだ…
君のことを想うのも今日で最後

季節外れの雨…
別れ道の上
一人になった僕の上に降り注ぐ…


2005/01/09 (Sun)

[32] プールサイドの君
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好きでもないプール
苦手な運動
みんなに笑われる
僕はダメ部員
ただプールに浮かんで
眩しい君の水着姿
呼吸が出来なくなるほどに
見つめていた
下手くそな泳ぎ
みんなが笑った
君も笑った
それで僕は満足だった
君の笑顔が眩しくて

苦手な勉強
大嫌いな数学
ただ君に良いところ見せたくて
ガムシャラに頑張った
勉強するのも
運動するのも
あの頃は全て君のため…
君の手
君の感触
君の笑顔
君の髪型
君の姿
君の背中
君の仕草
君の声
君の温もり
君の優しさ
君の全てが

僕の中で今も溢れいる
ただキラキラと輝く君との思い出
決して忘れないように

あの頃の僕は
ただ君を笑わせるだけだった
恥ずかしくて話すきっかけなんかなかった
笑う君を見ることがあの頃の僕の全てだった
プールサイドの君があの頃の僕の全てだった

今も君を思い出す
今頃何をしてるんだろう…
卒業式の日
君と抱き合っていたあいつと
幸せになっているのかなぁ…


2005/01/06 (Thu)

[31] 水槽の中の僕等
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狭い世界
それは水槽
僕等は魚
色とりどりの魚
同じ色は無い
ただ浮かぶ魚
群れている魚
懸命に泳ぐ魚
岩場で休む魚
同じ魚は無い
有限の水槽の中
懸命に生きてゆく
僕もまた一匹の魚
君もまた一匹の魚
生きてゆく
有限と知りながら
その中で一番輝く為に…

小さな命を震わしながら…


2005/01/04 (Tue)
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