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咲麻の部屋  〜 新着順表示 〜


[137] 手のひらの空っぽ
詩人:咲麻 [投票][編集]

写し出した光を
掴む事は出来なかった

握り締めていたと思ったものはただの勘違いで
何も握ってなんていなかった

在りもしない虚無だけを
ただ必死に握り締めて温めている

失ったと思い込んで
すぐ側に落ちているのに気付けない

無くしてしまったと嘆いて
気付かないフリをしてた

何も持ってないのを言い訳に
目を背けていたかったんだ

2011/03/02 (Wed)

[136] どうか
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私の名前を呼ばないで下さい
隠している気持ちが
溢れてしまいそうです

2010/12/21 (Tue)

[135] ジェットコースター
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上がっては落ちる
曲がりくねって不安定な道程
ぎゅっと目を閉じる

でも、いつか
終わりが来るって知っている

乗り越えられると
そう願っている

2010/09/20 (Mon)

[134] たからもの
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雑音の多い生活が
本当は少し好きだ

電車の音も
子供の泣き声や笑い声も
風が通る音も
虫や鳥の鳴き声も

たまに全てを拒絶するけど
目を閉じてそっと
耳を済ます

何気ない日常の中で
どうって事ないこんな事が
どうしようもなく愛おしくて
大切で…、

2010/09/02 (Thu)

[133] 友達
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忘れていたんじゃない
必死に考えないようにしてた
何もない顔で笑って
本当はその二文字が悲しい
何もなかった様に変わらない
貴方の言葉が苦しい

戻れない関係も
戻らない時間も
本当は全部
ぎりぎりで溢れてしまいそうなんだ

2010/08/03 (Tue)

[132] 最後のページから
詩人:咲麻 [投票][編集]

campus noteの最後のページ
何も書かれていない真っ白な空間に
伝える事の出来ない思いを描く

試験前の甘えた君に
呆れた表情の裏に隠す
可愛くなれない私

何も言わずに去った
置き去りにされた私と
貸し出したはずのノート
戸惑いに俯いて涙

風が知らせる
色付いた空間
君の背中を追いかけて…



描かれた想いは
癖のある文字で

「好きです」
「俺も」





H18.07.06

2010/07/27 (Tue)

[131] 遠い背中
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偶然見掛けた君の後ろ姿

声を掛ける事なんて出来ず

振り向けと少し念じてみる

2010/07/12 (Mon)

[130] 君が泣いて笑うまで
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強くなりたい。と
君が泣く

これ以上、強くならなくていい。と
私は笑う

私は君が
弱いと思った事なんて
一度だってないんだ


何も出来ないと
わからないと泣く君に

何も出来ず
どうしたらいいかわからない私は

ただ横にいて
君が泣きやまないから
私は代わりにずっと笑ってます

気が済むまで泣いたなら
今度は一緒に笑ってみませんか?

2010/07/11 (Sun)

[129] ばいばい恋心
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さよならの代わりに笑い
泣く代わりに鼻歌を歌う

巡り会った時には終わりがあって
辿り着くことは無意識のうちに拒絶される

気が付いてしまったんだ
どうしようもない気持ち
こんなにも抗えないのなら
知りたくなかった

自分で思っていたよりも、ずっと
貴方のことが好きでした

2010/07/09 (Fri)

[128] 空回りの思い
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誰でもない
貴方にただ気が付いてほしくて
少しでも女の子だと意識して欲しくて
普段着ない可愛らしい服を着る
少し踵のある靴を履く
毛先を少し巻いてみる

貴方は何も気が付かない
好きじゃない
嫌いじゃない
どうでもいい存在

いっそのこと嫌いだと言って
その方が
少しでも貴方の意識にあると思えるから

2010/07/08 (Thu)
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