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香奈の部屋  〜 新着順表示 〜


[545] 『鍵』
詩人:香奈 [投票][編集]

『愛しているよ』と
消えそうな声で
君の言葉は
私を見えないモノで
確かに包み込む

『私も愛しているよ』と
振り絞って出した
私の言葉は
君にも見えないモノで
不確かにも包み込む

花火は今日も綺麗
真っ暗闇の空を
明るく
照らし出したね

私と君は
それを見て微笑む

綺麗ね
『綺麗だね』

とめどなく流れ落ちる
頬を伝う暖かく
そして悲しい涙は
君では

ぬぐい取れないの


『愛しているよ』と
花火がかき消す声で
君の言葉は
私を見えないモノで
縛り付けて

『私も愛しているよ』と
真っ暗闇の中で
私の言葉は
見えない君へ
不確かにも響き渡る


花火は儚く
咲いたと思ったら
散ってしまうのよね

ねぇ
もう花火、上がらないのかしら

そう問う私に
いつの間にか
君の言葉が

壁の向こうから聞こえた

『愛している』
『愛しているよ』
『ずっと愛している』

違うよ、違う
なんで壁の向こうに
君は居るの

真っ暗闇なココでは
正しい鍵が見つからないよ

叩いても
大きな声出しても
君の言葉は変わらない

『愛している』
『愛しているよ』
『ずっと愛している』


違うんだってば
私はココに居るの
鍵が分からない
見つからない

君は
壁の向こう側で
私の言葉をちゃんと
聞いていますか

不確かなモノなんか
いらない

見えないだなんて
悲しい

花火はとっくに終わったよ

まだ鍵は
見つからないのよ



花火みたいに

儚く
消えてしまったのかしら

2016/08/31 (Wed)

[544] 愛してる
詩人:香奈 [投票][編集]

愛してる
『愛してる』
愛してる
『愛してる』

愛してるよ
『うん、愛してる』
愛してる…
『愛してる…』
愛してる…
『愛してる』
愛してる…

触れたい
アナタに

抱きしめて欲しい
アナタに


大丈夫だよって
独りじゃないよって

抱きしめて
沢山キスして欲しい

『ここ』で
独りで泣いてるあたしを

どうか『ここ』に
居なくても

あたしを
愛して


『ここ』は
嫌い
逃げたい
傷つくばかり
悲しくて辛い

アナタがいる
『そっち』に

行けたらいいのに…


愛してる…
愛してるよ…
愛してる…

『愛してる』
『愛してるよ』


触れて
抱きしめて
ちゃんと『ここ』で

愛してるって
言って

2016/08/10 (Wed)

[543] さびしい
詩人:香奈 [投票][編集]

寂しいな



寂しいな



誰も応えてくれない

鳴らない携帯が

憎らしくて


電源切った


でも少ししたらまた
電源入れて


メール一通もない事に
また寂しい気持ちつのっていく



誰もいないのかな
あたしって必要なのかな


『誰もが誰かと繋がって生きてる』
って言うけど


あたしは
誰かと繋がってますか?
誰があたしと繋がってくれていますか?
あたしを覚えてますか?

なんで


誰も

何も

応えてくれないんだろう




寂しいな
寂しい
寂しい…

必要なのかな
必要ですか?
誰かここにいない私を
想ってくれますか?

誰か…
誰か…

寂しいです…寂しいよ…苦しくて…泣きそう





結局
独りぼっちなんだ

2016/07/28 (Thu)

[542] Eちゃんへ
詩人:香奈 [投票][編集]

嫌われてたって
それでもいいよ

ウザがられてたって
それでもいいの

元気でいてくれれば
笑ってくれていれば

貴女が大好きだから


貴女が
生きて、笑ってくれているのなら

それでいいよ



元気ですか?
笑ってますか?


ずっとずっと大好きだよ


これからも友達で
あたしはいるつもり


携帯にメールくれないからって
縁を切るのは違う気がするから

笑顔をくれた
貴女を
今度はあたしが
笑顔をあげたいのにね



でも…
連絡待ってます


何年過ぎても

貴女が大事だから



笑って欲しい


貴女は一人じゃないよ


こんなあたしだけど



想う事はやめないよ


嫌われてしまっても
構わないから…

元気でいてください

生きてください




大切な友達へ。

2016/07/28 (Thu)

[541] 「幸せ」
詩人:香奈 [投票][編集]

未来が見えなくて
怖い気持ちだらけ


これからもきっと訪れるであろう辛い事
あたしは乗り切れるのかな

…幸せになりたいな
「毎日楽しい」って思えるような日々が欲しい



でも






もし
「あんな事で悩んでいたね」とか


「こんな事で泣いたりしたね」とか



年をとって


しわくちゃなバーサンになった時に


笑いながら言えたら



きっとそれは

「幸せ」だよね?


2016/07/27 (Wed)

[540] 会いたいな
詩人:香奈 [投票][編集]

会いたくて会えない
友達がいます

その子はちょっとメンタル弱めで

今落ち込んでるのかもしれません
ふさぎ込んでるのかもしれません

メール送っても
一切返してもらえない




「それ友達?;」
って思う人いるかも

でも
あたしは大好きなんです


会いたいよ
会ってまた笑い合いたいよ

ねぇ…元気?
笑ってる?

あたしのメール
ウザイかなぁ?

うざったいなら
言っていいからね

ただただ
貴女が心配なんだ

「ほっといてよ」
って思ってるのかもしれないけど

他の皆は
「あー最近は全然メールしてないよ」
「元気なのかね?わかんないけど」
って

あたしはね
貴女を切り捨てたくないの

メール返ってこないからって
切り捨てたくないの


もし
もし貴女が
今は誰とも話したくない状態なのかもしれないけど

あたしは
あたしはずっとずっと
待つからね


貴女が好きだから
貴女とまた笑い合いたいから
大好きだから…!



もし他の友達が
貴女を切り捨てても
あたしだけは
切り捨てないから


大好きだよ


会えたら…いいなぁ



ねぇ…
元気?



笑って

いますか?


2016/07/24 (Sun)

[539] 事実とか真実とか現実とか
詩人:香奈 [投票][編集]

聞こえない
   フリをする


耳を
塞いで


目を
  閉じて


今日も

今も


アナタは居ない









知ってるよ

分かってるよ

でもね
認めたくないの




理解なんかされないけど


事実とか
どうでもいいの
現実なんか
見たくないの

アナタが好きなの



でも



 結局




あたしは独りぼっち


2016/07/17 (Sun)

[538] 愛おしくて切ない
詩人:香奈 [投票][編集]



数年前に
出会ってたね

でもその頃は
こんなにアナタを
想うとは
思わなかった

今。アナタが好きです

「好き」じゃなく
「愛おしい」


そばにいて
私を抱きしめて



寂しい…と
感じる時があるの
こんなガサツな私でも

人肌が恋しくて
アナタに
抱きしめて欲しい

悲しくて
泣く時が
最近多いの
こんなバカな私でも

人肌が恋しくて
アナタに
「独りじゃないよ」って言って欲しい



好き
大好きだよ

アナタの笑顔が好き
アナタの照れ顔好き

アナタの自信に溢れた感じが好き
アナタの信念が好き

困って顔も
焦り顔も
怒った顔も

全部。全部よ




大好きだよ


大好きなんだよ

こんなにも
「アナタ」が


今日も
「アナタ」を想って
眠ります



決して会う事が
出来ない「アナタ」を

愛してる

たとえ「アナタ」が
……

「ここ」に居なくても

2016/07/17 (Sun)

[537] 生きる事
詩人:香奈 [投票][編集]

未来に希望が
持てなかった
将来なんて
考えたくなかった


だから逃げた

好きなだけ食べて
好きなだけ寝て
めんどくさい事なんか
絶対やりたくなくて

運動なんて
これっぽっちも
やらなかった


その結果
100kgを越す肥満に



それでいいと思ってた
これでいいと…

糖尿病とか
病気になって
死ねるならと
思ってた



ある日
親に言われて
ブツクサ思いながら
バイトの面接を受けた


『ニートではない』
という事だけが
受かりたい理由だった

働いているという事実だけが欲しかった


奇跡的に受かり
働き始めた


驚くほど

そこの人達、上司達は

優しかった

何より
褒めてもらえた


『上手く出来てるね』
『綺麗にやるよね』
『作業早いね』

気持ちが落ち込んで
休んでしまった時も

『悩みがあるならいつでも聞くからね』

落ち込んで
それでも頑張って
作業をした時は

『頑張ってくれたね!ありがとう!』
『偉い偉い!』

少しずつ
少しずつ…




そんな時
肥満が原因で
腰痛を患い、更に風邪を引いてしまった


上司と何度も電話で
話をして

『〇〇ちゃんがどうしたいかだよ。
こっちで勝手に決められないから』


私は…


私は……


『私はここで働いていきたいんです

辞めたくありません

続けたいです。

治して、ちゃんと
働いていきたいです』



それから
ダイエットを
本気で始めた
今まで運動なんて
しなかったのに

食事制限もした
ウォーキングをした
チャリで長時間
走った


今はマイナス20kg
でもまだ完全に腰痛は
治っていない

だけど
私は諦めない


『死』しか
望まなかった私を
救ってくれた
手を差し伸べてくれた

上司や皆さんと


私は『生きて』働いていきたい




2016/07/10 (Sun)

[536] 『普通』という事
詩人:香奈 [投票][編集]

※この詩は何かの障害を持っている方、持ちながらも頑張っている方々にはとても失礼な事を言っています。
不愉快になると思いますので、この時点で不快に感じた方は読まない事をおすすめします。









たまにテレビで
障害を持ちながらも
頑張っている人

前向きな人

事故や病気で
障害者になってしまい
人生に絶望したけど

諦めずに前を向き
不可能だと言われた事も越えて見せた人


そんなテレビ番組を
見ると
いつも思ってしまった

『羨ましい』と。


私はどこにも障害はない。
あるとすれば『心』

手も足も
両方動くし
目も見えて
言葉も聞けるし話せる


でも
テレビを見た
親はいつも言う

『こういう人達偉いよねぇ』
『頑張ってるよね』

そしてその後に
『それに比べて…私の子供ときたら…いつになったら自立してくれるんだか』




私は酷い人間だ

障害を持つ方は
頑張ったから
歩く事が
出来るようになり
『偉い』『凄い』と
言ってもらえると

羨ましいと思った
私も障害者に
なりたかった


酷く歪んだ考え


『普通』なんだから、なんでその『普通』の事がアンタには出来ないの


と言われて

とても
歪んだ考え

障害者になりたいと



障害を抱えた方が
どんな努力をしたかも
知らずに…





ある言葉を思い出した


「普通の事が出来ない」

『貴方にとって『普通』って?』

「皆と同じ事が出来ないから…」

『私は私であって
貴方は貴方でしかない。皆と同じように『普通』の事が出来なくたっていいじゃない』

『貴方は貴方なんだから』




そうだよね

皆が出来る事が
普通に出来なくたって

私が出来る事を
私なりにやれば
いいんだよね?


私の『普通』は
私が決めても
いいんだよね?

私が
私を認めてあげても
いいんだよね

頑張ってると…

2016/07/08 (Fri)
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