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涼秋の部屋  〜 新着順表示 〜


[13] 空虚な想い
詩人:涼秋 [投票][編集]

一晩中泣いてあなたは目を赤く腫らしていた
それを見て僕は
胸が締め付けられた

僕じゃダメですか?
僕じゃあの人の代わりには
なれませんか?

あの人の代わりでもいい
それがどんなに虚しいかもわかってる
それでもあなたの傍に居たい

あなたの中から
あの人への想いが
消える事がなくても

たとえそれが叶わぬ恋でも
僕はあなたの傍に居たい

僕はあなたを独りになんかしない
だから僕を
傍においてくれませんか?



あなたの傍にいたい
たとえそれが
叶わぬ恋でも……………

2005/12/10 (Sat)

[12] 無くしたもの………
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無くした物を探しに
独りで旅に出た

何を無くしたかも
忘れたまま
ただ何も考えずに
歩き続けた

ある時ふと気付いたんだ

僕が無くしたのは
貴方の笑顔

もう見付ける事の………
出来ないもの

2005/11/29 (Tue)

[11] 森の宴
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秋の涼しい陽射しの下
森の中に佇み目を閉じる

涼やかな風が吹き
穏やかな森がざわめく

色褪せた枯れ葉が
ワルツを踊り
老齢な樹々達が風の指揮のもと
演奏を奏で始める
森の生命在るもの全てが
踊り騒ぐ

森が冬の眠りにつく前の
最後のパーティー

冷たい風が吹き
次第に静かになり眠りにつく


次のパーティーは
暖かい春の陽射しの下で
新たな生命と共に踊ろう。

2005/11/26 (Sat)

[10] 月の道標
詩人:涼秋 [投票][編集]

水面に映る月は
儚く朧気で
風が吹くたび揺れる

だけど決して消える事は無く
そこにあり続ける

月が輝き道を照らす
だから僕は暗くても
道に迷わない
月(あなた)がいてくれるから

2005/11/24 (Thu)

[9] 悪夢
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夢を見た
真っ白な世界
徐々に侵食されていく世界
白から黒へ移り変わっていく
あれは夢現実じゃない
"現実じゃない"そう心に刻む
それでも僕は逃げていた
リアルな恐怖を感じたから

目の前に理解を越えた現実を突き付けられて
目をそらして現実逃避をした
そうこれは夢じゃなかった
限りなく幻想的な現実
僕の心は確実にそしてリアルに侵食されていく
光の届かない暗き奈落の底へ

2005/11/15 (Tue)

[8] 優しき終焉
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鎖に繋れた僕は
何処にも行くことが出来ない

貴方は鎖を外そうと手を差し伸ばす
でも手を掴んだ瞬間
砂のように崩れ去った

結局誰も僕の鎖を
外す事は出来なかった

最期の刻が近付く
貴方の差し出した
手の温もりを抱いて
静かに眠る
最期の刻が過ぎるまで………………………………

2005/11/15 (Tue)

[7] 忘却
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人は忘れいくもの

それが大切な物でも

いつかは朧気になり儚く忘れる

どうして忘れるの?

人は思い考える

そして答えが出せぬまま

その疑問さえも忘れる

2005/11/10 (Thu)

[6] 
詩人:涼秋 [投票][編集]

青い大きなソラに

あざやかな虹が架る

その虹は儚く

青いソラから消え去った

あまりに儚すぎて幻に思えた

けど確に僕の瞳には

七色の残光が焼き付いている

そして僕の心にも

2005/11/08 (Tue)

[5] 雨降る中で
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雨の降るなか傘もささずに

涙流して歩く

雨の滴と涙の滴がまじりあって落ちる

雨が止むころには涙も止まる

涙渇れるまで歩き続ける

雨が涙を流してくれるから

2005/11/07 (Mon)

[4] 
詩人:涼秋 [投票][編集]

まるで旅をするように風に飛ばされ

飛ばされた君を僕は掴む

それを拒むように

サラサラと手からこぼれ落ちる

見えることのない時を刻む

君はその身に時の流れを感じているの?

そんな僕の疑問を嘲笑うように

君はまた風に運ばれる僕の知らない場所へ

2005/11/07 (Mon)
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