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慎也の部屋  〜 新着順表示 〜


[143] Long time no see
詩人:慎也 [投票][編集]

ハローハロー
戻ってきたよ
道に迷って
ロストマン
少し疲れたよ

ハローハロー
帰ってきたよ
道に戻って
ポエマー
少し癒やされたよ

いろいろあるけど
いろいろあったけど

過去を振り返っても寂しくなるだけ
未来に思いを馳せても虚しくなるだけ
今、ここに、生きている
君も僕も

しあわせになりたい願望じゃなくて
しあわせを求める権利でもなく
しあわせにならなければならない
小さくも宇宙一尊い
君も僕も

世の中の不平や不満を語るんじゃなくて
平和を望むのでもなく
良くならないと、困る
良くならなければ、いけない

他に頼るんじゃなくて
じぶんのためのじぶんに投げてみて
反響する音に耳を澄ましてみよう
今日だけは大好きな音楽もBGMも無しにして
午前2時、無音の中
考えた、結論に変わりはないのだと
確信する

2021/10/16 (Sat)

[142] 光の夜は眠らない
詩人:慎也 [投票][編集]

他人が説いた人生なんて、
しがらみ、しがらみ、しがらみ、ばかりだ。
君がどれだけ若くても
その悩みの深淵を
僕は知ったふりをするだけだ。
ただ、若いだけで
親身、なんて簡単に言うなってもんだ。
幾千の方法論を身に付けた自信に
ほんとうの価値があるかってもんだ。
その悩みの深淵に君が感じた光こそ、尊い。
勇気を与えるなんて、目線が上からで、所詮は青春を建前に、清濁合わせた孤独の表層の弧の総てをナメた目線。
やはり僕は知ったかぶりだ。

2017/11/16 (Thu)

[141] とうめい
詩人:慎也 [投票][編集]

微少な入力を通して
常に姿、形を変えた
矛盾した決め事が
身体を大きく、心を繊細に
一体性からの分解

常にマイナス思考で周りを落とし込む
いかにもベタな話を永遠に続ける

使わない機能は朽ちていく
単細胞化する頭

礼を尽くす事ばかりに気を取られて
本音を覗く勇気はどこへやら

批評のイントロかじって
何でもベキ論で語り
他人に説いて興奮してやがる


現状維持と愛想笑いが大好きで
やくざの真似事、まるで単細胞

2017/01/18 (Wed)

[140] 生傷
詩人:慎也 [投票][編集]

ちょうど自分自身がどこかへ漂流して見つからない
方角も現在地もわからない
全体の地図を見下ろすだけの迷子のように
ほんとの気持ちとか素直になることへの疑いは
限界なく膨れ上がった

一人の生きる表現者として
とことん生きる課題をstruggleした
生きる壁を生爪で引っ掻いた

ちょうど服を脱ぐように
自身の束縛からは自由となった


孤独で辛辣な思いを重ね過ぎても
どこかに希望の光を見出し忘れない
そんな人間でありたいと願う

どうか
生きる力というものが欲しい

動じない
ヘタれない
くじけない

明日への志だけで
日々の道楽で
一生分のスピードと正確さと
見えない優しさで走れるような

生きる力を

2015/01/06 (Tue)

[139] おはよう
詩人:慎也 [投票][編集]

ものを食べて、洗濯をして
散歩をして、また食べて
何かを読んで、寝て

単純な生活の中
偶然に生まれた

不摂生な呼吸と心臓
前日は眠れず
要らぬ心配や焦燥と
不安を添えて

覚醒と安心と、均衡が崩れて
安心した感覚の現実への不適応のような

雑踏の雨音を聞いて
雨も止むも

波に呑み込まれて漂流
このままでも
そうもいかない

だから、ただ一度だけのチャンスを生かした
でも叶えられない朝への目覚め

重力、弾力、意志、抵抗
あらゆる力を駆使して

でも叶えられない
朝への安心した目覚め

2014/12/01 (Mon)

[138] 白紙硬直
詩人:慎也 [投票][編集]

白紙で出した
落書きした
あちらに落書きしても良いのに
白紙で出した

落書きした本音と
設計された行為が
矛盾する日々

はち切れそうだ

こんなにも辛く当たっているのに
苦労も幸福もない

同じことの繰り返す煩悶

生きる屍とは、

考えているようでいて、
頭の中、心の中、
成長しちゃいない

空のリュックサックを背負い
欲深い腹の中

地に落ちて
いざ、試練とも知らず

止まったままだ
止まったままだ

嗚呼、止まったままだ

2014/11/23 (Sun)

[137] 考え方、生き方
詩人:慎也 [投票][編集]

普通は特別
特別は普通

夢や愛じゃなくて
志や絆を

浮浪する自由や独立じゃなくて
責任の自由と独立を

2014/11/12 (Wed)

[136] すれ違い対戦
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ただ手を動かし、
仲間じゃないが、
コトバでは伝わらない本当の信頼
彼に対して背中で語る
楽しませるコトバは嘘を含むから

コトバを共有する自由で楽しい仲間がいても
ひとり、ふたり

でも仲間を超えたところの場所がないから
ひとり、ふたりの仲間を大事といいながら
輪を広げようとする

だからシステマチックな社会で
楽しませるコトバが
空気のように、どっと吹き上がって、
さっと消える
虚しく消える

手が止まってるよ
背中が丸いよ

結局は、ひとり、ふたりの仲間

2014/07/12 (Sat)

[135] 自己責任なんて言わせるものか
詩人:慎也 [投票][編集]

信じなくて
個人が頑張るとか
個が独立するとか
孤独に耐えるとか
世界の真ん中とか
あり得ないことを
激しく思い込み
徐々に貧しさが
安心安全な道を作った
自分だけが知らないふり
最初から最後まで不安で苦しいご自分
いけないとわかっていても
踏み込んでいけない
帰る場所がないから

2014/07/09 (Wed)

[134] 孫の可愛さ
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叶えたくても、叶えてはいけない
挑戦する勇気の方向が、
限界を超えることではなく、
その地平線の輪郭をなぞることであって
まともな営みが、きみのためになること
それとの付き合いかた
それは、追い求めるのではなく、
きみと、共有せず、
同じにならないことが、
きみを大事にすることであって、
ぼくらの生きる意味に適うから
叶えるべきと、叶わざるを、
争った成果じゃなくて、
噛み合わせようと、
わたくしの世界から脱しようとする
まさに、その場の、
労働の過渡期こそが、
むしろ美しく輝くから、
望みは、明日へと、誰かのため、
いのちすら惜しまないこと
どんなウソも
どんなに自分を守っても
良く取り繕って見せても
一瞬の宇宙大爆発の微力に過ぎず、
最期に、何も残らないのなら、
今だけの限界を手掴み
いのちの継承、つながりだけが、
ぼくらの生きる意味だから

2014/01/28 (Tue)
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