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[5] お話屋2:『夢』
詩人:mo [投票][編集]

いらっしゃい
お、久しぶりだね。確か前は金について話したんだっけか。
まぁここは昔話をするところじゃねぇからそれはおいとくけどよ。
今度は何を聞きに来た?

夢・・・ね。また難しいテーマ持ってきたなあんた。話屋泣かせだよ。はっはっは
んで、あんた将来の夢はなんだい?

・・・まぁそうだろうな。決まってないから話を聞きに来たわけだもんな。
う〜ん・・・
夢って自分で見つけ出さなきゃなんねぇもんだしな・・・俺がどうこう言うのもあれだが。
まずあんたの趣味とか特技とかをさ、やっていってさ、それをやる上で何か探していけばいいんでないの?
・・・あぁ、俺も何言ってるかわかんねぇ。それくらい夢ってのは難しいんだよ。憧れだけで職に就く奴も居りゃぁ、なんとなく職に就く奴だって居る。でもな、一番いいのはやっぱ自分のやりたいことをやることだと思うのよ。仕事が楽しいと感じれば大概人生うまくいくさ。
俺だってこの仕事は気に入ってるからな。なんでかって?聞くなよ恥ずかしい。

まぁ要は、夢ってのがまだ見つからなくても、そんなに不安になるなってことだよ。あぁ違う論点ずれた。夢ってのは、どんな職業に就くかってことじゃなくて、本質的に何がしたいかってことなんだよ。人を助けたいとか、人を笑わせたいとかな。何気なくやってることが夢につながるってのもあるしな。
夢を知りたいのなら自分を知れ。
どうだ、名言だろこれ。・・・無視すんなよ。
ま、俺が言えるのはこのくらいかね。俺もよくわかってないしな。夢ってのは。自分でも考えてみるよ。

この話を聞いてどうするかは
あんた自身で考えな。

2006/05/03 (Wed)

[4] Berieve your dream −光−
詩人:mo [投票][編集]

いつからかは わからない
気がついたら消えていた
子供のころに 見えていた
まぶしく輝いてた光

今はもう 大人になって
平凡に生活してるけど
いつからかは わからない
光は見えなくなっていた

別に悲しくはない 困りもしない だけど
ココロにぽっかり空いた穴

子供のころは光を見て つかもうとしていた
けどその光は消えて
今はつかむことができない


平凡な この生活
その中に光はない
過ぎる日を 数えても
残るのはただの数字だけ

もう見えない その光
つかむことはもうあきらめた
けどなぜだろう 空を見て
急に涙があふれてきた

消えたんじゃない 見なかったんだ 光を
今更そんなことに気付いたんだ

今は見ようとしても見れないのだろうか
見ようとはしたけど
広がるのは景色だけ


目をこすって顔を上げた
見えなかった光が
ここに・・・

見えなくなってもずっとココロの中に
きっとそれは
消えずに残ってる
だからあきらめずにずっと進んでいくんだ
きっとそれは
その光はつかめるから
その夢は叶うから・・・


Believe your dream...

2006/02/01 (Wed)

[3] お話屋1:『平等』
詩人:mo [投票][編集]

いらっしゃい
お、お客さん、初めてだね。お話屋へようこそ。
あぁ、お話屋といっても、金は取らんよ。俺はただ、お客さんから注文されたテーマに沿って話をするだけさ。
さて、お前さんはなんの話がいいんだい?

・・・ふむ、平等についてか・・・。
ん〜・・・・
そいじゃあまず、お前さんが考える『平等』って、例えばどんなことだい?

・・・皆同じ人間だから仲良くしろ・・・・あぁ、アメリカの黒人差別みたいなもんか。
でもよ、・・・っと、言い忘れたな。
ここで俺が言うことは、あくまで俺の考えだ。お前さんに押し付けるわけじゃない。いいな?

んでよ、・・・なんだったっけ。あぁ、皆同じ人間だからってやつか。
でもよ、例えば俺とお前さんだったら、同じに見えるか?違うだろ?
いやだってよ、俺ぁヒゲ生えてるしよ。髪もボーボーだし。
・・・屁理屈じゃねぇよ。黒人差別だって、そんな理由だろ?黒いから、つまり自分と違うからだ。
あれはよ、同じだって言われるから否定すんだろ?「俺とあいつが同じなわけない」ってよ。だぁーら、同じだって言わなきゃ、黒人だからっていう犯罪は起こらねぇだろ。

じゃあどうするってか?決まってるだろ。差別すんだよ。
あぁ、そういう意味じゃなくてな、一回、「違う」って言っちまうんだよ。
要は「違うんだから受け入れろ」ってことだよ。

・・・お前さん、自分は差別しないと思ってるか?
じゃあよ、車椅子に乗るほどの身体障害者が、「自分の足でサッカーをしたい」って言ったらどうするよ?
・・・止めるよな。それが普通だよ。
差別じゃん。
な?誰だって差別はするもんなんだよ。
動物にだって差別してんだろ?まぁ最近は犬用の服やらなにやら出てるけどよ。大体は全然待遇が違うんだよ。

だぁーら、俺が言いたいのはだな、要するに、差別なくして平等は訪れないってことだな。いや、矛盾してっかもしれんけどそうなんだよ。みんな違うんだから、それを受け入れる。そこから、真の平等が生まれる、みたいなな。それこそ、金子みすゞの「みんなちがって、みんないい」だよ。

ま、どう感じるかは、お前さんしだい。

・・・ここまで聞いたところで、もう一度聞こうか。
お前さんにとって平等ってなんだ?

2005/12/01 (Thu)

[2] 冬(2)
詩人:mo [投票][編集]

寒い・・・寒いよ・・・
誰か助けてよ・・・

暗い部屋に閉じ込められて・・・
たった一人で・・・
なんでこんな目に会わなきゃならないの?

「何言ってんだ?自分で閉じこもったんだろうが。」


寒い・・・寒いよ・・・
誰かあっためてよ・・・

誰もいない暗い部屋で・・・
ストーブはあるけど火はつけられない・・・
誰か火をつけてよ

「は?そこにマッチあるだろうが。」


寒い・・・寒いよ・・・
早くここから出してよ・・・

部屋のドアには鍵がかかってて・・・
鍵はどこにもなくて・・・
だれか鍵をあけてよ

「あぁ?お前のポケットの中にあるだろうが。」


出れたよ
この寒い部屋から

外から時々声をかけてくれた
君は一体誰?

「はぁ?お前はいちいちムカつくな。」

「俺はお前だよ。」

2005/11/30 (Wed)

[1] 
詩人:mo [投票][編集]

今年もまた 冬が来る
今年もまた 雪が降る

外は凍えるほど寒い
けれど家の中は暖かい
その暖かさを感じるために
冬はあるのかもしれない

今年もまた 冬が来る
今年もまた 雪が降る

子供たちは遊びまわり
あちこちで雪だるまを作る
その元気さと創造力に
大人はいつでも驚かされる

今年もまた 冬が来る
今年もまた 雪が降る

冬が嫌いな人達は
寒いだけだと思っているだろう
でも君たちがいる場所は
多分あったかいんじゃないかな
いろんな意味で

冬は 寒いから暖かい
その温もりを 感じてごらん

2005/11/30 (Wed)

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