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テルの部屋  〜 新着順表示 〜


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詩人:テル [投票][編集]

石になりたい。

悲しまない
喜ばない
傷つかない
嫉妬しない

苦しまない

踏みつけられても劣等感を感じない。

痛いと思わない。

ただそこにあるだけ・・

一切心のひだをふるわせない・・





俺も石になりたい・・

本当石になりたい・・

何千年って経ってもただそこにあるだけ・・

そんな石になりたい。



石油はみんなの役に立つ。

恐竜であっただろう石油は喜ぶと思うよ・・

そんなことはない。

石油はただそこにあるだけ。

そして人間によって燃やされ、何かの役に立つ。

役に立てて嬉しいなって思うはずが無い。

決して喜びも悲しみもしない。

なすがままな、ただそれだけ。

そんな石になりたい。

石は石になりたいって思わない。

それは人間だから思うこと。

石は石のままだ。

石は無だ。

無は死だと思う。

死と真逆は生だ。

生は死と逆だから、無とは逆だからとっても色んな感情を生み出す。

セックスは気持ちいい、結構、プライオリティの高い気持ち良さだ。

セックスしてる最中に仕事のこと考えるか?

セックス中にこれから行くべき道はどうだったって思うか?

考えない。

それだけ刺激が強い感情なのだ。

苦しいことを考えなくて済む。

それを誰が責めることができようか・・。

人は考え、悩み、色々する。それは真に生なんだ。

君が悩み、考え、感じ、色々した。君の脳や全身で感じたことが詩という形で残ったんだ。

どんなに苦しもうが、どんな詩であったとしても

その詩はまさに君が生きていた証なんだ

2006/02/06 (Mon)

[1] 電車
詩人:テル [投票][編集]

どんどこどんどこ電車が走る

色んな町を通過する

君が見た景色はどれだろう

君が僕に話してくれた
遠いあの日の君のこと

君はふとんにくるまって 電車の音を聞いていた
遠い電車のうなりごえ しずかにふとんで聞いていた 

その時、きみはしずかにしずかに 電車の音を聞いていた

あの時きみが見ていた景色はどれだろう・・・

これかなぁ あれかな? これかなぁ きっとここかな。・・

その時、きみのこころのひだはどんなふうに震えてた
どんなふうに震えてた

確かに確かに震えてた きみのこころがふるえてた
今はもういない君 天国で幸せに暮らしているだろうか

僕はそれだけが心配だ

2006/02/06 (Mon)

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