私の愛したねこは
　　いつも車庫の前で座って
私の帰りを待っててくれた

雨の日はずぶ濡れになって
雪の日は真っ白になって
雪の中をかきわけて来てくれた

ねこの気持ちはまっすぐな気持ち
それが　それが
いつもいつも　私を救ってくれた

私が病気で寝込んだときは
なんにも言わずに枕元
ずっと一緒にいてくれたね

ねこの気持ちはまっすぐな気持ち
それが　それが
いつもいつも　私を救ってくれた

お前に会いたい

お前に会いたい

もう　会えないんだね

もう・・・

「お疲れ様です」
「お会い出来てうれしいです」
「またお会いしたいです」

　マナーの名を借りて
　　　人は平気で嘘をつく

猫は気まま

猫は正直

気ままな分、来てくれるときに　嘘は無いよね

飛んで、駆けて　正直な心で来てくれるよね

どっちが本物？

マナーって何なんだろう

嘘を正義にするための呪文だろうか・・・

私は数学好きじゃない

だって、心は数学では解けないから

何気ない一言だって

数学では1％

だけど、1％の嘘は1％じゃないんだよ

1％の嘘は99％の真実も嘘に変えてしまうんだよ

1％の嘘を繕うために

10％　30％の嘘も作ってしまう

いつか　あなたは100％の嘘になるよ

出逢ってしまって　ごめんね

好きになって　ごめんね

愛してしまって　ごめんね

死ねなかったよ　ごめんね

消えられなくて　ごめんね

生まれてきて　ごめんね

それでも　やっぱり　貴女を愛してる

ごめんね　ごめんね

神様が公平だとしたら
こころ　だけ
どんなに醜くても
どんなに不恰好でも
公平だとしたら
こころ　だけ

だけど、人の見る目は
不公平
どんなにきれいな　こころ　でも
人は公平にそれを見ない
だから　人の見る目は
不公平

あなたの　こころ　は強い？
あなたの　こころ　は弱い？
あなたの　こころ　はまっすぐ？
あなたの　こころ　は誠実？
あなたの　こころ　は綺麗？

あなたはあなたの心に　正直？

涙あふれて　眠れぬ夜は

　枕を抱いて眠ろうか

　それとも、冷たい雨にうたれて

　雨で涙を隠そうか

それで心が晴れるなら

それで涙が止まるなら

　そんな涙は嘘ばかり

人の痛みが自分の中で

自分の痛みより辛くなって

あふれた涙は美しい？

人から見れば美しい

自分にとっては醜い偽善？

それが今まで生きた意味ならば

それで死んでもかまわない

生きる意味を考えて

意味ある死を望もうか

涙の数を数えてごらん

　　それがあなたの　優しさの数
　
　　それがあなたの　思いやりの数

でも、それは、

　　幸せの数にはならないんだよね

涙の数を数えたら
　
　　私は数えられないほど

　　それでも　私は優しいの？

　　それでも　私は思いやりある？

涙の数は　不幸の数

　　それでも　私は信じていたい

涙の数は　優しさの数

涙の数は　思いやりの数

映画って残酷
かっこいい人が主人公
美人な女性がヒロイン
顔の悪い人は悪人

そんな、嘘ばっかりの映画って
楽しいんですか？

それを観て
かっこ悪い人は悪人になるんですね

世の中がかっこいい人ばかりになったら
どうやって見分けるんだろう・・・

生まれた時から決まってるみたい

なんでかっこよく生まれなかったんだろう
私は悪人よりヒーローが良かったなぁ・・・

愛されない男は
それでも愛されたくて
一生懸命　いい人になろうとした
いい人になっても　愛されないとも知らずに
一生懸命　いい人になろうとした

愛されない男は
それでも愛されたくて
誰かを愛そうとした
一生懸命愛した
それでも　愛されないとも知らずに
一生懸命愛した

愛することは　愛されることより大切だと
愛されない男は　真っ直ぐに生きた
愛することは　愛されることより苦しいことも知らず
愛されない男は　真っ直ぐに愛した

いつしか愛されない男は
自分に何にも残っていないことに気づいた
いつしか愛されない男には
立ち上がる力も残っていなかった

愛されない男は　静かに眠りについた
静かに　ただただ静かに
誰にも気づかれぬように
静かに　静かに　眠りに付いた

今度は　天国に行けると
真っ直ぐに信じながら

どんなにたくさんの人にかこまれていても

どんなに大きな拍手の中にあっても

たくさんの人に囲まれて

どんなに言葉をもらっても

そこにわたしの存在は見つからない

ただ一人でいい

私を愛してくれたら

ただ一人でいい

愛することが出来たなら

ただ一言でいい

愛のある言葉ならば

そこに私は存在する

そこに私は存在できる

そんな場所に　私はいたい