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椿 みなと(元 華々)の部屋  〜 新着順表示 〜


[345] 未題
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なんの音もしない夜


耳をすませば
この夜を過ごす
人たちの本音(こえ)が
聞こえてくるのではないか
と、錯覚を覚える程だ


いや、
音や姿、形になっていないだけで
さまざまな本音(こえ)が
溶けているのだろう


そう
あの空に浮かぶ
月や星に思いを馳せ
彷徨いながら溶けているのだろう








なんの音もしない夜








わたしの本音(こえ)も
一緒に溶かして欲しい





そして
この夜を過ごす
あらゆるものの本音(こえ)を
月や星に零しながら

やさしい寝息をたてて眠りたい





2019/03/23 (Sat)

[344] ふ ゆ の う た
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と っ て も さ む い ね



お そ ら か ら

し ろ い 、 わ た が し

と ん で き た




み ん な も

さ む い ね

っ て

お は な し し な が ら

お て て と お て て

す り す り し て る

ま る で ハ エ さ ん み た い




あ っ ち を み て も

こ っ ち を み て も

カ ラ フ ル な マ フ ラ ー の

ハ エ さ ん が た く さ ん



な ん だ か

お も し ろ く て

と っ て も

た の し く な っ て き て

う ふ ふ

っ て な っ た よ




こ こ ら へ ん が

ぽ か ぽ か し て き て

し ろ い 、 し ろ い

わ た が し

お そ ら か ら の

プ レ ゼ ン ト

お て て に の せ た



あ っ と い う ま に

ど こ か に

き え ち ゃ っ た



だ け ど ね

ぼ く は こ こ に い た よ

っ て

お て て の ひ ん や り が

お し え て く れ た よ



そ れ か ら ま た

さ む い ね

っ て





ハ エ さ ん に な っ て る

マ マ の て と

ぼ く の て を つ な い だ



ぽ か ぽ か だ ね

ぽ か ぽ か だ ね



2018/12/10 (Mon)

[343] 夜を折る(おる)
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静かな夜
虫の音色に癒されて
ほころぶ心
そうっとひとつ
夜を折る(おる)

あなたを想い
月見上げ
ほろりと泪
そうっとひとつ
夜を折る(おる)

山の麓見下ろせば
広がる町並み瞳に映る
町の灯りの色しこ(だけ)
暮らしがある…と
そうっとひとつ
夜を折る(おる)


夜を折る(おる)
夜を折る(おる)


眠れぬ夜
わたしは
こういう夜を折る(おる)

幾つも、
幾つも、夜を折る(おる)


わたしの心の深く深くに
わたしの心のひだひだに

やさしくやさしく
何かが触れ
何かが届くように…と
いのるように
夜を折る(おる)


2018/10/21 (Sun)

[341] 私と厠と、そして…(編集済)
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数十年前、清掃員だった

美しく使われた厠
どうしたらこうなるのかと首を傾げたくなる厠
色んな厠を磨いた

いつも有難う御座います
付箋のある落とし紙に励まされた日もあった

然し或る日、病に負け

食事は戻し、かと思えば過食
夜は眠れず人は信じられず見るもの全てに何も感じない
切りがない程の症状に苦しめられ社会から身を消した

時に調子の良い時は復帰したこともあったが思うようにいかず長くは続かなかった

何でこうなる…
歯がゆい日々の繰り返しに生きる意味を見いだせずただ息のしにくい日々を過ごした

だが神は見放さなかった
家事をこなせるようになり風呂も毎日入れるようになり眠れるように
また、楽しい時は笑い、悲しい時は泣けるようになった

そんな変化を近くで見守り気にかけてくれていた知人がいた
嬉しい変化を話すと、丁度いい!引越し先の中古の家を体慣らしに二、三日間清掃しにこないか!との話

断る理由などない、引き受けた
その日が来るのが待ち遠しく日々に更に光が加わった

そして今日、緊張と、期待の朝を迎えた
うまくやれるだろうか…兎に角、一生懸命頑張ろう

こんなに思いを込めた
行ってきますは、どのくらいぶりだったろうか…気持ちがよかった

厠、風呂、流し台などの水周りの清掃
その他もろもろ沢山の仕事を頂けた

こんなにも信頼して頂き期待を寄せて貰ったのは久々で
笑みが自然と零れた
そして身が引き締まった

まずは厠から始めることにした
仕事として厠を磨くのはどのくらいぶりだろう一生懸命に磨いた

こびり付いた尿石は私を苦しめた日々のように本当にしつこかった
ひとつ残らず取り除き磨き上げた
そして風呂を掃除した

今日の作業は気遣ってくれた知人の計らいによりここまで

いい汗をかいた実に気持ちがいいものだ

清掃後
こんなに、綺麗になるんだね専門は違うね本当にお疲れ様
と職人として私を扱ってくれ心から労ってくれた感謝である

ほっとしたら深い疲れが来た…然し心地の良い疲れだ

別れ際
明日も宜しく!の言葉

貰った言葉の数々に数十年の時間が流された
心も磨かれた瞬間であった

明日も一生懸命頑張ろう

2018/10/12 (Fri)

[339] エンジェル・ハイロゥ(編集済)
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目を覚ましたら
やわらかな陽射し


珈琲がよく似合う
マシュマロみたいな雲が浮かぶ朝

ミントを抱いたような風が
爽やかな目覚めを町に運んでいるわ

ポップコーンがはじけるような
小鳥たちの歌が心地よく耳を撫でる
一緒に歌いたくなるほどよ

こんな朝はひさしぶり…

季節はもう
夏から秋へ変わろうとしていたのね


一定のリズムで
過ぎているはずの日々に
置いてきぼりをされた気がして
ほんの少し疲れていたの

だけど
こんな美しい移ろいを見せられたら
顔をあげるほかないじゃない

ねぇ、見て
わたしの新しい朝の訪れに
エンジェル・ハイロゥが祝福しているわ



2018/10/27 (Sat)

[334] 秋の夜長の宴
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静かに、ただ静かに
夜は更けゆく...

高く、高く
昇ってゆく月が夜の世界に
光を添えはじめるころ
虫たちの宴もはじまる

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

虫たちの長唄が
風の道に乗って
優しく耳と頬を撫でる

自然の瞼と瞼が閉じられて
耳を澄ませば
まるで宴のなかに居るかのようだ

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

秋の夜長の宴は
どこか少しだけ寂しい
そして想い人を思い出させる

とても
綺麗で切ない...

だからだろうか


酒などなくても
そんな世界に
どっぷりと酔えるのだ

それから
ため息なんかを、つまみにして
あの頃はよかったな...なんて
若い頃を思い出し
物思いに老けりながら微笑み

始まったばかりの季節
秋の夜長の宴を楽しむのである

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

静かに、ただ静かに
夜は更けゆく...

見上げた空には
秋の夜長の宴の世界を
そっと包み込むように
月が優しく微笑んでいた

ーまるで、
あの子の笑顔のように...





2017/10/01 (Sun)

[333] summer snow…
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季節は夏


グラスの中で
角砂糖の雪が降っていた
その雪から生まれる蜃気楼

もやもや…
くだってゆく珍しい蜃気楼

ゆらゆら…
散るように降ってゆく粉雪



気温35℃
灼熱地獄の中
蝉は世話しなく鳴いている


ふと思った


蝉は
鳴いているんじゃなくて
まるで叫んでるみたいだ


こうも思った


だとしたら
なんて叫んでいるんだろう



人間のアタシには
わからない事だけど
何かを必死に発信してる


それだけは
アタシにもわかる








季節は夏



蜃気楼と粉雪
現実ではあり得ない世界が
グラスの中で存在してる



こんな世界の
中心に居るのは蝉とアタシだけ



アタシがもし今
蝉のように
何かを必死に発信するとしたら
なにを発信するだろう



気温35℃
頭がクラクラするような
灼熱地獄



そんな現実
ひっくり返るくらいの
なにかを発信したい



summer snow…
真夏の蜃気楼と真冬の雪



一緒に存在しないはずの2つ
グラスの中で確かにそれは存在した



夢のような世界で
現実を忘れるほど美しくて



summer snow…

夢と現実
その狭間で揺れるアタシたちは
きっと必死で生きている
必死だからこそ
時々、夢を見る



そんな感じでいいんじゃないかな


summer snow…


発信したい人へ届きますように




楽には生きれないけれど
楽しむ事を、忘れないで










2017/07/24 (Mon)

[332] 未題
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もし、、、
今、アナタに電話をしたら

あの頃のように
優しく私の名前を呼んでくれるかな…

声が聞けて嬉しい涙声で言ったなら
バカだなって笑ってくれるかな…



掛けられもしないのに
こんな事を考えているアタシは
バカだよね…ホントに…



今でもね
街を歩くとアナタの姿を探してしまうの…



もし、、、
今、アナタに電話をしたら

あの頃のように
眠れないのか?付き合うよって
優しくしてくれるかな…

会いたいよって言ったら
今夜は遅いから夢に会いに行くよって
冗談言ってくれるかな…



今でもね
アナタを想うと胸があったかくなるの…



写真の中の二人は笑ってる…
幸せそうだよ…



だけど、現実は残酷で…



もし、、、
今、アナタに電話をしたら



きっと、



アナタは



お前も、幸せになれよ



こう言うだろうな…
私たちが
別れる時に言ったアナタの言葉だよ…





アタシ
今でもアナタが大好き…愛してる…



きっと、
これからも、ずっとずっと…



誰かと出逢い恋におちても
アタシの心には
アナタが居ると思う



忘れられない人なの
忘れたくない人なの
忘れた事ない人なの




…勝手でごめんね。






でもね、
今なら胸を張って言えるよ





ありがとう、
アタシ、幸せになるよ!




…って







2006、12月作成
2016、11月編集







2016/11/25 (Fri)

[331] いただきます
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キミが
何を作ってくれているかよりも

キミがボクの為に
作ってくれていることが嬉しい



キミが
何を作ってくれたかよりも

キミがボクの為に
作ってくれたことが嬉しい






いただきます!



2016/11/17 (Thu)

[330] サマー summer 様
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太陽の熱に照らされて
揺れるアスファルトの上
猫は涼しげな顔して歩いている
僕のサンダルは熱に負けて
変な音を立てているというのに


熱を運んでくる南風に揺れる風鈴の下
水を張った盥で涼を取りながら
スイカを頬張るあの子
僕はアイスの食べ過ぎで
お腹はぎゅるぎゅる
下しているというのに


遠くの海岸からは
はしゃぐ子供たちの声
僕は課題が沢山で
鉛筆で頭をポリポリ
脳ミソは爆発しそうだというのに

だけど
やっぱり夏っていいね

夏ってだけで
わくわくする

恋なんかも
始まっちゃったりしてさ

僕もこうしちゃいられない
課題片して正露丸飲んで
もっと上等なサンダル買って
夏へ繰り出そう

今夜開催の花火大会へ
風鈴の下
スイカを頬張るあの子を誘って…─。



2016/07/25 (Mon)
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