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如月蒼雪の部屋  〜 新着順表示 〜


[28] 12年前のわたしよ 聞いてくれ
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

12年ぶりだな ここに来た

理由なんてない ふと思い出した

おまえは今迷っているだろう

3つの選択肢があることだろう

ここにいるわたしは

何もしないことを選んだわたしだ

ただ時間が過ぎるのを待ったわたしだ

今穏やかに暮らしている

今のところ想像できた人生だ

いわゆる普通の仕事をして

子供もいる

幸せかと問われたら

幸せだ

間違いなく幸せだ

だから
何も怖れなくていいんだ

と伝えに来たのではない

いいんだ

そのまま死を選んでもいいんだ

死ぬのが怖くはないもんな

わかってる

強がりじゃないこと知ってる

問題ない

それはそれで幸せだ

あっちの道を選ぶのもいいだろう

その一歩が出ないか

孤独は死より怖いからな 知ってる

問題ない

ああそうだ

わたしは無責任だ

見れないからな

選ばなかった道を

わたしは見ることができない

でもおまえは

見る可能性を持ってる

わたしの暮らしも悪くないぞ

おまえから見たら

つまらない人生だろうけどな

2020/01/20 (Mon)

[27] ほしのかがやき
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

ほしがきれいですか?


ほしがすてきですか?



コンビニのあかりのほうが

パソコンのかがやきのほうが


わたしをやさしくつつんでくれます


ほしはきれいですか?

2008/07/13 (Sun)

[26] 夏の花
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

花を見つけた


みんなに持て囃され


演じている


夏の花


だけど知っている


土のわたしは知っている


だから


たまには休んで良いのだよ

2008/07/12 (Sat)

[25] 傷と血と薬
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

私は
嘘ツキで

私は
自分を傷つけ



単純な安堵感
薬で眠る

目覚めとともに
生への後悔

消滅願望と
生への執着

私は今
惨め
情けなく
ここに想いを
綴っております

2006/07/24 (Mon)

[24] 午後の雨酔
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]


昼下がり
薄暗い安眠場
片手タバコに中原中也


不規則音
まどろみ心地
明かり灯さずこれ駄美学

雨に酔う
文学に酔う
自分に酔う

私は太陽が苦手である

2006/06/06 (Tue)

[23] 嘘つき自己中消えろ
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

みんな
嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき

みんな
自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中自己中

私は操り人形
言いなりの
操り人形
ストレス緩和にもってこいだ


みんな
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ

2006/06/03 (Sat)

[22] 嘘ハシゴ
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

小さな恐怖
逃げるため
右足かける

下を見られず
降りられず

登る登る

彩る景色は
良くなれば

登りきるのか
戻るのか

登った距離だけ
恐怖を育て

すでに地は見えず
先も見えず

今は
この右足を恨むのみ

2006/06/01 (Thu)

[21] 破裂寸前
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

少年
凶悪犯罪
不思議に思う大人達

いじめ
引きこもり
表面だけ見るこの社会


狂ってる 狂ってる

誰もが持つ
心の闇
気付かぬ間に
膨らみ 広がり
あとは
破裂の刺激を待つだけ

今日は
笑って過ごせても

明日は我が身
明日は我が身

2006/05/28 (Sun)

[20] 言葉が霧の中へ
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

言葉が消えた

探して探して
創ろうと
すればするほど

破れた詩を繕うだけで

今はただ

霧が晴れるのを待つばかり

2006/04/27 (Thu)

[19] 距離と孤独
詩人:如月蒼雪 [投票][編集]

やっぱり
独りは寂しくて
誰かのそばに

だけど
それもまた不安で
ある程度距離をおく

それを
繰り返して繰り返して
今更気付く

嗚呼

本当の孤独とは
こういうことかもしれない

2006/03/14 (Tue)
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