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不乱句詞な虎の部屋  〜 新着順表示 〜


[10] 限界
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もうやめてくれ。吐き気がする。 被害妄想 不幸自慢 都合のいい正当化 誇大妄想 自分を美化する嘘 気持ちの押し付け 思考停止の逆ギレ 自分探しの旅 税金の値上げ みつからないウォーリー 何の改造人間かわからない仮面ライダー

2005/09/16 (Fri)

[9] 永遠の期待
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わたしはあなたを信じてわたしの手による平和を望む あなたはわたしを信じてあなたの手による平和を望む わたしはあなたを許す わたしが許さなくても他のだれかがあなたを許してしまうから あなたはわたしを許す あなたが許さなくても他のだれかがわたしを許してしまうから わたしはあなたを裁く わたしが裁かなくても他のだれかがあなたを裁いてしまうから あなたはわたしを裁く あなたが裁かなくても他のだれかがわたしを裁いてしまうから わたしの平和とあなたの平和は違うのだろうか

2005/09/08 (Thu)

[8] DRY CRY
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彼に買ってもらった 真っ白なハイヒール 履いて歩いていたら ぬげた ひどく体がダルくて なんか目眩もしてきて 病院へ行ったら なんでもなかった 気紛れで拾ってきた 名前の知らない野花 キレイな花が咲いた と思ったら枯れた あなたの帰りを待って 気づいたら眠ってて 明け方目が覚めたら あなたはいなかった 野良猫がやってきて じっとこっちをみつめる 餌をやろうとしたら 逃げた

2005/09/06 (Tue)

[7] ギャラクシカコミュニケーション
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宇宙人が現れた。 今、私の目の前に。 何かを伝えようとしている。 でも、宇宙人は日本語が話せない。 私も宇宙語は話せない。 英語だって話せない。 私は後悔した。 もっと真面目に勉強しておけばよかった。とりあえずお茶を出した。 宇宙人は手をつけなかった。 なんておくゆかしいんだろう。 テレビをつけてやった。 宇宙人は物珍しげに見入ってる。 宇宙人が笑った。 今の笑いがわかるとは、コイツはなかなかのセンスを持った宇宙人だと私は思った。もう一度お茶を勧めると、宇宙人はなんともいえない複雑な表情をして飲み干した。そのあと、晩ご飯を食べて風呂に入って、サッパリした宇宙人は玄関から帰っていった。 言葉なんか通じなくても、なんとかなるもんだと思った。 でもあの宇宙人、何を伝えたかったのかは解らない。

2005/09/03 (Sat)

[6] 五分の魂
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家に帰ると、小さなバッタがわたしを出迎えてくれた。玄関にちょこんと座っていた。ドアを開けるとぴょんぴょん跳ねて自分の居るべき場所へと戻っていった。 虫嫌いなわたしがちょっとだけ虫を愛おしく感じた日。

2005/09/02 (Fri)

[5] すれ違い
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おまえ、今なんて言ったんだ。 ウソだろ?俺達、上京してもう一年も一緒に暮らしてきたのに。 ずっと一緒にいろんな所に行って、いろんなものを見てきたじゃないか。 おまえの口からそんな言葉を聞くなんて。ああ、知らない間に俺達の距離は遠く離れてしまっていたのか? おまえに限ってそんなことはないと思っていたのに。 それとも、おまえは今までもずっとそう思っていたのか? 今まで、気づいてやれなくてゴメン。 あれ、マークランドタワーじゃなくて ランドマークタワーだぞ。

2005/09/01 (Thu)

[4] ほどけない紐
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信じる者は騙されて 信じぬ者は軽蔑される 善人は正義のために見えない罪を犯し 悪人は悪を成し裁かれ善人の心を満たす 人は完璧を求め 人は妥協を求める 欲は破滅を導き 欲は破滅を回避する 陰は陽を嫉み 陽は陰を蔑む 光は闇なくして満たされず 闇は光なくして満たされぬ

2005/08/31 (Wed)

[3] 何本だって
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一本でもにんじん。二本でもにんじん。 三本でもにんじん。みこすり半でもセンズリ。

2005/08/30 (Tue)

[2] 左ハンドル
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俺は金持ちイケメンボーイ。愛車はシボレーブレイザー。たまには1人で週末に、映画館でも行ってみようと、車を走らせマイカルシネマ。地下駐車場へ滑り込み、行く手を遮る入り口の遮断機。助手席の向こうで声がする。「駐車券をお取り下さい」 俺の心の中で会議が始まる。身を乗り出すか、降りて行くか。二つに一つだ。 とにもかくにもとりあえず、シートベルトを外そうと、スイッチを押したその手に、手応えを感じなかった。シートベルトは壊れてた。シートベルトは外れない。後ろの車は待っている。にっちもさっちもいかない俺に、ふと天啓が降りてきた。 「シートベルトを伸ばしなさい」俺はゆっくりあわてずに、シートベルトを伸ばし始めた。あとちょっと、あともう少し。 俺の渾身の力をこめた、伸ばした右手の数センチ先、悪魔の声が鳴り響く。「駐車券をお取り下さい」 シートベルトは伸びきった。とそのとき、またもや天啓が聞こえた。「シートベルトの隙間から抜け出すのです」俺の脳裏にビジョンがよぎる。シートベルトの隙間から、イモムシのようにのそのそと、這いずり出てくる俺の姿が。そんなの出来るわけがない。なぜなら俺はイケメンボーイ。愛車はシボレーブレイザー。俺は必死に考えた。天啓はもう降りてこない。クラクションの音が鳴る。悪魔の声も聞こえてくる。「駐車券をお取り下さい」 遮断機はへし折れていた。後ろの車はビックリしてた。 ※この詩はフィクションです

2005/08/29 (Mon)

[1] リスク
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今、わたしの心は澄みきった空のよう。 なんでもできる、どこでも行ける。 黒い雲にも覆われず。排気ガスにも犯されない。だけど忘れてしまった。 雨の音を。 虹の色を。 オーロラの美しさを。 もう一度取り戻したいとオモッテル。 自分の命を削ることだとしても。

2005/08/28 (Sun)

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