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弓胡桃の部屋  〜 新着順表示 〜


[15] 一匹狼
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いくら待っていても無駄よ
あの人は来ないわ
あの人はどうしようもない一匹狼なのだから
私がどうなろうと
知ったこっちゃないのに

いつかもっと強くなって誰かに
あの人はどうしようもない一匹狼なのだから
と言われてみたい
その人はきっとどうしようもなく
私をを必要としてるだろうから

2003/09/24 (Wed)

[14] 溺れて……
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あなたは確かに私を誤解してた
知ってたけど気付かない振りをしてたら
あなたの誤解はみるみる満ちて
私は溺れて
自分で自分を忘れてた

今日友達の手紙を読んで気付いたの
私はこういう人だったんだって
今なら本当の私で付き合えそうよ

あなたは私を全然知らなかった
私もあなたを全然知らなかったのよ

もうあなたはいないのに
今頃になって
あなたに言えなかったたくさんの言葉が
溢れ出してどうしようもない

2003/09/08 (Mon)

[13] 殺人鬼
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貴方のことを思うと
自分のことのように思ってしまうのです

と言いたいところですが
嘘です
私の貴方に抱く気持ちなど
ミーハー根性にまみれた安易な同情心
貴方を本気で考えてくれる人などいない

それが一番不幸なのです
実の親も 愛した女性達も
もう愛を捨ててしまいました
それは何の罰なのか分からないけど

貴方は人間だと思われていないから
人間のように貴方に接する人もいない
貴方から見たら
やはりここには人間は一人もいないのでしょうね

非情には非情を
与えなさい
死には死を
甘んじて受けなさい

私の言葉など笑って壊して捨てて下さい
何かあったら私でなく
見上げた空に聞きなさい

2003/08/27 (Wed)

[12] 役名
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あらゆる登場人物みたいに
話を進めるためだけの存在として
誰かの指示通りに行動したい
何かに身も心も支配されたい
何の迷いもなく無駄もなく
ただその使命を果たすためだけに
生まれ 生き 死にたい

自分の役割を見付け
それを果たすのが人生なら
そんなに変わりはないでしょう


ただここでふらふらと
全く意味がないことを
考えたりしたりで
自分の役名も見付けられず
私の存在は
他人の演じている
完璧な台本を台無しにするだけ

2003/08/22 (Fri)

[11] 両手落ち
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誰かと一緒にいる価値もない私なら
せめて一人でも全く平気な私にもなりたかった

2003/08/15 (Fri)

[10] 雨降り
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こんな醜く
卑怯で
小さな私
を忘れずにいてくれる
存在などいるのだろうか?

雨の中
帰る道道考えた
幻想は信じたくなくて
怪しいものは尽く潰してしまった

けれど確かに
傘を握って歩く
こんな私の所にも
雨は降ってくれていた

当たり前のように
私は忘れられていなかった

2003/08/11 (Mon)

[9] 夜の祈り
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私のいい加減な扱いにも負けず
自己主張も望まず
叫ばず
暴れず
そんな私の丈夫な体
に感謝します

私を応援し
重い犠牲を覚悟する
両親 祖父母
私を信じてくれている
友人 先生方のために

目立たずとも
誠実にやるべきことを果たします

たとえ心が弱くとも
いつだって私の心臓は力強く赤い豊かな血を送り
胃腸はどんなものでも消化してやろうと張り切り
生殖器は月に一度の贈りものを忘れないのだから

それを忘れず裏切らないよう
心も強くあらねば
と思うのです

2003/08/01 (Fri)

[8] ナルシス螺旋
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こんな自分が嫌、
にならない自分が嫌、
にならない自分が嫌、
にならない自分が嫌、
にならない自分が…

自己愛というのは本能なのかも、
と最後に私が諦めました。

2003/07/30 (Wed)

[7] これも、あり
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私のことを
死を選んだとか
ましてや自殺―自分を殺したなんて
意味ありげに言われても困る
私は生きるのをやめただけで
その結果そちらにいなくなっただけで

皆さんは死んだ人
特に自殺した人は
こちらで不幸になると考えていたけど
私はヘソマガリな娘だったんで
そうは思ってなかったけど
実際は全く予想外な感じで

今は淡々と暮らしてる
とか言いながら
実はここは仮初めの場所で
後で思わぬ落とし穴があるのかもしれないけど
それはそちらの世界でも同じことで

2003/07/27 (Sun)

[6] 底辺
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

自分を受け入れることと
自分をかばうことが
一緒になってしまいそうな
自分
自分という存在

2003/06/22 (Sun)
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