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[196538] 月が見ている
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

もう此処に来て十数年

あの頃も夜中眠れなくて朝方まで起きていた

窓のカーテンの隙間が明るくて

月が出てるんだな

そっと

カーテンの隙間から空の月を見た

月も

こちらを見ていた


2020/03/18 04:29



[196536] 片言
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

かたこと
かたこと
かたことと

たどたどしい
この
かたことが

ひびいておくれ

かたこと
かたこと
かたことと

2020/03/15 17:10



[196535] 春よ来い(春世恋)
詩人:まろふに [投票][編集]

風に舞うは淡い春霞 

雪の残り香とそぞろたわむれて

春の訪れを待って会いに行こうか

冷たい夜風に桜並木と揺れる恋心


君の声はまるで花霞

花びらに触れたような口づけ

風も刻も見えないけれど確かに流れ

近づけられて 遠ざけられて 揺れて舞い散る恋心 


宵に君をそっと連れだし

夏には輝き 秋に深まり 冬に暖め 

春に芽吹かす恋心

2020/03/15 16:28



[196534] 
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

海はいい

言葉の飾りつけなんて
全くいらない

戯言を
誰にも
許さない

波打つ
事を
滞らない

2020/03/15 16:15



[196528] 3.11
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

今日くらい

一日 揺れなくたっていいのに

テロップなんて出なくていいのに

穏やかに晴れた

暖かな日でいいのに

どうして…


まるで

誰かが呼んでいるみたい

あの日を、忘れさせないために

あの日が、忘れ去られないように

2020/03/11 13:30

[196523] 長袖
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

誰かに「好き」と言われたかった

安心したかった


自分は 愛される資格があるのか

その'答え'を 探し求めていた



仲間外れにされるたび


寂しさに 囚われて


イジメられたり 暴力の中で


自分の価値を疑い 悩んだ



助けてくれる人を 「誰か!」と求める前に


「助けて!」となんて言っていいのか


それさえ分からなかった


誰かを巻き込んでしまうのではないか


周りが上手くいくなら それでいい


我慢し続けるうち

感覚が歪み 軋んで 乱れ


狂い 話せなくなっていった


いつも 長袖を着ていたのは


傷ややけど あざを隠すためだった

2020/03/10 03:24



[196522] 禁忌
詩人:サエ [投票][編集]


男は扉をたたくだけ
自分から開けることはしない
中から女がでてくるのを待つだけ

最後のトリガーを引くのは女
引かせるように仕向ける男
なんて
ずるいよね

2020/03/09 01:13



[196519] ハイセルフ
詩人:EASY [投票][編集]

不安がお金で買えるなら
一生懸命働くよ

2020/03/07 19:44



[196518] はぐれたピアス
詩人:サエ [投票][編集]


久々でもかまうことなく
わたしを抱きしめる腕に迷いはない

会いたかったと
抱きしめながらあなたが溢した

ねぇ
よっぽどわたしの方が逢いたかった

全部欲しいと
瞳をとじてあなたが漏らした

ねぇ
とっくにわたしの全てを拐っていった

時計の針は
あなたとわたしのときばかり
やたら早足で
どれだけ願っても
止まってさえくれない

あなたの感覚を反芻しては
乱れた心を押さえつけ
あなたの声にさぇ反応する
冷えた身体を縮こませ
あと幾ら刻が経てばと
ひたすら画面に訴えかける

あなたをひととき手にする為に
ピアスを片方なくしたみたい

2020/03/07 00:58



[196517] 詩人の部屋
詩人:さくらんぼ [投票][編集]

久しぶりに覗いてみた。

「まだあった」ほっとした気持ちと
懐かしい気持ち。

あと、
ちょっと恥ずかしい気持ち。

過去の自分が書き落とした詩は
若くて…未熟で…

鮮明に覚えてる悩んでた気持ち。

それと幸せな気持ち。

ここに居たから
今があって

この場所があったから
救われて

きっとまた数年後
この場所にたどり着いて
同じことを思うんだろうな

2020/03/06 22:37
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