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[196522] 禁忌
詩人:サエ [投票][編集]


男は扉をたたくだけ
自分から開けることはしない
中から女がでてくるのを待つだけ

最後のトリガーを引くのは女
引かせるように仕向ける男
なんて
ずるいよね

2020/03/09 01:13



[196519] ハイセルフ
詩人:EASY [投票][編集]

不安がお金で買えるなら
一生懸命働くよ

2020/03/07 19:44



[196518] はぐれたピアス
詩人:サエ [投票][編集]


久々でもかまうことなく
わたしを抱きしめる腕に迷いはない

会いたかったと
抱きしめながらあなたが溢した

ねぇ
よっぽどわたしの方が逢いたかった

全部欲しいと
瞳をとじてあなたが漏らした

ねぇ
とっくにわたしの全てを拐っていった

時計の針は
あなたとわたしのときばかり
やたら早足で
どれだけ願っても
止まってさえくれない

あなたの感覚を反芻しては
乱れた心を押さえつけ
あなたの声にさぇ反応する
冷えた身体を縮こませ
あと幾ら刻が経てばと
ひたすら画面に訴えかける

あなたをひととき手にする為に
ピアスを片方なくしたみたい

2020/03/07 00:58



[196517] 詩人の部屋
詩人:さくらんぼ [投票][編集]

久しぶりに覗いてみた。

「まだあった」ほっとした気持ちと
懐かしい気持ち。

あと、
ちょっと恥ずかしい気持ち。

過去の自分が書き落とした詩は
若くて…未熟で…

鮮明に覚えてる悩んでた気持ち。

それと幸せな気持ち。

ここに居たから
今があって

この場所があったから
救われて

きっとまた数年後
この場所にたどり着いて
同じことを思うんだろうな

2020/03/06 22:37



[196515] 残り火
詩人:サエ [投票][編集]

そんな気ないのに
これでラストと
嘘をつく

あなたがわたしに火をつけて
わたしがあなたを抱きしめて
ふたり一緒に染まってく

静かな炎は赤くなり
煙りを吐いては息苦しい
激しい熱で唸りをあげて
どんどん深く堕ちていく

満ちかけた月も見えない場所で
誰にも知られず燃えていく

最後の残り火で照らされた
あなたの穏やかな一瞬を
切ない炎の残り火を
わたしだけが知っている

2020/03/06 01:52

[196513] エンドロール
詩人:サエ [投票][編集]

隙をついては
人目をぬって
奪われる唇

冷たい唇が
気持ちいいなんて
わたしも
ほとほと浮かれてる

目が合うたびに
早くなる鼓動を
こっそり触れられるたびに
跳ね上がる鼓動を
早くあなたと分け合いたい

予告もなく鳴る電話
油断してると
足元すくわれるから

あなたのかわいいに
もうそれほど価値なんてないから

あなたから離れる口実はある
リミットも近い

あとはそれに理由をつけるだけだから
自分を納得させるだけだから

2020/03/03 02:41



[196512] 一句
詩人:サエ [投票][編集]

彼の名を

マフラーのなか

閉じ込める

2020/03/03 01:00



[196511] もう遅い
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

不用意に目を潰す
見えなくなったと駄々をこねる
叱ればいいのか
笑えばいいのか
ぼくは
母親がするように背を向けた
母親とは違って愛情はないから
振り向かず
抱き寄せず
帰路に着いたよ
地べたで泣きじゃくる彼も彼らも
独りになったと気が付けば
腫らした両穴で虚空を仰ぐか
星ひとつない闇を見るのはきっと辛い
後悔しても

2020/03/03 00:32



[196510] ゆするぎ
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

沈みゆく果てに歌はない
高く飛ぶ花
舞えば夢
奥園の果てに夢はない
低く成る鳥
散れば空
松林の静寂
倶利伽羅の寂静
那由多の煌めき
悔恨の唸り
軋む悟道に幾万朽ちねど
弾む魂緒は
救世の真髄神のまほろば

2020/03/02 22:18



[196509] 悔い
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

やっぱりあなたが好きだと言えたなら
どんなにか良かった
それでもあなたと私 今もこうして二人

2020/03/02 22:11
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