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[196437] 終わりの始まり
詩人:結愛 [投票][編集]


不思議な世界に入り込み
彷徨い もがき 苦しみながら
光も見えなくて...

全てが終わったのか
それとも続いてるのか
分からないままで

怖い 先の見えなさが
怖い 自分を待ち受ける近い未来が
終わったのか それとも始まりなのか

もういい
もういいよと
何度も呟きながら

怖くても自分を手放さない
自分らしさを見失わずに

いつだって何かしらの気づきを与えてくれる
年下の私の先生

「僕はやったぞ」と言いたげな瞳に
今度は自分が頑張る番か…
と思いながら…


まだ見えてこない光を
掴みたい

怖くても掴みたい


強くなりたい


終わったのか 
それとも始まりなのか

何も分からないままに

新しい光を迎えに行こう


終わりの始まり





2020/02/07 22:06



[196435] 嫌いな茸
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

やらないだけ

やるだけ

やらないだけ

やるだけ

繰り返し

やるだけ

やらないだけ

やるだけ

やらないだけ

やるだけ

繰り返し

繰り返し

やるだけ

やらないだけ

やるだけ

やらないだけ

やるだけ

ただ

わたしには

できないだけ

2020/02/07 01:26



[196428] 再会
詩人:こーじー [投票][編集]

はぐらかしたり
かぶせたり
平行線だったり
クロスワードだったり
汚いものを閉じたり
きれいなものを見せびらかしたり
当たり前の事が、当たり前じゃない
なぜ、あんなにも窮屈なんだろう
きっとあの頃のようにはいかないけど
失くしたものも多いけど
でも、いろいろと捨てたら
気が、らくんになって
ふわふわ浮いていた
生まれ変わってもまた同じ場所に戻る
再帰の奇跡に憧れ、つれづれなるままに
私はいつだって、その心をなくしていなかったのだな

2020/01/29 23:56



[196423] 川遊び
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

さざめく流れに
りょうの手で岩を頭の上に掲げ
ぶん投げる

天気はいいけど
少し寒い

また
りょうの手で岩を抱え上げ
叩きつけるように投げ落とす

彼女は
「人が退屈だとか、つまらないだとか
そう言えるありきたりな日常が欲しい」
と言って居なくなった

水しぶきで服が濡れる
余計に寒くなりそうでも
日差しが慰めてくれていた

帰ったら
破れた障子を
貼り替えたい

昼寝してから

2020/01/25 03:37



[196418] Forest
詩人:Ace [投票][編集]


鋼鉄の空
ひび割れた地平線
戦いの闇は
水と共に土へと染み込み国土を潤す

深夜の森はDNAが拒否するほどの恐怖と
引き込まれるほどのスリルが混在する

物音に耳澄ませ
目を開けて光探せ

自然と同化するな自然に食われるぞ
自然に逆らうな小さき生き物達よ

生きるためのすべは
他人からの教授により与えられるのか
それとも生まれ持った本能か

川流れる音
風揺れる木々のきしみ
爆音と共に身を任せ愛でる

生死を別ける活路は

しの中にのみ存在する

畏多くも詩人を語る者は
貴様のように生きよ

2020/01/24 07:44

[196417] 姫路(かざぐるま)
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


かざぐるま かざぐるま かぜのなかでまわそう

からからと おとたてて きぼうへのそらへとぶ

いつまでもにくんでいて ひめじのそらのとおさを

いつまでもわすれないで くちびるかんだあのひを

かざぐるま かざぐるま かぜにのせてまわそう

ぱたぱたと とおくまで はばたくようなおもい

いつまでもいまのままで おとなになどならないで

いつまでもだましていて しんじきっているわたしを

かざぐるま かざぐるま かぜにむけてまわそう

さやさやと きぎたちも こえあわせうたうから
───────
原文:点字

2020/01/23 21:27



[196415] 一つしかない全てのものに...
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

潮の匂いが好きなのは
人が海から産まれて来たから

大人になって
辛い時疲れた時
泣きたい時甘えたい時
何も出来ず辛さと
ただ戦って

でもそんな時
ふと触れた潮の香りに
まるで母に抱かれたように
温かくなって
涙溢れて

海から産まれて
来たけれど
その海には戻れない

もし戻れたら
肩の荷も
降りるかも知れないけど

だけどその海から
産み出してくれた
人の為に辛くても
生きよう

今日触れた空気は
一つしかなく
私も一人しかいなくて

下手でも呟く
私の言葉も
私だけの言葉

一つしかない
全ての物に感謝して
一つしかない
自分の命を大切にして

By 音無詞 詩
2020年1月

2020/01/21 11:40



[196414] 帰路のセーラー
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

雨止まず
濡れそぼる肩に
感覚はなく
制服重く
足は冷たい

鞄の重く被さりて
傘の骨の食い込みて
家路辿る
今日の鈍色

2024/09/13 00:14



[196413] 明日を見るひまわり
詩人:猫のあし [投票][編集]

ひとつの大きなものを捨てて

ただ、生きる事を選んで

失った分
新しいことが、始まったり

孤独でも
僕には未来があって

だから立ち止まらないよ

僕が生まれてきたことに
意味があると信じたいから

明日は、また新しい1日だから

2020/01/21 00:13



[196412] 姫路(目覚めるまえに思い出して)
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]



目覚めるまえに思い出して
このわたしの面影を

起きてもいない寝てもいない
そんか時にきっと

目覚めるまえに思い出して
わたしは夜会いに行く

遠い姫路の空を越えて
あなたが呼ぶならば

古里はいま 古里はいま
丈を競う草木

暦を越えて 季節を越えて
伸びる若い芽



目覚めるまえに思い出して
幼なじみのわたしを

心のままに風をおこす
ことができるならば

目覚めるまえに思い出して
あの時かけた呪文を

昔のように涙みせて
悔やみきれぬほどに

古里はもう 古里はもう
悲しみのない光

言葉を越えて 心を越えて

あなたに会いたい

─────────
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2020/01/20 22:31
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