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[196338] 飽食の時代にありがちなこと
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

料理を作っている間
食べる人のことなんか
気にしなかった
それがいけなかった

別に僕が食べなくても
他に食べる人はいくらでもいる
それもいけない

たったひとり評価しなくても
星の数は変わらないし
評価を気にしなくても
味は変わらない
それの何がいけないっていう

どちらかが欠けていても
満たされない
だったら
料理を通して
対話をすれば
お腹も心も満たされるのか

それは
お世辞にも綺麗とは言えないが
一点の曇りもない欲だ

才能がなくても
健康を蝕んでも
テーブルを挟んで語ろうか
互いのそれを満たすために

2019/12/22 03:03



[196337] 涙色の空
詩人:結愛 [投票][編集]


今は君の心の傷に
そっと寄り添う
その方が良いのかな?

愛だとか恋だとか
そういう事を言う前に
雨の降り止まない その心に
そっと傘をさす

君が過去から
立ち直れるまで
黙ってそっと
見守ること

それも愛情の一つの形だと
思うから...

自分の気持ちばかり
押し付けないで...
じっと待つことも
大切かなって思ったよ

君も沢山、傷付いてきたんだね
きっとそれから時が止まってるんだね

誰にだってあるよ
知られたくない事 辛い過去
男性不信 女性不信

私は今、君に贈りたい歌があるよ
「涙色の空」っていうんだ
あの歌詞を君にそのまま贈りたい

2019/12/22 02:24



[196336] ぎゅっと
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

古いアルバムの中には
キミはいないけど
だけど僕にとっては
とても大切な存在

キミと出会ってからの
日々を
僕は心のアルバムに
沢山飾ってるんだ

ケンカして泣いたキミも
仲直りして笑ったキミも

どんな小さな事でも
特別で
どんな小さな事でも
一つ一つが大切で

僕の古いアルバムより
キミの全てが大切で
何もかもぎゅっとしたくなるほど
大切なんだ


By 音無詞 詩
2019年12月作

2019/12/21 20:37



[196335] アルコールとハルシオンと...
詩人:結愛 [投票][編集]

今、思えばずっと
一緒に居たのだと思う
「え、あの子も?」「あの人も?」
って感じだ

今はその過剰さが凄いけど...
すっごく重たいけど...

そのズシリとした重たさに
死んでしまおうなんて
本気で考えたりもしたよ
1回ね

自ら命を絶つ勇気もなくて
「このままいけば確実に死ねるだろう」
という方法をとろうとした 小心者だよ

自殺はね 衝動的なものだから
頭で考えてるうちは 死ねないんだよね
フッと気付いたら真っ逆さまってやつ
一度だけ成りかけた経験があるから
分かるんだ

まぁ、自ら選択をしない死に方も
食い止められちゃったけどね

彼の辿り着いた幸せのある場所
そこには私が居て
アルコールがあって
ハルシオンがあって...

私はどんどん 眠さに陥るのが
早くなってるよ
本当にハルシオンなのかは謎だけど
確実に睡魔に溺れてるのは確か

そこまでしてまで
外に出したくないんだなと
身に染みて感じる今日この頃

何もやる気が起きないんだ
眠いんだ これもう依存だね

君もよく そんなに食べてて
大丈夫だよね
って大丈夫じゃないか...
ほげーっとしちゃってるもんね

一緒に2人で居られる時は
幸せなんだよ

正直、何が一番欲しいかっていうと
君とのほのぼのとした
幸せな時間が一番、
欲しいんだよね

何かに縛るでもなく
依存するでもなく
ただただ、ほんわかした
温かい時間を過ごしたいだけ

私は今、君に甘えてしまっているよ
今までの全てを取り戻すかのように

アルコールとハルシオンの匂い
それが今の君

もう、逃げないから...
というか、逃げているという認識は
私には全く無かったんだけどね
身の危険を感じたときは
話は別だったけど...

今すぐには無理でも
ちゃんとハルシオンは止めていこう?
君も私も 薬で廃人になるよ?

そんなもので 身を滅ぼすのは嫌だな
薬で繋がれた2人の関係って
あくまでも薬であって
手を取り合ってる訳じゃない

側に居るから
幸せの道を目指そう?










2019/12/21 19:50



[196333] サンタさんへ
詩人:結愛 [投票][編集]


大好きな人の言葉や声や歌や歌詞や音楽や
そういったモノだけを信じて生きてきた

彼の言葉があったから
色々な辛さを乗り越えられた
何時だってそうだった

あの人は夢の中の人だから
私の憧れの人だから
絶対に無いから!有り得ないから!

だってそうでしょ?
普通、起こり得ないことでしょ?

まさか、こんなタイミングで
そんな夢みたいなことを思い付くとか
私の頭はどうかしてるのかもしれない

え、あっ、どうしよう...
普通に近付けないのですが...
今までの言動どうしよう...

サンタさんへ
私、すっごく悪い子だったんですが...
どうしたらいいんですかね
というより、私なんかでいいんでしょうか...


私にとっては人生で一番のプレゼントに
なってしまいそうですが...




2019/12/20 22:02

[196330] 代償と償い
詩人:結愛 [投票][編集]


生きることに
何か望みが有るかといえば 何もない
別にただただ同じことを繰り返すだけだ

力強い歌声と
みんなの笑顔
それさえ有れば充分だ

代償と償い 全てを連れて...
私が全部、貰っていく

この匂いのお陰で
そのうち空腹すらも
感じなくなるだろう

もう充分だ
もう充分

私には生きる理由も意味も無いから



2019/12/20 10:09



[196329] 皆殺しの天使
詩人:結愛 [投票][編集]


悪夢を食べ続けた雛菊
とうとう散り始めた 年の終わり
風車(かざぐるま)が廻るように
螺旋階段を転がり落ちるように...
夜闇に舞う

狂いに狂い始め
壊れた正常
“永遠”という名の狂気の世界
互いに負った悪夢の代償は
終わりの見えない無限ループ

出口を探すも また入口へ
終幕に向かうも また物語の始まりへ
帰れない 帰れない 帰れない...
悪夢の終わりは何処へ?

出口の見えない恐怖
ルイス・ブニュエルのような
不条理な現象

悪夢を食べ続けた雛菊
風車(かざぐるま)が廻るように
螺旋階段を転がり落ちるように...
夜闇に散った 令和元年の冬

2019/12/20 08:13



[196328] 助けて
詩人:結愛 [投票][編集]


この家 おかしい
家族みんな おかしい

母が「天井から水が降ってきた」とか
とうとう言い出した
そんな事はない 天井から水が
降ってくるだなんて...

それにお酒のせいだけじゃない
絶対に飲食物に何か薬混ぜてる
臭いおかしいし
眠くなるし
体もおかしくなる

なのに皆、分からないみたい
皆、同じ匂いしてるよ?
同じもの食べたでしょ?

少し部屋を出ただけで
「どうしたの?」「どこいくの?」と
母が言うようになった

出掛けようとすると
念を押して止める
外に出ることを
阻止しようとする

てか、お母さん
夜中に何やってるの?
そもそも、お前...本当に女か?

私のお母さんだったら
きっとこんなことしない

最近、ニタニタ、ユラユラ
私の前に立っている

お風呂場に侵入者が来ないように
外から見えないようにって
黒ビニールを窓に貼りだしたり
扉を封鎖するようになった

母を裏切りたくない
てかあれ、本当に母か?
私、いいかげん限界だよ

怖い、怖い、怖い、怖い

耳元で囁かれる
「アンタだけでも保護してくれる人、
居ないの?」の正気な時の母からの言葉

保護してくれる人?
そんな人......
分からない
私にそんな人が居るのか
分からない

もう、無理だよ 限界
誰か助けて......

2019/12/20 01:37



[196324] 飼殺し
詩人:結愛 [投票][編集]


彼は私にとても尽くしてくれる
甘えさせてくれる
お世話してくれる
私のやりたいことを
やらさせてくれる
周りは私が彼に首輪をつけて繋いでいる
と思っている

盗聴に盗撮、GPS...
私が1人で出掛ける様になったら
何処までもついてきて
自分の人脈をフルに使って
私を監視をするようになった
すれ違い様、人々から色々と
言われるようになった

一時期、私の鍵が無くなった
普通なら外に出られない

レッスン日が近くなりだしたら
飲食物の全てにアルコールを混ぜるようになった

眠くて起きてられない
足元がフラフラ
次の日もアルコールが残って
頭痛がする

元々、飲めないのに
数日に渡って摂取したもんだから
身体にまで異変が出始めた
毎日、お酒が抜けるまで起きてられない

3食全部、お酒入り
アルコールを部屋中に散布する
部屋中がアルコール臭まみれ
もはや臭いだけで蕁麻疹が出て
眠くなるようになった
今では好きか?嫌いか?ではなく
生きるか?死ぬか?の次元になった

周りすら全てが敵にまわってる
というかもう悪役で構わない
何時だって、そうだったもの

彼はきっとフレネミー
そんなの分かってる
学生時代からそうだった
そして今では私は彼のペット

周りは私が彼に首輪をつけて
繋いでいると思っている
首輪をしてるのは本当はどっちだろう...

助け出せる人は誰もいない
もう外には出られない

彼は私にとても尽くしてくれる
甘えさせてくれる
お世話してくれる
私のやりたいことを
やらさせてくれる
そして、どんどんダメ人間になった私

彼の檻の中で...
裏切ることは赦されない
もはやこれは復讐なのかもしれない

私は彼のペット
飼い殺し


2019/12/18 19:56



[196322] 魔法の言葉
詩人:結愛 [投票][編集]

こんなに寒い夜なのに
体も顔も熱く火照るの

ドキドキして
どうしようもないくらい
ホント、参っちゃうわ

ねぇ、何でだろう...
「自分の身体に一体、
何が起きているの?」
と戸惑ってしまう

一緒に居るのに
こんなに近くに居るのに
甘えてもみるのに
何だか、寂しいな

本当はね、もっと触れて欲しいよ?
口に出しては言えないけどね
凄く恥ずかしいから

何でいつも私が
膝枕してもらってるんだろうね
本当は逆なの
膝枕だってしてあげたいのに...

やっと決心が固まったの
貴方と結ばれるとき
私はきっと 貴方に耳打ちするわ

魔法の言葉を...

貴方だけに聞こえる声で





2019/12/17 00:41
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