詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
蒼いイルカの背びれが
月に淡く照らされた
風の無い凪の海原を裂くように
ゆうゆうとゆっくり
姿をあらわす
朦朧体の完璧な陶磁器
柔らかいようで消え入りそうな
括弧としたなりゆき
紫陽花色の艶めかしさを
つやつやと照らし
輪郭を目で探そうとすると
水面を堺に滑り消え
ペン先さえ表現的に追いすがれない
枯葉色したカタツムリが殻を傾け
大木の切り株の縁を
無駄でない事の裏と表側を探し
渦巻く時計の自動巻きで
めくるめく今を這う
鍾乳石の出来上がる
幾万年幾億年のしずけしさ
誰の愛おしさにも繋がれず
ノートに鼻を押し押し当てた
その匂いだけでは
真っ白い紙面を凝視するしかない
私には
これは死なのか生なのか
全く違う革新なのか
潮の香り、土の匂い
相反する互いが読み手と私すら困惑させながら
私はどうでもよくない
大切な存在としか分からない
どうしてこんな私が
詩人:自己満足3 | [投票][編集] |
人生なんてよ 辛ぇし 苦しいし
そりゃあ、笑ったり 少しは嬉しい事も時には在る
でも やっぱ、人生なんてのは 辛ぇ時 苦しい時 寂しい時
泣きたくなる事の方が多いんだろうな
辛い事も在るだろう 云いたい事もあるだろう
不満な事もあるだろう 腹の立つ事もあるだろう
泣き度い事もあるだろう
これらをじっと
こらえていくのが
男の修行である
今の俺には ちと難しいがな…
詩人:結愛 | [投票][編集] |
君は天才 何でも出来る
出来る人だから
私から逃げなさい
私の方を向いてはいけない
天才を破壊はしたくない
だから逃げなさい
君はわざわざ災難を
追いかけるべき人間ではない
逃げるべきだ
天才なのだから
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
朝焼けより夕闇がいい
始まりより終わり
生まれ方より死に方
終わり方の方に惹かれるのに
その時には僕はもういない
生きる程
苦しい
それでも
増していく喜びもあるだろう
全部あたりまえみたいに
ならないように
感謝しなければならない
感謝感謝感謝感謝
感謝しなければならない
見回してもそんな事柄に包まれ
それを忘れる浅はかさにつきまとわれ
たえず耐える強さを探すしかない
産まれた時から死に向かって
生きるしかないのに
それが目的ではなく
誰も選択も許されず
死より最悪の絶望はないとしても
それでも産まれて生きるこの一瞬すら
奇跡に近い一瞬
どんなにか絶望的でも
人生は誰かに肩代わりさせては貰えない
まあいい
今晩は誰かと
おでんが食べたい
reiwa2019
詩人:結愛 | [投票][編集] |
未だに何で「私が人様を選ぶ羽目に?」
という思いで いっぱいだけど
結局は私を見てデレてしまう人
ちゃんと優しさを与えてくれる人
精神面を支えてくれた人
そして何よりも私を守ってくれた人
あ、頑張ってもらっちゃったとかもね...
っていう選択基準になっちゃうんだよね
見た目がカッコいいだとか
持ってるスキルが凄いだとか
好きになる要素としてはあっても
最終的な判断には あまり関係がない
勿論、そこに至る過程も大切にしたいし
私はとっくに その人の事は尊敬しているよ
“認める”だなんていう言い方はしたくない
何だか偉そうな感じがして嫌だから
私自身が それがアピールだったなんて
気付かなかったのが悪かったんだけどね
ここまで大変な思いをさせてしまったから
そして、一番大事なのは いざという時
「助けて」とSOSを出したとき
瞬時に対応してくれるかどうかなの
心が壊れかけたとき
瞬時に気付いてくれるかどうかなの
守ってくれるかどうかなの
心が崩れかけた私に
近くで「頑張れ」と
声を掛けてくれたり...
カエルの王子様はもう
掌の中に居るの
元に戻してあげる方法が
まだ見つからないけど...
詩人:結愛 | [投票][編集] |
好きとか 愛してるとか
もうよく分からない
気付けば周りは
「欲しい」に変わってた
私のお母さんは
夜になると狼になる
他にもそういう人が居るらしい
「欲しい」かねぇ...
そんなに初めてが...
まして私のなんて...
周りの「欲しい」の感情が強くて
何だか恐怖も感じてる
きっと奪ったら 飽きるんだろうな...
そんなもんでしょ?
好きってなんだろう
詩人:結愛 | [投票][編集] |
もう何もかもが分からない
初めっから何も分からなかった
何も見えてこない 何かを掴む前に
心がポッキリと折れてしまった
目にしただけで頭が痛くなるような
人の多さ 声 顔
何も聴こえない部屋 誰も居ない空間
何もない天井を ただただボーっと見つめる
なんと安心する時間だろう
心の中の錆び 言い様のない底無しの怠さ
疲れ 全てを溜め息と共に吐き出す
そんな時だけ フッと気持ちが楽になる
何時だって迷子だよ
選び損なってるんでも
ただイタズラに振り回してる訳でもなく
訳も分からず ただただ迷子
どの道を行ったらいいのか 何が正解なのか
探しても見つからずに
被害に遭った側からしたら
勿論、迷惑だっただろう
振り回されに振り回されまくって
心をズタズタにしてしまっていることも
事実だと思う
きっと私は 搾取してしまっている
初めは迷子だったのに
気付けば化け物化
私の役は一体、なんだったのか
というより、私になんて役を
与えるべきでなかった 只のミス
それが一番の正解なんだと思う
私には役なんてなかった
もう何もかも選ばなければ
誰もが幸せになれるんだろうか...
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
化け物たちの対価は
爪の端ひときれだった
それが君たちの命だと語る
化け物の親
乾いた風とともに
私に命をたらしめる
人殺しは誰か
爪の端ひときれで
死んだんだよ
だから
化け物と等しい君たちの対価
それは死だ
人として抗う様を
君はどんな役で見ているの?
私は化け物で、君を見てるよ
詩人:結愛 | [投票][編集] |
私をここまで育ててくれたお母さん
彼女に関しては死んでなんかいない
お母さんでお姉ちゃんで
子供の頃のピアノの先生で...
「私、失敗しないので」
どんなときも完璧主義なお姉ちゃん
今はメスを握らせたら 世界一なんだ
お姉ちゃんみたいなピアノの先生と
1度だけ一緒にご飯を食べに行ったの
忘れてないよ
有難う、カッコ良くて憧れの大好きなお姉ちゃん
私にとって本当にお母さんでした
姉妹のような親子
今でも大好きだよ、お姉ちゃん