詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
ありがとうございます
いつも
本当に感謝していて
伝えたい言葉に何の価値があるのか
わからないくらいに
詩ね
お前の血の匂いがぶち巻かれ
犬なんて鎖で繋がれて
かわいそう
パトラッシュ
僕は眠いんだ
ルーベンスみたいな
キリスト教徒みたいには
慣れそうにもない
乾いた絵の具
ひつ濃くて
無慈悲な私
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
あらかぶは釣れますか
この海は豊かですか
この海がいつまでもまほらなように
祈ります
・
舟霊はおりますか
この海は平らですか
この海がいつまでもやすらなように
祈ります
──────
──────
●あらかぶ……カサゴという魚の方言名
●まほら……真秀と書く。
●やすら……憩らと書く(造語)
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
君を奪った
それらを許さない
君を放った
それらを許さない
君がいなきゃいけない
私も同じ
それらを許せない
私も同じに
恋や愛が世界のすべて?
君そのものが世界足り得る
引き金を引いて
これはこいのしに
そして私は
きみがすきになれなかった
独りに
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
たましいをはきだす
ことあるごとに
死んでしまえと
よく言うお前
ほんとかわいい
でも僕はいないよ
「死んじゃった君へ」
そんな君へ
喜びは等しく分けられてはいない
悲しみはよくうつるけれど
嬉しいのは伝わらない
それが生きて
私を貫いてる
魂はどこへやった?
意思は那由多に
君はどうだった?
嬉しい?
詩人:理恵 | [投票][編集] |
冷たい風が凛と吹き、
木の葉が空を旅してる
ひらりひらりと上下(うえした)へ、
くるりくるりと右左
冷たい風が凛と吹き、
木の葉が空を旅してる
かの町のカフェの前、
山羊の歌に耳をすませ
お日さまが笑う知らぬ道
くるりくるりと
ひらりひらりと
ちゅうぶらりんの空の旅
冷たい風が凛と吹き、
木の葉が空を旅してる
波がぬうっとふくらんだ、
港町では大漁だ
冷たい風が凛と吹き、
木の葉が空を旅してる
かの本屋に佇んでいる、
あの閑けさに耳をすませ
月が波に揺られる頃
ひらりひらりと
くるりくるりと
舟の旅をはじめます
次はなにに導かれ
だれのうたを聞きましょう
2018.10.20
詩人:のん | [投票][編集] |
ねぇ、もしも生まれ変わったら今度はそばにいられるかな?
そんな答えどこにもないんだけどさ
ねぇ?すれ違いはいつからか遠くなる合図?
どこからか溢れてきた涙も枯れたから
ねぇ、あの日見た景色はいつもとどこが違うんだろ?
今はそんなことすらわからないくらい灰色だよ
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
君は不思議だ
角のつぶれた商品を見て
誰かが買わなくて良かったと
迷いもなくかごに入れる
君は不思議だ
流れ星はどこかに落ちるから
自分ではなく落ちるどこかにと
誰かのことを想って祈るのだ
君は不思議だ
相合傘で帰った後
濡れなかった?と聞く君の肩は
片側だけがいつも濡れている
誰かのことを一番に考える君は
不思議で少し心配だったから
君自身は何番目か?
と、いじわる聞くとまっすぐに
「あなたが一番」
と、答えにならない答えを言う
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
ミッ○ーマ○ス ハリー○ッター
ダース○イダー ジョ○ズ
ア○ソニー・ホ○キンス
ロビン○・○ィリアムス
マイケ○・ジャクソ○
○ローキティ けろけろけろっ○
バッドばつ○ シナモ○ール
○岡弘、藤○弘、藤岡弘○
とろサーモンで巻いた雲丹の軍艦
宮崎牛A5ランクロースの串揚げ
夕張メロンのドライフルーツ
関門海峡のトラフグアヒージョ
whispering fantasy of dark uncle WWW
詩人:レスター | [投票][編集] |
孤独なひとは
どこか遠くからやってきて
ひとりたたずみ
やがて去ってゆく
詩は
陽の光のように
誰にともなく投げかけられ
私も受け取っていいならと
手のひらで受けとめた
手ばなしたくはないけれど
それは留まることはなく
ただ
思い出に
涙こぼれて
総ては失われるのに
それでもなお心を薄く染めてゆく
繰り返したなら
いつか色は濃さをまし
願っても望んでも
知らずにいた頃には戻れないのに
それを抱えて
ひとりたたずみ
それを抱えて
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
暑かった頃
優雅な星星の瞬きに
覚まされながら
股間の疼きに
どうにもさいなまれ
ラッカー塗装の香りとプラモデル
走り書きさ
そんなあざとらしさ
痛みの位置がどこであろうと
言い訳の許されない
恥ずかしさ
まわるい地球
まわるい私
この
せちがらさ
どこか
謝ってすむ事なら
どんなにか
幸せだろう
記憶の宇宙を駆け巡る
わざとらしい