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[196193] 投身大の午前8時
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

自殺は
スマホを力一杯
投げたくなる衝動に似ている
大事なもののはずなのに
片手で扱って
画面バキバキでも気にしない
繋がり全部消したいなあって
深く考えるのが嫌になって
飛び込んだ
あくまで前向きに
生きてりゃ
後ろばかり気にしてるんだ
誰も見ていないよ
死体になるまで
ぱしゃぱしゃぱしゃり
被写体にもなれない
バカなことをした人が
SNSに投下され
拡散していく様を
ひび割れた画面越しに見る
スマホもこの身も今は無事
ただ
一つ前に見た記事が
ろくに思い出せないくらい
何にも興味が持てないんじゃ
長くは持たないよな
人生を精一杯生きたくなる衝動に
喩えられるものにすら
出会えていませんが
三番線
今日も来るのを待っている

2019/11/15 00:47



[196184] 言えない
詩人:のん [投票][編集]

ねぇ、どうして2人は出会ったの?

傷つき、傷つけ合うためだったの?

貴方をたくさん傷つけてしまった私。

全て捨てても貴方のためでいたかった。

なんてね、そんなの今更戯言でしかないよね。

キラキラしてた毎日。

どうしてすれ違ってしまったの?

もう戻れないよ。

そう涙流した私はもっと自暴自棄になっていった。

サヨナラするのが怖かったのかな?

それとも本当に愛してくれてたのかな?

もうこの答えは聞けないけれど。

今までありがとう。

この1年間たくさんのことがありました。

貴方に会えたことたくさん後悔したけどやっぱり好きだったよ。

2019/11/11 02:18



[196173] 繋いで欲しかった
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

貴方に会いたくて
会えなくて
貴方に触れたくて
触れられなくて

貴方と話したくて
話せなくて
貴方に抱きしめられたくて
抱きしめて貰えなくて

信じたくても
気持ちが見えなくて
ただ不安で

信じたくても
言葉も声も感じられなくて
ただ不安で

気持ちが保てなくて
私は貴方じゃない人と
過ごした

傷しか残らない事
分かっていたのに

温もりがないと
私は凍えて
いつまでも凍えて

温もりがないと
私は震えて
いつまでも震えて

ただ一瞬でも
ただ一言でも
貴方の言葉で
繋いで欲しかった

一人ぼっちの心
不安で細く切れそうな
心の糸
貴方の心の糸で

繋いで欲しかった

By 音無詞 詩
2019年11月作

2019/11/09 11:45



[196161] 残酷物語
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

爆竹で
遊べたころ
俺はしこたま
蟻塚に爆竹を押し込み
吹っ飛ばした

夕飯の匂いが、どこの家からもして
蟻になんの恨みもないのに
やり抜た満足感が夕飯と火薬やら
蟻達の死骸とばらけ
足元にさらけだされていた

もう暗くなりかけの
夕闇を背に 
我が家の扉を開くと
もう今は無き母が台所で何かしらしていて

記憶と言うものは
なんとせつないものかと
つくづく思う


2019/11/04 23:51



[196149] ミラーパーク
詩人:EASY [投票][編集]

雲をつかむことは
出来そうもないだろ?

でも

雲をつかみたいと
思うことはありそうだろ?


だったらもう
つかんだも同然だ


その違いを
説明するほど

僕たちは暇じゃない

2019/11/03 19:48

[196132] かくして
詩人:雨音ポツポツ [投票][編集]

やはり描きたいのだ、書きたいのだ。
腹が膨れなくとも
役に立たなくとも
いい歳をしてと言われたとしても
如実に自分の至らなさ恥じる部分を浮き彫りにし
思い知る事になっても
それでもかきたいのだ、かくしか出来ないのだ

2019/10/31 02:26



[196131] 規格外
詩人:雨音ポツポツ [投票][編集]

既存の型に当てはめて 体をなんとか捩じ込ませ
いびつな体になろうとも 結果よければ万々歳

どうにも型から食み出ては 何とか蠢き収めるが
「普通」の流れに渦巻かれ あちらこちらで身が削げる

それでも自分が至らぬと 反対側を引っ込める
すると別からぽんと出て 体と心を磨り減らす

なんてこった不良品 なんて劣等恥を知れ
そうして駄目になったから 型に嵌めるをあきらめた

2019/10/31 02:05



[196126] スペーサー
詩人:EASY [投票][編集]

そうじゃない
全然違う

根本的に違う

もっとずっとスムーズに
もっとシンプルに

ただそのままでいいんだ


誰も言わなかった秘密を
暴露するよ

本当にそのままでいいんだ
幸せになる必要もない


全てはうまく行っている
しかもこれは
僕が断言できる唯一の

証拠ありの確証だ


僕はそれを言う為に
言葉で伝えることが最もありふれた

この地球に
生まれて来たんだ

2019/10/28 22:36



[196120] 淡いオレンジ
詩人:里雨夜 [投票][編集]


少し冷えた風が運んでくる

この甘い花の香りを

君は憶えていてくれるだろうか


秋の訪れを告げる

この甘い花の香りを

君は忘れてしまうだろうか


でも大丈夫

これから幾度も花は香り

これから幾度も秋は訪れるのだから



少しずつ憶えていこう

小さな手で触れた世界の片鱗に

確かな思い出を刻んでいけるように

2019/10/27 02:20



[196117] 記憶
詩人:アルバトロス [投票][編集]

君の声を
僕はもう覚えていない
君の匂いも
僕はもう思い出せない
確かにいたのに
君は確かにそこにいたのに

2019/10/25 03:43
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