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[195773] 奥の瞳
詩人:EASY [投票][編集]

やめろって
知らない誰かが言っている


苦しみを
その儚さを

その冷たさや
その温かさ

言えなかったことや
想ったことや

その香りの余韻の意味たちを


佇まれなかった少女のことを
赤に染まった血の意味を

色に染まった許されたちを


それを知ろうとするなって
そのまま流れてしまえって

知らない何かが言っているんだ


その為に

ここにこうして生きているって


想い出せない記憶の中で

2019/06/27 22:33



[195772] 
詩人:ℒisa [投票][編集]

あの1日のおかげで
いつかの一瞬のために
人生に7回でも訪れるか
分からない幸福のために
毎日生きている
ただじっと土の中で
光り照らす日を夢見て

2019/06/27 17:59



[195761] 最初はグー
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

最近
空を見上げたっけ
おととい
月を見たっけ
サングラスをかけて太陽を
それ小学校の授業でやったっけ
影踏み
ケイドロ
氷鬼
ハンカチ落としに
フルーツバスケット
ごっこ遊びが
仕事に代わり
責任も随分重くなった
全然うまくない
うまくいかない夕暮れに
伸びる影消えた
今夜は空が月を喰らう
うしろの正面寝転んだ
最初はグー
からのデンプシー
打てたらいいな
人間て怖いな
手のひら返して
また明日

2019/06/23 08:05



[195760] 水たまり
詩人:EASY [投票][編集]

僕たちは廻る
いやが方でもそのように

廻りかたを知らない
廻り達はないんだ


雨が降ったら水たちが
不幸が降ったら幸せが

少し窪んだ曲線に
そんな風に溜まるんだ


それはそういうものだから


2019/06/22 22:39



[195759] 穿つ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

ひとしずく
もう
ひとしずく

だけども
もう
ひとしずく

2019/06/22 19:53

[195757] 遠く 遠くから
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

君の心満たすのは誰?
僕は君を見て
君を想い
想いを募らすけど

君の心には
既に誰かが居て
僕が入り込む
隙間ですら
見つからない

だけど諦められない
君を想う気持ち

女々しいかも
知れないけど

僕はこの星の様に
君をいつも照らし
いつも輝かせ
君を守っている

遠く 遠くから

君をいつも
想ってる

例え星が見えない
夜であっても

遠く 遠くから

僕はいつも
想ってる

By 音無詞 詩
2019年6月作

2019/06/22 15:40



[195756] スーパーエイジ
詩人:EASY [投票][編集]

他者に要求することはできない
自分に要求することもできない
要求を持つことはできる

これは深いポジティブだ

2019/06/21 23:07



[195755] 再々発
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

患者:先生…もう三度目なんです…
治す方法は無いんでしょうか?

医者:うむ…三度目じゃな…もう 打つ手もないのう…

患者:先生!…俺 ダメなんですか?

医者:…すまん…

患者:先生 今日、なんの日だか知ってますか?

…記念日なんですよ 一回目の離婚記念日…
二度目は9月なんです
これ以上記念日増やしたくないんです!
で、今日なら一回目とダブるんで増えないでしょう…
離婚歴はごまかせませんが…

医者:君…君は治らんよ
そして二度とうちに来るな!

患者:せ せんすぅぇ〜い〜〜〜……

2019/06/21 18:51



[195753] 呟きの果て
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

無造作に垂れ流される情報に脳がやられる
安易に解き放った言葉は宙を舞って忘却される
悪意のない毒が私を蝕む
右手が腐り落ちてシミになる
指先がシナプスを止め
灼ける陽に脊髄が呻き
また一つ 泥土に沈んだ



その 果て

2019/06/21 00:28



[195748] 街角に佇むように
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

繊細な花がそこにある
緻密な歌が流れる街
其処此処にあふれる光は
僅かに影を残して 多くを照らす

例えばあなたが悲嘆にくれる時
その影はそっと寄り添うでしょう
例えばあなたが憤りに埋もれそうになった時に
踏み締めた足の下に生まれた小さな影法師のように

そして
笑い 泣き 怒り
そうして楽しむあなたの生が
僅かに影を残して また誰かを照らす

咲く 繊細な花
輝く それは  あなた

2020/03/05 22:09
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