詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
昇る煙がワンルームの部屋を流れて換気口から逃げていく
生まれる煙と 出ていく煙と
その違いはどこにある
書き出す文字と 読み込む文字と
その違いは
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
便秘気味
トイレットペーパーが
痛い
まだ終われない
このままではいたたまれない
なにもかもいやだ
花壇のカタツムリを一つ残らず
殺してしまう
いや、犯罪者なんかには
なりたい話しではないから
安心して欲しい
夢がある
仕事を
極めたいのだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
とても小さい
その、まっさら手で
一体何を
握りしめているの?
わからないこと
ばかりだ
その儚くて
溢れてしまいそうなものに
僕はたぶん、それをした
それくらいのことしか
わからないけど
それくらいのことで
きっといいんだ
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
ただ貴女が好きだった
ただそれだけだった
気持ちを形にしなかったことを責められるなら
形のないものを見ようとしなかったその目も責めさせてほしい
待ちきれなかった貴女を責める事が出来るなら
迎えに行かなかった僕も責められるべきなのだろう
ただ貴女が好きだった
ただそれだけだった
そこに罪がある事を知るには
僕は『人』を知らなさ過ぎた
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
歩き出す早春に光を見る
希望と共に抱いたのは果てのない夢だった
落とし込んだ影がついて来るものだとは露程も思っていなかった
漫然と歩く足跡に咲く花は無い
種を蒔き忘れたと気付いた時には最果てが目に見えていた
どこまで行っても道は続く
限りある資源を踏みつぶして舗装した道は無限で
限りなく流れる時間は寿命に押し負ける
歩き出す早春に夢を見る
夢はただの夢だった
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
救いのない作品が
世の中に認められているのを
見た時
救われた気がした
月も照明も
どこまででもを照らさない
明るい言の葉と音の裏側
薄暗がりから暗黒へ
まだ見ぬ深海生物に
多様性という名の
スポットライトが当たる
可哀想や面白がる視線を浴びても
素知らぬ顔で
今を生きる
たまたま救われなかった
出会えた偶然に
何を重ねても
黒一色
あなたの現実は変わらない
と言っても
覗き込むのをやめないの
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
泥のように眠りたい
凝り固まったアタマを
揉みほぐし
寝付きやすいカラダに
そう望み悩むだけ
過ぎていく時間
出勤するまであと少し
睡眠リズムを改善したい
音程をうまく取れないので
睡眠もうまく取れないのか
などと
くだらない思考が
寝る間も惜しんで邪魔してくる
起きている時間の割に
進捗しない人生
これだけの負債を抱えて
足取りが重くなるのもわかるけれど
ここは嵐の中
明日が来るまでに眠る勇気がほしい
弱る灯火が消える前に
詩人:まろふに | [投票][編集] |
最後の言葉は「それじゃあ」だった
君は静かに車のドアを閉めていく
遠ざかる君の背中 もう僕のものじゃないと知ってても それでも
口には出せない悲しみがある 伝えきれない想いもある
「幸せに」なんて簡単には言えないよ
最後の夜は短く長くて
互いに語る言葉探しあぐねていた
涙見せぬ君の黒髪 夜明けに差し込んだひかりに濡れてた
黙って車降りて行くのを 待ってるだけの僕のずるさを
許してくれたのは最後の君の優しさ
ドアのロックを外す音が聞こえた
詩人:EASY | [投票][編集] |
素直になれるんなら
苦しんだっていいじゃないか
僕たちはそのことにさえ
気づけない
それがその
意味だから
分かっていたら
そうしてなんかいないんだ
詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
また人を好きになれるなんてね
思ってもみなかったけれど
ふとした事で巡り会って
二人惹かれあって恋に堕ちている
君への気持ちは隠さないけれど
重くならないように
離れないように
でも大好きな気持ちは強くなってしまう
これ以上は求めてはいけないから
愛してしまうのは怖いの
あの時流した涙君は気づいたかな
胸が少し苦しい
でもそんな事は言わないよ
こんな気持ちを綴ると
また重くなってしまうかな
でもね好きなんだよ大好きなんだよ
さっきまで会っていたのに
またすぐ会いたくなってしまう病だね
ありがとう出会ってくれて
ありがとう好きになってくれて
まだ始まったばかりだけど
同じ月日を重ねて生きていたい
胸がとても苦しい
でもそんな事は言わないよ
君は幸せも胸の痛みもくれる人
想いはまだ止まりそうにないです