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[195694] レストルームミュージック
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

その光
喉から手が出るほど欲しいのに
実際は喉の奥へと手を
指先を突っ込んで
吐き出している
その光景も戻したそれも
誰に見せても喜ばれない
大して痩せもしないしね
シンプルにきらめきを手にしたい
嘔吐いて出して水に流して
すっきりするのはほんのひととき
他に人がいなくて良かった


reiwa2019

2019/06/02 07:00



[195693] 朝は来る
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

16グラムの
カラダに悪い優しさを
絶え間なく摂取していたい
土の中の暗さに甘えて
翅を伸ばさず腐らせる
そんな生き方
別にそこまで責めなくたって
ねえ?

いつか養分になる
明日を夢見て翌日も
ベッドから起き上がる
からからに乾いた喉へ
甘い甘い糖蜜を流し込む作業
望んでいないし
望まれてもいない
胃もたれして吐きそうなのに
やめられない
悪影響ほど心地良い

早く寝ないと朝がやってくる

早く寝ないと
早く寝ないと
早く寝ないと
外はもう明るい

また失敗した
早く用意しないと



reiwa2019

2019/06/02 02:05



[195687] 死観
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

空腹の合図みたいな
インスピレーションに従って
貪り食うように描く本文
書き終えてタイトルをつけて
箸の代わりにペンを置き
訪問者を待つ

扉の先に救いを求めている
わけじゃない
その先に
死体が転がっていても
テイクフリーの聖書があっても
この先終わる人生の続きがわかる
わけでもないし

ネタバレされない未来
広告をスキップするように
何もしなかった今日を飛ばせたら
余計なことを考えて
煩悶せずに済むのにな
実行できたら
あっという間に老後だったり
その前に
死体が腐っているかもな

流れる走馬灯
エンドロールの途中で
席を立つ人々
声を掛けることも出来やしない
閉まる扉の内側で
それでも懊悩するのかな
やだな


reiwa2019

2019/06/01 23:47



[195685] 追想 #1
詩人:清彦 [投票][編集]

昔の唄を聴き返す

若くて

あどけなくて

賢くなれない

哀しい唄ばっかだね



すべて

君へ届けるために創った

大事な唄さ

2019/05/30 07:12



[195683] crawl
詩人:あいる [投票][編集]


大成することが
大人や成人なら
抗うのは言い逃れできない
人の間だけでいい


かなしみをせおって
どこまでおよぐ?


光はお腹をすかして
たいらげれば涼しい夕べ

温度差にまぶた綴じれば
栞のように
胸にしまいきれない気持ち


決壊した眩しさ
でも、そのかなしみを手離すと
息継ぎを忘れてしまうよ


波の満ち引きは
ボクらによく似てる


幼さは幻
そう言えたなら
逆らうのは運命だけで
いいのかもしれない


reiwa2019

2019/05/28 23:01

[195671] 香箱
詩人:EASY [投票][編集]

幸せの為の手段は
選ばない?

そうじゃない


選ばなければならない
だけなんだ



花たちは、その香りを
そっと風に乗せる


儚さに乗った

僕と君の香りのように













2019/05/24 23:22



[195664] 韻言
詩人:EASY [投票][編集]

良くも悪くも僕たちは
明日を夢見て生きている


僕と君はまっさらな
可愛いいらしいお皿の上に

そっと置かれたスイーツみたく
今日という日は甘いんだ


いわゆる昭和のデパートの
屋上とかにあるような

ノスがタルしてジックする
アーティスティックな境遇だ


想い出っていうやつは

悪く言うなら単なる記憶
良く言うならノスタルジック


良くも悪くも言わないならば
生きてるオートマチックなキック



2019/05/22 20:21



[195659] 下痢
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

変わったねというきみを見て
変わってないと思ったぼくだけど
変わったのはきみで
ぼくは

いまの自分が
あの頃を追体験しても
どうして
それを面白おかしく感じたか
わからないと思う
「つまらない」と心底
冷えた感情にお腹を下して
我に返る
変わらないものはないと
俯瞰でしか思い出に浸れないんだ

被害者も加害者も馬鹿に見えた
普通そうはならないでしょ
実在する事件をバカにする
どこにでもある普通のものさし
どこにでもある普通の話
なんてことない
第三者も馬鹿なんだ

ほらね
あんまり変わりないよな
飽き飽きする日常
今もお腹が痛くって


reiwa2019

2019/05/21 00:21



[195658] うぉれのキモヲタ道
詩人:あいく [投票][編集]

 【DEAD】OR【ALIVE】で
 マリーローズちゃんを【愛】でまくって
 いつの間にかランクがA+(エープラス)
 でもどんなにLoveをプラスしたところで
 ゲームのキャラとは【セックス】できないやん
 一念発起【ダイエット】でもしてさ
 TVモニターにダイブでもしてみれば
 現実世界をスルっとすり抜けて
 ラノベよろしく異世界入りしちゃって
 気づけば沢山の美少女にとり囲まれてる
 オレ無能だけどなぜかハーレム展開とか
 そんな新しい人生が【始まり】はしないかと
 ちょっぴり期待してみるわけなんだけど
 でもそんなドキドキする気持ちも
 すぐにさめちゃって【終わり】をむかえる
 毎日こんな事思ってるのが【日常】の
 ダメ【人間】なんてホントどうしようもない
 無駄にごはん食べては【うんこ】もりもりと
 生産するしか能がないのぢゃないかと思う
 才能とかあるかどうかも分からないけれども
 もしあるとするなら自分の才能を【殺すと言う事】は
 こんなことをずっと思い続けることなんだろう
 とりまどーなるかなんて知る由もない【未来】よりも
 今日もマリーちゃんのパンチラ見るほうが大事です
 それが拙者のキモヲタ道。。。
  




reiwa2019

2019/05/20 21:22



[195650] 死角
詩人:EASY [投票][編集]

社会は効率を
政治は正義を
ITはスマートなスーツを

時々見かける雑誌に載せる


何処よりも安いことを売りに
何処よりも早いことを掲げ
何よりも幸せになれるって

人工知能が会話する


青い鳥は焼き鳥には
合わないような気がする

未来のホームレスが
そんなことを

言っていた夢をみた



世界は
はっきりとした幻影の中に

居心地の良さと悪さを
平等に差し出し


僕が言葉にするその意味を
最も理解しがたいものに

させようとさせていて


何処にも存在したことのない
陰謀のように

神々の遊びのように

無慈悲で無邪気な
こどものように

包まれの中に存在する柔らかさの
たったひとつの規則のように


苦しみを奏でてる








2019/05/18 07:59
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